ミニオンのビーチボール

こんにちは。

みなさ~ん、夏ですね~!

先日小6の息子より「お父さん、このビーチボール、修理できない?」と聞かれました。

修理マスターを自任している私としましては、これは何としても修理してあげたいアイテムの一つです。

「まかしとき!」と二つ返事でOKして、さっそく行動開始!

本日は、ビーチボールや浮き輪の修理方法についてお話しします。

あなたの参考になれば幸いです。

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ビーチボールや浮き輪の修理方法はこれ!

息子から依頼されたビーチボールはこれです。

空気の抜けたミニオンビーチボール

依頼された時の状況は、ほとんどペシャンコでした。

空気を入れても1日でほとんど抜けてしまうとのこと。

「これはピンホールやな!」

自転車修理の知識があるので、すぐに予想が出来ました。

ピンホールとは、針穴くらいの小さな穴が開いてしまい、少しずつ空気が抜けてしまう現象です。

だから空気を入れたときは一応入るけれども、時間の経過と共に空気が抜けていきます。

穴の大きさによって、半日で空気の抜けるものや、3日くらいかかるものまで様々です。

私は息子に聞きました。

私:「どこかに穴が開いているはずだけど、どこか分かるか?」

息子:「うん、お風呂に沈めて調べてみる!」

おおっ!息子は自転車のパンク修理を見ているので、それをビーチボールにも応用出来ると考えたようですね。

なかなか出来るな、コイツ!

息子「分かったよ!ここだよ!」

ミニオンビーチボールのピンホール

肉眼では分からないですね~。

継ぎ目の部分の赤いところです。

黄色の矢印の先に「への字」を逆さにしたようなところがありますが、このあたりです。

私は老眼鏡をかけて、さらに虫眼鏡を使っても穴が見えませんでした。

でも空気を入れて耳元に近づけると空気の噴出してくるのが肌の感覚でわかるんです。

これぞまさにピンホールパンクの特徴です。

自転車ならば、ゴムのりを塗ってパッチを貼り付けて完了なので、ビーチボールも同じように、素材に合った接着剤を付けて上から同じような素材で覆(おおえ)えば修理出来るはずです。

そこでホームセンターに行って、専用の接着剤を購入しました。

そして補修箇所を覆う同じような素材を探したんですが、なかなか見つかりません。

そこでひらめきました。

これです。

ミニオンビーチボール絶縁テープが使えないか?

そう、絶縁テープです。

これを接着面同士二つに折って貼り付けて・・・と考えていると、またまた別の考えがひらめきました。

「そうだ、接着剤を塗るだけで大丈夫なんじゃないか!」

こんな小さい穴なら接着剤そのものが補修シートの代わりを果たしてくれるのではないかと考えたんです。

さっそく実行です。

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ビーチボールの継ぎ目に穴が開いたので自分で補修してみた!

ビーチボールの修理の手順は下記の通りです。

1、空気を8割入れる

2、穴の場所を特定する

3、接着剤を塗る

4、乾かす

5、空気を入れてみる

【 1、空気を8割入れる 】

ビーチボールに8割程度の空気を入れます。

その方がぺしゃんこのままよりも作業がしやすいと思ったからです。

このあたりは適当にしてください。

【 2、穴の場所を特定する 】

穴の場所は息子が特定して目印に白いテープを貼り付けてくれたのでそれをそのまま使いました。

ピンホールは穴の位置が目視では分からないので、水に沈めて調べます。

穴が開いていたら空気の泡が出てくるので分かります。

ただし、自転車のタイヤを水に沈めるのとは訳が違いますから、気をつけてくださいね。

海でビーチボールにしがみつくと沈んでしまうのに、お風呂場で沈めようとするとなかなか沈まないんです。

お風呂に入るつもりで着替えを準備してからでないと、全身ずぶ濡れになる恐れがあります。

ウチの息子がそうでしたから!

