自転車リング錠開かない

昨日、近所に住む叔母(おば)の自転車の鍵が突然開かなくなりました。

そこで私が出張修理に出かけました。

カギはあるのに差してもウンともスンとも言わないんです。

ところが仕方なくカギを破壊しようとしたら突然「ガチャ!」と音がして開いたんです。

何かの参考にはなるのではないかと思い、その時の様子を詳しくお話ししますね。

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自転車の鍵が開かない状況はこれ!

叔母の自転車は普通のママチャリです。

電動ではありません。

変速機もありません。

昔ながらの普通の買い物用の自転車です。

鍵は馬蹄錠(ばていじょう)と呼ばれる馬の蹄(ひづめ)の形をした安物の鍵です。

この鍵が突然開かなくなってウチに電話が来たんです。

私は道具をいろいろ詰め込んで、徒歩2分のところに住んでいる叔母の家に向かいました。

【 鍵の特徴 】

鍵は一般的な丸い形をしたリング状の鍵です。

馬蹄錠(ばていじょう)と言います。

鍵をするときはツマミを指で押し込むとシリンダーと呼ばれる金属が出てきて、後輪が回らないようにします。

鍵を開ける時は、鍵を差して内側に押すと、シリンダーが引っ込む仕組みです。

これとは違ったタイプのリング鍵もあります。

下記はボタンを押して開けるタイプのリング錠です。

自転車のボタン式リング錠

鍵を持ち歩かなくて良いので便利なんですが、番号を忘れてしまうことがあります。

そんなときは、ある方法で番号を探すことが出来ます。

こちらの記事を参考にしてください。

自転車のリング錠ボタン式の番号を忘れたら?開け方は?変更可能?

【 症状 】

私が診察したところ次のような症状でした。

・鍵は抜いたり、差したり出来る

自転車リング錠鍵の抜き差しは出来る

・鍵を差して内側には動く

自転車リング錠鍵の抜き差しは出来る

・シリンダーが正しい位置に収まっていない

自転車リング錠シリンダーが正しい位置に収まっていない

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自転車の鍵が開かない動かない時の対処法はこれ!

上記の症状から判断して、次の診断結果と対処方針を立てました。

【 診断 】

シリンダーが正しい位置に納まっていないので、シリンダーに何らかの力が加わり、元に戻らないのだと思われる。

【 対処方法 】

馬蹄錠に何らかの力(衝撃やショック)を加えてシリンダーが戻るようにする。



私は次の三つの方法を試しました。

【 対処① 】

シリンダーが戻らないのは、シリンダーに何らかの力が掛かっています。

最初に疑ったのは、この部分です。

自転車リング錠無理な力がかかっているところ

正常に収まっていないので金属同士が擦(こす)れて、引っかかっているのではないかと考えました。

しかし、ここは異常がありませんでした。

【 対処② 】

内部のサビかも知れないと考えて、潤滑油スプレーを差しました。

自転車リング錠注油してみる

潤滑油は鍵穴と上の写真の溝にも差しました。

それでも改善しませんでした。

【 対処③ 】

衝撃を与えてみました。

自転車リング錠ハンマーで叩いてみる

シリンダーの溝にマイナスドライバーを当てて上からハンマーで叩きました。

シリンダーそのものも叩いてみました。

自転車リング錠シリンダーをハンマーで叩いてみた

それでも改善しません。

【 方針転換 】

私の力では修理出来ないと判断しました。

そうなると自転車屋さんに持ち込んで鍵の破壊と交換をしてもらわなければなりません。

ところが叔母に相談すると「あなたが鍵を壊してよ!」と言うではありませんか!

車は軽自動車しかないから運べないとのこと。

ところがあいにく私はチェーンカッターを持っていないので、シリンダーを切断することが出来ません。

仕方なく別の方法で鍵の破壊をすることにしました。

自転車屋で鍵を壊す前に!

「どうしたもんじゃろの~?」と悩んだ挙句、「鍵の差し込み口の辺りが一番弱そうだ!」と思い、ここにドライバーを差し込んでみることにしました。

自転車リング錠破壊出来そうなところ

【 鍵の破壊 】

鍵穴にマイナスドライバーを差し込んで破壊しようとしましたが、固いこと固いこと!

簡単には壊れそうにありません。

続いてシリンダーの溝の辺りにドライバーを差し込みました。

そしてグリグリ始めた途端に「ガチャ!」。

「あれ?開いちゃった!」

突然開いてしまいました。

自転車リング錠開いてしまった

しかも鍵の破壊を始めてすぐだったので、どこも傷んでいません。

「こりゃ、このまま使えるかも!」と思いました。

【 鍵の動作チェック 】

そこで、この鍵が再度同じような症状になるのかを調べる為に、鍵の締めたり開けたりを何度も繰り返しました。

でも同じ症状は起こりませんでした。

ただシリンダーが受け側の下に入り込もうする時が何度かありました。

【 叔母への説明 】

そこで叔母へ次のようなアドバイスをしました。

叔母ちゃん!直っちゃったよ!

なんで直ったのか正直分からないんだけど、何かが引っかかっていたのは確かなんだ!

この部分が下に入り込んでしまうことがあるから、鍵を締める時にはシリンダーが下に入り込まないように気をつけてね。

そして何か使いにくいなと感じたら自転車屋さんで新しいカギに交換するのが良いよ。

しばらくはこのまま使っても大丈夫だけどね。



【 原因の考察 】

直ってから原因をもう一度考えてみました。

内部が錆びていて、潤滑油を吹き付けてしばらく時間が経過してサビが取れたのかも知れません。

でも鍵の方は全然錆びていないので「内部錆び説」の可能性は低いと思います。

破壊しようとして溝の辺りをガチャガチャしている時に突然開いたので、やはり何かが引っかかっていたんだろうと思います。

シリンダーが受け側の下に潜(もぐ)り込んでいたことから、止まるべきところを越えてシリンダーが出過ぎていたのではないかと思います。

それで通常なら解除される内部機構が解除されずにシリンダーが戻らなくなってしまった。

そして破壊しようと衝撃を加えていたら、その衝撃で引っ掛かりが外れ、内部機構が解除されてシリンダーが元に戻った。

おそらくこんなストーリーだったのではないでしょうか!

【 教訓 】

ここから導き出される教訓は以下の通りです。

「鍵が開かない時は破壊覚悟で衝撃を与えてみるべし!」



まとめ

本日のポイントは突然開かなくなった自転車の鍵が衝撃を加えることによって開いたと言うことです。

皆さんの症状が同じとは限りませんが、似たような症状ならば上手く行くかも知れません。

破壊しかけましたが、直ってラッキーでした。

叔母はこの日歩いてパートに出かけたらしいんですが、こんな日は「自転車に乗るな!」と言うご先祖からのお告げだそうです。

自転車に乗って事故に遭うのを避けるために、ご先祖様が鍵を開かないようにするんだそうです。

なるほど!そういうこともあるのかも知れませんね。

あなたの参考になれば幸いです。

その他、自転車修理に関する記事はこちらに集めています。

自転車タイヤの修理を自分で!ブレーキのやり方とその他まとめ。

【 2018年12月31日追記 】

応急処置の方法が分かりました。

再現性のある方法です。

次の記事をご覧になってください。

自転車リング錠がずれたら回らない開かない!破壊の前に出来ることは?

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