高校野球お疲れ様でした。
よく頑張りましたね。
ところで引退する時に 親に対して 感謝のメッセージを送る 場面があります。
その時に一体どんな言葉を送ったらいいのでしょうか?
本日は 高校球児は引退の時に 親に対して贈る言葉についてお話しします。
高校野球が終わった時に子から親への感謝の言葉はこれ!
3年間は 長いようであっという間だったのではありませんか?
この先も野球は続けていくと思いますが、一つの区切りとして親に感謝の気持ちを伝えるのがいいですよ。
親に伝える言葉のポイントは次の三つです。
・ 野球が楽しかったこと
・ 親に対する感謝
・ これからのこと
これは過去、現在、未来の三つのことを表しています。
【 野球が楽しかったこと 】
子供が好きな事に熱中している姿を見ることほど 親にとって嬉しいことはありません。
練習の過程では苦しいこともたくさんあったと思います。
しかしそれを乗り越えて「野球が楽しい!」と感じたことは本当に宝です。
これをまず伝えてください。
【 親に対する感謝 】
二番目に「感謝」の気持ちです。
ありがとうの気持ちを素直に伝えてください。
【 これからのこと 】
これからどう生きていきたいか?
あなたは自分で考えて導き出した答えを伝えてください。
次にどんな風に伝えるかですが、高校球児が親に対して贈るメッセージでおすすめしてのはこれです。
なぜならば・・・だからです!
あなたが考えるのは「・・・」 の部分です。
上の三つのポイントを「・・・」 に当てはめて文章を作ってください。
それ以外の部分はこのフレーズをそのまま使ってください。
これは文章の型というものです。
話したり書いたりすることを職業としている人は、みんな「文章の型」というものを使っています。
本を書く人は「このテーマにはこの型を使おう!」「今回はこっちの型を使って書いてみよう!」といくつもの文章の型を持っているんです。
これは野球で言えば守備位置のことです。
「前進守備」「ゲッツー狙い」など状況に応じてそれにふさわしい守備位置をとっていますね。
あれと同じです。
この文章の型はバリデーション・サークルを応用したものです。
バリデーション・サークルとは何か?
バリデーション・サークルとは誕生日などの記念日に行う言葉遊びのゲームのことです。
日本語では「承認の輪(しょうにんのわ)」と言います。
バリデーション・サークルのやり方はこうです。
② 全員で拍手します。
これを参加者全員で繰り返します。
つまり誕生日の主役である人は 参加者全員から「 あなたが生まれてきてくれて本当によかった!」 というメッセージを受け取るんです。
バリデーション・サークルを親への感謝の言葉に応用する時の注意点はこれ!
バリデーション・サークルを使って親へのメッセージを送るときの注意点はこれです。
・ 恥ずかしがらない
・ 自分に言い聞かせる
・ 最高の褒め言葉
【 恥ずかしがらない 】
バリデーション・サークルのフレーズはちょっと恥ずかしくないですか?
なぜならば普通は親から子供へ言う言葉だからです。
でも大丈夫。
この恥ずかしさがインパクトを与えます。
お笑い芸人を見ればわかります。
笑い芸人は必ず登場する時に独特のパフォーマンスをしながら登場してきます。
これは「つかみ」ということです。
舞台に立った瞬間にお客さんの心をどれだけつかめるかで、 ネタの受けが8割決まってしまいます。
今は人気のあるお笑い芸人でも、新人の頃は「 なんやこいつら?」 と周囲から冷たい目で見られていたんです。
その冷たい視線を乗り越えて、何度も何度も同じパフォーマンスを続けていくうちに「 あ~、あれね!」 と少しずつ認知されるようになるんです。
この「ちょっと変わったことを繰り返し続けていく!」というのがミソです。
【 自分に言い聞かせる 】
言葉とは不思議なもので「言ったことが自分に定着する!」という性質を持っています。
「こいつキモい!」と言えば言うほど、その人のことを気持ち悪く感じるんです。
反対に「君の事が好きだ!」と言葉にすると、ますますその子のことが好きになります。
心の中で思っているだけでは、その思いはやがて消えていきます。
しかし一度口にすると、その思いはしばらく心の中に定着します。
そして何度も何度も口にすると、その思いはずっと心の中に定着するようになります。
「 僕は野球をするのが本当に楽しかった!」と言葉に発すると、それが心に刻み込まれるんです。
「 お父さんありがとう!」と言うと、感謝の気持ちが本当に湧いてくるんです。
「 将来はプロを目指します」と何度も言っていると「 じゃあプロになるためには何をしたらいいだろうか?」と考えるようになります。
実はこのバリデーション・サークルの真髄もここにあります。
「 あなたが生まれてきてくれて本当によかった!」 と子供に伝えることで、 その思いが親の心に刻み込まれていくのです。
つまりバリデーション・サークルを行うと親が変わっていくのです。
【 最高の褒め言葉 】
人を褒める時には三つの方法があります。
① 持ち物を褒める
「 父さんの車かっこいいよね!」「 お母さんのバッグ素敵だね!」
こんな風に言われたらお父さんお母さんは嬉しいです。
でももっと嬉しい言葉があります。
② 行動を褒める
それは行動を褒められたときです。
「 グローブ買ってくれてありがとう!」「 ご飯作ってくれてありがとう!」
でもこれが最高の褒め言葉ではありません。
③ 存在を褒める
最高級の褒め言葉は存在を褒めることです。
「 お父さんで良かった!」「 お母さんがいてくれるとホッとする!」
これは条件がないということです。
存在を褒めることほど、人に安心感を与えるものはありません。
バリデーション・サークルにはそれが備わっています。
まとめ
本日は高校野球を引退する時に子供から親へ伝える言葉についてお話ししました。
なぜならば・・・だからです!
でしたね。
もしも今、あなたが親に感謝できなくっても大丈夫です。
それはあなたが親を感謝出来ないのではなくて、親に感謝の言葉を伝えていなかっただけだからです。
親に反発していても大丈夫です。
子供は親を踏み台にして 成長していくものだからです。
高校野球の引退は 人生の一区切りです。
この機会に親へ言葉を贈りましょう。
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