猛暑日になると冷蔵庫の効きが悪くなります。

そして冷蔵庫の側面を触ると、かなり熱を持っていることってありませんか?

実はこれ正常なんですよ!

本日は夏の熱い時期に冷蔵庫が冷えない理由や原因についておはなししますね。

それがわかれば、応急処置も出来るようになります。

あなたの参考になれば幸いです。

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夏に冷蔵庫が冷えない!

今年も暑いですね!

真夏日や猛暑日の日は暑さでヘロヘロになってしまいます。

もっと暑くなると酷暑日なんて言葉もあるんですね!

ここまで暑くなると人間やペットは大変です。

でもそんな時はエアコンや冷蔵庫も同様に大変なんです。

エアコンや冷蔵庫は夏場も我々人間のためにフルパワーで部屋や食品を冷やそうと頑張っているんです。

人間も暑さでへばってしまいますが、実は機械も同じなんですよ!

しかし夏場に冷蔵庫が冷えないと困りますよね!

そしてそんな時に、冷蔵庫の側面を触るとかなり熱いことがあります。

「あれっ? この冷蔵庫、壊れちゃった?」と思っちゃいます!

でも、安心してください!

真夏の暑いときに冷蔵庫の側面が熱くなるのは故障ではないんですよ。

本日はこの問題についてお話しします。

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夏に冷蔵庫が冷えない理由や原因はこれ!

「夏に冷蔵庫が熱い!」

食品を冷やすために冷蔵庫に入れているのに、冷蔵庫が冷えないとイライラしてしまいます。

でもここは冷静になって、その原因を探って見ましょう。

夏の熱いときに冷蔵庫が冷えない原因は次の三つです。

・食品の詰め過ぎ

・台所の気温が高過ぎる

・冷蔵庫の寿命



【 食品の詰め過ぎ 】

最も多いのが食品の詰め過ぎです。

冷蔵庫は冷たい冷気を循環させて庫内を冷やしているので、食品の詰め過ぎは致命的な問題なんです。

特に庫内の奥にある空気の吹き出し口が大きな食品で塞がれてしまっていることが多いんです。

冷蔵庫の理想的な詰め込み率は70パーセント以下です。

詰め込み率70パーセント以下というのは、奥の食品を取るのに、手前の食品を少し横に避(よ)けるだけで取れる状態のことです。

あなたのお家の冷蔵庫が奥にある食品を取り出すのに、手前のものを取り出さなければならないとすれば、詰め込み過ぎです。

一度冷蔵庫の整理をしてくださいね。

【 台所の気温が高過ぎる 】

冷蔵庫はどういう理屈で食品を冷やしているのかご存じですか?

冷蔵庫は庫内の熱を外に移動させることで、庫内を冷やしているんです。

エアコンが部屋の熱を室外に逃がしているのと同じ仕組みです。

ところが冷蔵庫には室外機がありませんよね。

いやいや、実は冷蔵庫にも室外機があるんですよ!

それは冷蔵庫の側面です。

冷蔵庫の側面がエアコンの室外機の役割を果たしているんです。

昔の冷蔵庫ならば、裏面に黒い網のような放熱板がありました。

ところが今の冷蔵庫は裏面と側面の全体が放熱版になっているんです。

ちなみに天板と言われる屋根の部分からは放熱していません。

これは冷蔵庫の上に物を置く人が多いことを想定して、天板からは放熱しないように設計してあるんです。

ドア側にも放熱板はありません。

つまり、冷蔵庫は裏面と左右の両側面が室外機の役割を担っています。

ところで、夏場に台所の気温が上がるのは何故でしょうか?

1つには外の気温が高いので、当然台所の気温も高くなります。

そしてもう1つが冷蔵庫の出す熱なんです。

先程説明したように、背面と側面がエアコンの室外機の役割を持っていますから、ここからも大量の熱が出るんです。

これが、台所に熱がたまりやすい理由です。

熱の発生源が二つあるんですね。

真夏日にエアコンの効きが悪くなることがありますが、室外機の周辺を冷やすことによって改善できます。

同じように冷蔵庫の周囲の環境を整えてやることによって、猛暑日に庫内の冷えないという症状を改善することが出来るようになります。

【 冷蔵庫の寿命 】

最後にお話しするのが、冷蔵庫の寿命という問題です。

人間にも寿命というものがありますね。

どんなに健康に気を使っていても、いつかはみんな亡くなりになります。

機械も同じです。

どんなにメンテナンスをシッカリ行っていても、いつかは寿命が来ます。

ウチの前代の冷蔵庫がそうでした。

1997年ころに購入して15年使いました。

その間、2回ほど故障して業者に修理してもらいました。

1回目は水漏れで、配管の掃除で改善しました。

2回目はウンともスンとも言わなくなって、「こりゃ、いよいよ寿命かな?」と買い換えを覚悟しました。

ところが、そのときはスターターと呼ばれる部品を交換するだけで治っちゃったんです!

