自転車のリング錠

鍵はあるのにリング錠が開かなくなることがあります!

自転車屋さんに持って行くにも重い自転車を引きずっていくのはとても大変です。

実は鍵が引っ掛かっているだけのことがあるんです。

本日は馬蹄錠(サークル錠)が開かなくなった時の解錠のコツについてお話ししますね。

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自転車リング錠が開かない症状はこれ!

昨日テレビを見ながらウトウトしていると妻から電話が掛かってきました!

「あなた!自転車の鍵が開かなくなったの!すぐに来て!あの症状よ!」

「あの症状」とは以前叔母の自転車で同じような症状が起こり、呼び出された時の事です。

その時は実は修理出来なくて諦めて壊そうとしたんです。

そしたら「カチャッ!」と鍵が勝手に開きました。

その話を妻に話していたので「あの症状よ!」と言ったんです。

その時の詳細はこちらの記事をご覧になってください。

自転車の鍵が開かない動かない時の対処法はこれ!壊す前に!

あの時は鍵を壊そうとしたら勝手に開いてしまったんです。

これでは修理したとは言えませんねえ~!

だって同じ症状が起きたときに解錠出来るとは限らないからです。

なので昨日は修理出来る確信はなかったんですが、妻が困っていたので取りあえず現場に駆けつけました。

私が乗っていた自転車を妻に渡して買い物を続けてもらい、私は修理に専念しました。

心に余裕がないと上手く行きませんからね~!

「さて、どうしたもんじゃろのう~?」

私は腰を据えて自転車に向き合いました。

【 症状の分析 】

詳しい症状は次の通りです。

これが妻の自転車の後輪に設置しているリング状の鍵です!

自転車のリング錠がずれている

馬蹄錠と言います。

自転車を置いて買い物に行くとき、すなわち鍵を掛けるときに、レバーを押し込みます。

すると金属の棒が出て来て反対側の穴に収まります。

ところが、この金属の棒が反対側の穴に収まらずに下の方にずれてしまっていますね。

この状態で鍵を抜くと次に解錠しようとしたときに鍵が開きません。

鍵を差すことは出来るのですが、押しても引いても金属の棒が引っ込まないんです。

また差した鍵が抜けなくなることもあります。

【 修理方針 】

前回叔母の自転車の時は、上手くいかなくて破壊することになりました。

でも力を加えていたら突然「ガチャッ!」と開いたんです。

なので今回もどこかが引っ掛かっているのではないかと予想しました。

どこがどんな風に引っ掛かっているのかが分かればいいんですけどね。

取り合えず叔母の自転車のようにリング錠の部分に衝撃を与えてみました。

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自転車のリング錠がずれた時の開け方はこれ!

動く金属の棒の部分にドライバーを当ててハンマーで叩いてみましたが効果がありません。

金属の棒を押しても引いてもダメです。

と、その時ひらめいいたんです!!!

「金属の棒がねじれているんだから、ねじれを取ってやれば開くんじゃなかろうか~?」

道具箱の中に大きなモンキーレンチが入っていました。

これを使って歪んでいる部分を伸ばしてやれば引っ掛かりが外れるのではないかと考えました。

で、やってみました!

【 修理成功! 】

「カチャッ!」

やったー!

開きましたー!

予想通りでした。

【 原因の確定 】

これで原因がハッキリしました。

金属の棒が歪んで出ているためにリング錠の外枠に引っ掛かっているのが原因です。

そしてその歪みを取れば棒が引っ込むと言うわけです。

【 応急処置の方法 】

そこで応急処置の方法をまとめておきます。

モンキーレンチで馬蹄錠を挟みます。

モンキーの握り部分を上の方に力を加える(力点)と先端を支点にして作用点の部分が上方向に曲がり、結果的にリング錠の外枠と金属棒が一直線になります。

自転車リング錠をモンキーレンチで曲げる

するとリング錠の外枠に引っ掛かっていたものが外れてレバーが動くようになります。

鍵が開きました。

自転車リング錠が開いた

金属の棒と馬蹄錠の外枠を一直線にした状態で鍵を動かしたり、レバーを引いたりするんですね。

図に描くとこんなイメージです。

自転車リング錠をモンキーで曲げたときの内部のイメージ図

私が使ったのは長さ40センチもある大きなモンキーレンチです。

長さ40cmのモンキーレンチ

小さなモンキーだとやりにくいと思います。

【 モンキーレンチがないときは? 】

モンキーレンチがないときはどうしたら良いのでしょうか?

私は長さ20センチのペンチで試して見ました。

ペンチは力が入りにくかったです。

鍵が邪魔になりました。

それでも力を入れたら「カチャッ!」と開きましたよ。

モンキーでもペンチでも大きな方がやりやすいということです。

後日(2019年9月21日に)動画にて撮影しましたので、合わせてご覧になってください。

自転車後輪の馬蹄錠リングがゆがんだら交換がおすすめ!

例の叔母の自転車ですが、あれから特に異常なく使っているそうです。

ただし、私が叔母にお願いしたのは鍵を掛けるときに金属の棒をしっかりと穴に収めることです。

あれから叔母は金属の棒が収まっているか慎重に掛けているとのことです。

なるほど、穴にキチンと収まっていさえすれば、そのまま使用しても問題ないんですね。

しかし穴にキチンと入らないこと自体が正常とは言えません。

もしも他の人に貸したら、その人がまた同じことをやってしまいます。

なので自転車の後輪の馬蹄錠がずれたりゆがんでしまった時には、パンク修理などのついでに交換した方が良いですよ~!

その方が変な気を使わずに安心ですから~!

まとめ

本日はママチャリ自転車の後輪リング錠が開かなくなった時の応急処置についてお話ししました。

鍵の開かない自転車の後輪を抱えて自転車屋さんまで移動するのは大変です。

ホームセンターには自転車部品が売っていますが、販売のみで修理はしないところも多いです。

そんな時に応急処置で鍵が開けられると本当に助かります。

鍵が開いてしまえばそのまま自転車に乗って自転車屋さんへ行けます。

リング錠を購入して自分で交換する事だって出来ます。

とにかく、出先での自転車のトラブルは大変です!

参考にしてくださいね。

あなたの自転車の鍵が開くことをお祈りしています。

その他、自転車に関する記事はこちらにまとめています。

自転車タイヤの修理を自分で!ブレーキのやり方とその他まとめ。

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