こんにちは。
混合水栓のハンドルが固くてお困りですね。
この記事はウチのお風呂場のシャワーTOTOのサーモスタット混合水栓TMJ40V1Bの修理記事の第3弾です。
今回はカートリッジのパッキンを交換してみました。
混合水栓のハンドルが固くて困っているあなたの参考になれば幸いです。
【 注意 】この記事を参考にされて何か不具合が起きても、当方は責任を持ちかねますので、ご自身の判断と責任において修理してくださいね。
メーカーさんはカートリッジの交換を勧めておられるので、この方法は根本的な修理というよりも応急処置とお考えになってください。
混合水栓のハンドルが固いときの対処法は?
混合水栓のハンドルが固い時の対処法は主に三つあります。
・カートリッジの交換
・グリスアップ
・パッキンの交換
以前私が書いた記事はこちらの二つです。
第一弾・・・混合水栓ハンドルが固い時カートリッジ交換なしの修理はグリスアップで!
第二弾・・・TOTOサーモスタット混合水栓TMJ40V1Bのバルブカートリッジグリスアップ!
どちらもカートリッジのグリスアップによってハンドルの固いのを直そうと試みました。
第一弾の記事ではカートリッジの洗浄とグリスアップでした。
第二弾の記事ではグリスアップを再度丁寧に行ないました。
ところがどちらも1日過ぎるとまた固くなってしまったんです。
なので今回はパッキンの交換に挑戦してみました。
もしもパッキンの交換でも改善しなかったら最後の手段のカートリッジの交換に行きますね。
TOTOのサーモスタット混合水栓TMJ40V1Bのカートリッジのパッキンを交換してみた!
混合水栓の分解方法は、第一弾の記事をご覧になってください。
今回は組み立てるところからです。
その前にパッキンについてすったもんだありましたのでお話しします。
【 古いパッキン 】
混合水栓を分解して、古いパッキンを取り出しました。
古いパッキン
これ持ってホームセンターに行きました。
ところがサイズがどれか分からないんです。
15mmか16mmで悩みました。
15mmのような気がしましたが、自信が持てない。
そこで両方買うことにしました。
1袋2本入りで140円くらいなので、15mmと16mmを両方買いました。
新しいパッキンを購入
左から新品16mm、古いもの、新品15mm
中央が古いパッキンです。
よく見ると、古いパッキンは表面が傷んでいるのが分かります。
それに対して新しいものは表面に光沢があります。
【 サイズの検討 】
どちらが合うサイズかを見極めるために、小指にはめてみました。
小指にはめて大きさを検討
新品16mm
新品15mm
古いもの
検討の結果、15mmが適合しているように思えたので、15mmを採用としました。
15mmを採用
【 カートリッジの組み立て 】
金属部品にワセリンを塗ります。
念入りにする必要はなくて、適当で構いません。
ワセリンを塗る
次に、黒いプラスチックの部品に白い軸の方から通します。
部品に白い軸を通す
軸が通った
念の為に、ワセリンを追加しました。
これも適当で構いません。
ワセリンを追加
ここから少し難しくなります。
写真をたくさん撮りましたので、少しずつ進めて行きましょう。
次の部品をセットします。
次の部品をセット
このように構える
パッキンと金具をセットします。
パッキンと金具をセット
パッキンを人差し指と親指で押さえながら押し込んで行きます。
指で押さえて差し込む
入った
もう一つの窓にも金具とパッキンをセットして押し込みます。
金属のわん曲している様子
金具をセット
パッキンをセット
金具はわん曲していて乗せるだけですが、新しいパッキンはわん曲していないので、指でつまんで押し込む必要があります。
指でつまんで差し込む
徐々に押し込む
半分押し込んだ
80%押し込んだ
ここで問題発生!
これ以上入らないんです!
よく見ると小窓のところにパッキンが引っかかっていました。
こちらが引っかかっていた
ドライバーでパッキンを押さえて差し込む
もう一押し
こちらも引っかかっていた
このようにドライバーで押しながら差し込む
奥まで入った
こちらも奥まで入った
こちらの端も奥まで入った
奥まで入ったら溝が見える
ストッパーをはめる
ペンチを使うと便利
ストッパーがはまった
これでカートリッジの組み立てが終わりました。
続いて本体の組み立てです。
【 本体の組み立て 】
切り替えハンドル部という部品を取り付けます。
カートリッジの溝に切り替えハンドル部のヘソをあわせるとピッタリはまります。
切り替えハンドル部を取り付ける
この溝に
このヘソを合わせる
溝にヘソを合わせて
溝にヘソがピッタリ合った
このまま本体に差し込みますが、その前にカートリッジのパッキン3箇所にワセリンを塗ります。
これは次回分解する時に、外れやすくする為です。
水栓は固着して抜けなくなるトラブルが多いので、組み立てる時にワセリンを塗っておくと次回修理するときに楽チンです。
パッキンにワセリンを塗る
この向きに差し込む
差し込んだ
カートリッジと切り替えハンドル部が収まったら、固定するためのリングをはめます。
リングのネジにもワセリンを塗っておくと次回の分解が楽です。
ネジにもワセリンを塗る
ネジは右に回すと締まる
ネジを締めるとハンドル切り替え部が左に押し込まれていきます。
少しネジが固いですが動かなくなるまでネジ込んでください。
奥まで締めるとネジと本体のすき間はこのくらいになります。
ネジと本体のすき間
表示リングをはめる
表示リングがはまった
ハンドルをはめる時は、どこか1箇所はまる位置があるのでそこを見つけ出してくださいね。
ハンドルをはめる
これで組み立ては完了です。
ハンドルを上下に動かして、ワセリンをなじませてください。
ハンドルと上下に動かす
ハンドルと上下に動かす2
最後に止水栓を開けて完成です。
止水栓を開く
最後に
今回はグリスアップだけの時よりもハンドルの動きが軽いように思います。
これでダメならあきらめてカートリッジの交換をしたいと思います。
頼むよ!パッキンちゃん!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
【 2019年12月25日追記 】
最近再びハンドルが固くなってきたので、グリスアップしました。
今回はパッキンがまだキレイな状態でしたので、グリスを追加しただけです。
以前のパッキン交換から1年半くらいですね。
つまりは1~2年に一回はグリスアップ、またはパッキンの交換をしてあげたほうが快適に使えるってことです。
参考にしてくださいね。