このときは本当にビックリして修理業者の真の実力を見せ付けられました。

その後も頑張ってくれたんですが、猛暑日に冷えなくてアイスクリームが溶けるようになってしまいました。

そこで応急処置で3年間持たせて、ついに買い換えました。

電化製品を長く大切に使うことはもちろん大切なことです。

しかし技術は格段に進歩しています。

今の冷蔵庫は本当に省エネなんです。

適当なところで新しい製品に買い換えるのも決して無駄なことではありませんよ。

冷蔵庫が冷えない理由や原因はこれ!夏側面が熱いときの応急処置!

さて原因が分かれば対処の方法も自然と分かってきます。

猛暑日に冷蔵庫が冷えなくなる原因は三つでしたね。

・食品の詰め過ぎ

・台所の気温が高過ぎる

・冷蔵庫の寿命



これを一つずつ解決していけば良いんです!

【 食品の詰め過ぎを改善する 】

食品の詰めすぎが原因なら食品を少なくすれば良いんですね。

これがウチの冷蔵庫内の様子です。

ウチの妻や母にはナイショで撮影しました。

家内には秘密にしていてくださいね。

最上段にオレンジジュースの紙パックが4本もあって気になりますが・・・。

それ以外は結構スカスカだと思いませんか?

黄色の○で囲んだところが冷気の吹き出し口です。

これが見えているのが理想です。

ここを塞(ふさ)がないようにするだけでかなり改善されますよ!

あなたのお家の冷蔵庫はどうですか?

これよりもごちゃごちゃしていたら詰めすぎですよ~!

それとスーパーで買い物する時に、安いからと言ってあれもこれもと買いだめするのはよくありません。

スーパーの冷蔵庫を自分の家の大きな冷蔵庫と考えると愉快です。

ただ家の冷蔵庫に食品を移動するのに少々お金がかかるだけ!

【 台所の気温が高過ぎるのを改善する 】

私は以下の二つの方法をおすすめします。

①すき間をあける

ウチの冷蔵庫と壁のすき間です。

ありゃまあ~! お盆やまな板などいろいろなものが詰まっていますね~。

これでは猛暑日に冷えないはずです。

でもこのスペースはちょっとしたものを収納するのに便利なんですね。

しかし冷蔵庫は側面と背面で放熱するわけですから、ここに余計な荷物が詰まっていたら放熱できません。

ここはキレイに片付けましょう。

これだけで、だいぶ変りますよ。

あっ、それから冷蔵庫の上部に物を乗せるのは問題ないんでしたね。

ほとんどの冷蔵庫は天井部分に放熱板を付けていないからです。

これはここに物を置きたくなる人間の習性を研究した結果なんですよ。

だからウチの冷蔵庫の上も物置になっています。

ただし、空気の通り抜けを邪魔しないように、荷物がはみ出さないように気を使っています。

②扇風機をつける

ウチは冷蔵庫の上部に扇風機を付けています。

もともとは母が食事の支度をするのに夏暑いからここに扇風機を付けたのであって、冷蔵庫のためではありませんでした。

ところがここに扇風機をつけてから氷の出来るスピードが早くなったような気がするんです。

猛暑日に扇風機のスイッチを入れると熱風が降りてきます。

つまり台所の天井部分には熱気がこもっていたんですね。

その台所上部に溜(た)まった熱を上手に排出出来るようになりました。

今は母の暑さのためではなくて、冷蔵庫のために扇風機を運転しています。

スタンド式の扇風機を設置するなら冷蔵庫の足元に風を送るのが良いです。

側面や背面で熱せられた空気は自然に上へと登っていくからです。

冷蔵庫の足元に扇風機の風を送るとその流れが促進されて放熱の助けになります。

【 冷蔵庫の寿命を改善する 】

③霧吹きを使う

これは先代の冷蔵庫を買い換える前の3年間取り組んだ方法です。

これはウチの霧吹きです。

普段はアイロンかけや寝ぐせ直しなどで使用しているただの水が入った霧吹きです。

これを冷蔵庫の側面に吹き付けます。

冷蔵庫の側面は熱を持っているのでどんどん蒸発します。

これを何度も繰返します。

かなり面倒臭いのが欠点です。

しかし扇風機と霧吹きをセットで行なうとかなり改善しましたよ。

この方法で先代の冷蔵庫は3年間持たせました。

ただしこれは本当に冷蔵庫の寿命が延びた訳ではないので、買い換えるまでの応急処置と考えてくださいね。

その他の扇風機に関する修理や分解、活用法についてはこちらにまとめています。

扇風機の修理や分解方法活用術についてまとめました。

まとめ

本日は猛暑日に冷蔵庫が冷えない原因とその対策についてお話ししました。

ポイントは庫内の冷気を循環させることと、側面背面の放熱を促進することでしたね。

あなたの参考になれば幸いです。

その他、猛暑日の暑さ対策についてはこちらの記事が参考になります。

暑さ対策の工夫についてまとめました。

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