扇風機を分解して掃除しました。
その時に首振りのつまみを取るのに苦労する方が多いと聞きました。
なので本日は首振り機のつまみの外し方についてお話しします。
扇風機を分解して内部も掃除したいと考えている方の参考になれば幸いです。
扇風機の首振りつまみの取り方はこれ!
これがウチの扇風機です。
これの羽根やカバーなどを分解して掃除した時に「そうだ、後ろの方も分解して掃除してみよう!」思い立ってさっそくやってみました。
ところがこの首振りボタンが抜けないことがあるんですよ。
ネジで留めてあるのかと見てみてもネジのようなものはありません。
押してもダメだし、引いても抜けません。
回したら何の抵抗もなくただクルクル回ってしまいます。
こんな時に「う~ん、どうしたもんじゃろの~!」とひとしきり悩んでいますよね。
実はこの首振りつまみの外し方は「強い力で引き抜く」だけなんです。
もしも手の力で抜けなかったら下の写真のようにペンチで軽く挟んで、テコの原理で持ち上げてみてください。
ペンチの頭でモーターのプラスチックカバーに傷が入るかも知れません。
そんな時は新聞紙などを間に挟んでくださいね。
「グニャ!」という手応えと共に首振りのつまみが持ち上がります。
そうすればもう大丈夫!
簡単に抜けました。
そうなんです。
何か難しい構造をしているのかと思いきや、ただはめてあるだけなんですよ~!
首振り機の構造を見てみましょう。
この白い棒を上げ下げして首振りをさせたり、首振りを停止させたりしているんです。
この黄色の矢印のところに窪(くぼ)みがありますね。
この部分につまみのヘソが引っかかってつまみを上げたり下げたり出来るようになっているんです。
だからこのつまみを抜き取るには「強い力で引き抜く」だけで取れるんです。
構造が分からないから怖いですが構造が分かってしまえば「エイヤッ!」と出来ますよね。
この扇風機はサンヨーの EF‐30SM3 という型番の扇風機です。
ウチには他にも扇風機が4台ありますが全て同じように首振りのつまみは上に引き抜くだけなんです。
だからあなたのお家の扇風機もこれと同じ構造である確率が高いです。
もし、首振りのつまみが取れなくて困っていたら、もっと強い力で引き抜いてみてくださいね。
「でも、このつまみが固いのは何故なの?」
おおっ!良い質問ですね~!
この首振りのつまみは押し込むと首振りが始まり、引くと首振りが停まる構造をしていますよね。
それが原因です。
つまり、「簡単に引っこ抜けないようにワザと固くしてある」んです。
そうじゃないと、首振りを止めようとして引いただけでつまみが取れてしまいますからね。
もう一つの理由はコスト削減です。
ここにネジで固定させるとすれば、軸にネジ切り加工をしてネジも準備しなければなりません。
そうすると本体価格が500円は跳ね上がります。
他にも構造が簡単だと壊れにくいというメリットもあります。
これらを総合して考えると、本体価格を安く抑えることが出来てしかも壊れにくい構造を追及した結果がこのつまみであると分かります。
だから「多少の引き抜き難さを犠牲にした」ってことなんです。
だって分解掃除までする人ってあまりいませんからね!
でもこの構造が分かってしまえば大丈夫!
「えいやっ!」と力をいれて引き抜いてくださいね。
扇風機の首振りつまみの固定方法はこれ!
逆にこのつまみをはめるときはどうしたら良いのでしょうか?
それは上から叩いて押し込むだけです。
引き抜くときは大変だったかもしれませんが、はめるときはずっと楽にはめることが出来るはずです。
上の写真はこぶしを握り締めて「ボコッ!」と叩いていますが、みなさんがイメージしやすいように演出しただけなので、あなたは普通に上から押し込むだけで大丈夫ですよ。
簡単にはまります。
扇風機を分解して掃除する方法はこれ!
そもそもこの首振りのつまみを取ろうと思ったのは扇風機の内部を掃除するためでした。
なので分解掃除の様子もお話ししますね。
首振りのつまみが取れたら、後ろカバーを分解します。
と言ってもネジを1本外すだけです。
ネジが外れたらあとは手で引き抜くだけです。
外れました。
すごいホコリです!