【 3、接着剤を塗る 】

接着剤は適量塗ってください。

穴を覆うようにしたかったので、薄くは伸ばさずに大きな水玉を乗っけたようにしました。

ミニオンビーチボール接着剤を乗せる

【 4、乾かす 】

乾燥させます。

と言ってもドライヤーを当てたりする必要はありません。

なぜならば、この接着剤は空気中の湿気と反応して固まる性質のものだからです。

決して乾燥して固まっているわけではないんです。

なんか不思議ですよね!

1~2時間で動かなくなり、約24~48時間で実用強度に達する(23℃ 湿度50%)と記載がありますので、丸1日放置します。

ウチは2日48時間放置しました。

【 5、空気を入れてみる 】

2日後、無事固まりました。

ミニオンビーチボール接着剤が乾燥した

触った感じは、何かビーチボールの素材の一部を触っているかのようです。

少し厚みが大きすぎたような気もしますが、これで様子を見てみます。

空気を入れてみましたが、漏れません!

完成です!

ミニオンのビーチボール

ビーチボールや浮き輪を修理するならこの接着剤!

今回使用した接着剤についてもお話しします。

ホームセンターで下記の接着剤を購入しました。

有名な商品なんで大き目の文房具店やスーパーにも売っていますよ。

ミニオンビーチボールの修理に使用した接着剤

もともとこのシリーズの黒色を革靴のかかと補修で愛用していたので、同じシリーズの透明タイプを選んだんです。

このシリーズの接着剤はとても使いやすいです。

クツのかかとの修理はこちらの記事が参考になります。

アシックスのランウォークのかかとを自分で修理してみた!

ビーチボールの接着剤を選ぶ時のポイントは「塩化ビニル」を貼り付けられるかです。

ビーチボールはほとんどが塩化ビニールという素材で出来ています。

10年ほど前にプラモデル用の接着剤をつかって失敗した経験があります。

あれは固まった時に硬くなってしまうからダメなんですね。

この接着剤は「弾性接着剤」と言って仕上がりが柔らかいゴムのようなしなやかさがあるのが特徴です。

だからこそビーチボールのような柔らかい素材には、この接着剤でないとダメなんですね。

ミニオンビーチボール用接着剤の裏面

楽天でも売っていますよ。

まとめ

本日はビーチボールに穴が開いてしまったときの修理方法についてお話ししました。

ポイントは軟質塩ビシート(柔らかい塩化ビニールのシート)を貼り付けられるものを選ぶことです。

ピンホールと呼ばれる目に見えないくらいの小さな穴ならば接着剤を塗るだけでOKでしたね。

もちろんこの上から同じビーチボールのような素材のシートを貼り付ければもっと強くなりますよ。

穴の大きさに応じて臨機応変に対応してみてください。

私は家の針箱にあった「ナイロンの補修シート」を使ってボンドを覆(おお)う補強を施(ほどこ)してみましたよ。

その方法はこちらの記事をご覧になってください。

 → ビーチボールや浮き輪や家庭用プールのパンク修理方法はこれ!

あっ、そうそう、1週間くらいかけて徐々に空気が抜けるのはパンクではありませんからね。

縁日で買ったヨーヨー(風船に水をいれてボムひもで結びパンパンして遊ぶヤツ)がだんだんしぼんでいくのと同じです。

縁日のヨーヨーの画像はこちらです。 ⇒ 縁日のヨーヨー画像

自転車もそうなんですが、風船やビーチボールの空気は自然に抜けていくものであり、それを防ぐような技術はまだないんですよ。

もしも空気が自然に抜けることのないゴムを発明したらノーベル賞取れますよ、ホントに!

ところでアイロンで浮き輪の穴を補修できるって聞いた事ありませんか?

先日このビーチボールの別のところに穴が開いたので、アイロンで修理してみました。

アイロンでやるやり方のメリットは時間がかからないことです。

ボンドを乾かす時間が要らないからです。

『これから海に出発する!』って方はアイロンの方が早いかも知れません。

でも慌てちゃいけませんよ!

こちらの記事を参考にしてください。

浮き輪修理はアイロンで可能?プールの補修で継ぎ目はこうする!

その他、海やプールで必要な情報はこちらにまとめています。

海やプールの準備はこれで万全!

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