扇風機のモーターは結構熱も持つんです。
その熱を冷やすために扇風機の内部にも風の通り道を作っておいて空気の力でモーターを冷やしているんですね。
車やバイクのエンジンを冷やすのと同じ原理です。
なのでモーターの周囲のホコリをきれいに掃除してやると扇風機の寿命が大幅に伸びます。
掃除の方法は歯ブラシと掃除機を使ってホコリを丁寧に取り除くだけです。
掃除が終わったら裏ブタを取り付けてネジを締めるだけです。
長く使っているとモーターの周囲にこのように綿埃(わたぼこり)がビッシリと付いてしまいますから、年に1度はモーター回りも掃除してくださいね。
そうすれば扇風機も喜んで働いてくれますよ!
反対にツマミがユルユルになって困る事があります。
このツマミが緩すぎると首振りが止まらなくなるからです。
このような場合にはツマミを交換するか修理すれば大丈夫です。
こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
本日は扇風機の内部を掃除するために首振り機のつまみをどのようにして取り外せば良いかについてお話ししました。
あなたの参考になれば幸いです。
その他、扇風機に関する修理や分解、活用法についてはこちらにまとめています。
はじめまして、
フィリピン在住の高橋ひさしです。
扇風機のツマミの外し方、
大変参考になりました。
今まで外せずに悩んでましたが、
さっそくトライしてみます。
高橋さま、こんにちは。
製品によって、ネジで固定するものもあったように思いますが、首振りネジを上からのぞき込んでもネジの頭が見えなければ、ただはめてあるだけだと思います。
フィリピンは日本よりも暑さに厳しい日が多くて大変かと思いますが、お身体に気をつけて頑張ってくださいね。
このたびはコメントありがとうございます。
励みになります。
家の扇風機が回らなくなりました。
分解途中で上の「つまみ」がとれないで困っていましたが、この記事をみて分解ができました。
有難うございました。
内部はホコリだらけでした。
掃除をし、組み立てて完了しました。
現在は回っています、原因は不明です。
ターサンさん、こんにちは。
直って良かったです。
私も分解して組み立て直した時に、なぜか直っていることってあります。
ちょっとした引っ掛かりが外れたという事なのかも知れませんね。
コメントありがとうございます。
はじめまして。
昨年までは後ろから掃除機で吸い取りで掃除をしていましたが「完全に埃が取れている」いる訳ではなく。
購入から年数を経ている事もあり思い切って分解掃除をしたところツマミが取れず…
こちらを拝見し、あっけなく解決!助かりました。
外してみたところモーター周囲に今まで取り切れていなかった埃がまとわり付いていました。
今、試運転していますが、モーター部が熱を持ちにくいですね。(このまま使っていたら火災に繋がっていたかも…と思うとゾッとしますが)
何よりも風が心地よく感じられます。
本当にありがとうございました!
SNOWさん、こんにちは。
そうそう、自分で分解掃除をすると、とっても気持ちよく感じるんですよね!
その感覚分かります!
ホコリだけに『誇らしい!』です。
オヤジギャグ失礼しました。
こんにちは、つまみが取れなくて困っていたところこちらの記事を見つけました。
当方の機種はKYA-M3012というコメリで買った扇風機なのですが、記事のとおり思いっきりつまみを引っ張ったらとれました!おかげさまで中までホコリを取ることが出来てすっきりです。今年は電気代高騰のため少しでも節約になればと、換気扇やら扇風機やらのホコリ取りをしています。素晴らしい記事をありがとうございました。
みやさん、こんにちは。
試して下さってありがとうございます。
こんな簡単な構造なんて、拍子抜けしてしまいますよね!
我が家も電気代高騰の対策に扇風機をフル稼働しています。
家庭の状況も似ていますね!
今年も暑い夏を知恵で乗り越えましょうね!
コメントありがとうございます。
参考になりました。ありがとうございました。
なんとなくわかっていても壊れると困るので、躊躇しましたが勇気を持って引き抜くことができました(笑)助かりました。
ほぼ20年分のホコリが取れ、風が爽やかになったように感じます。
なおはちさん、良かった!
私も怖かった~!
それにしても20年はすごいですね~!