この記事を訪れてくださったあなたは素敵な上司です。

なぜならば部下の失敗をそのままにせず、良い方向へ向かわせてあげようという、とても前向きな姿勢を持っておられるからです。

出来ます!

部下の失敗は上司の言葉がけ1つで、良い方向へ向かわせてあげる事ができるんです。

本日は仕事で失敗をしてしまった部下にかける励ましの言葉についてお話しします。

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仕事でミスをした部下へかける励ましの言葉はこれ!

仕事で失敗した部下にかける言葉はこれです。

あなたが失敗してくれて本当に良かった。

なぜならば業務の改善が出来るからだ。



この言葉は私が今の会社で上司に教えて頂いた言葉です。

最初この言葉を聞いた時、私はとてもびっくりしました。

なぜならば失敗したのに褒められるんですから。

目を丸くしてる私に上司は続けます。

お前、「仕事でミスしたのになんで褒められるんだろう?」って 不思議に思ってるんだろう。

仕事でミスしたことが失敗だったかどうかなんて、今の段階では誰にも分からないんだ。

それを決めるのはお前次第なんだ。

いい加減なことをして起こったミスなのか?

そうじゃないだろ!

普通に仕事をして起ったミスだろ!

それならお前のミスじゃないよ!

それは会社の問題なんだ。

会社の問題がお前のミスとして表面化しただけなんだ。

仕事で失敗した時にごめんなさいと素直に謝るのはとても大事なことだよ。

でも それだけで終わらせてしまったら本当にもったいないことなんだ。

なぜなら会社の問題に蓋(ふた)をしてしまうことになるからだ。

ミスをした本人は上司に謝ることで「自分は許してもらえた!」って思う。

一方上司の方も 部下が素直に謝ってくれば許してあげたいと思う。

でもこれって、実は問題に蓋をしてしまうことでしかないんだ。

元々会社の業務の進め方に問題があって、それが部下のミスとなって表面化したものであるとするならば、それは業務を見直す絶好の機会なんだ。

でも部下がミスを犯した時に、「もしかしたら私の仕事の進め方が間違っていたのかも知れない!」と考えられる上司はほとんどいないんだ。

ひどい上司になると部下を怒鳴りつけておしまいにしてしまうんだ。

こんな上司は最悪だよね!

でもこんな上司が日本の会社には本当に多いんだ。



私は「へーっ!この上司の考え方、すごく変わってる!」って思いました。

そこでこんな質問をしてみました。

「でも本人の不注意によって起こったミスもあるんじゃないでしょうか?」

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仕事でミスをした部下を叱るのは間違い!

上司はさらにこんなことを言い出しました。

上司の仕事は何だと思う?

私はこう答えました。

「 それは部下の監督・指導だと思います!」

なるほど部下の監督をしなきゃならないから、「部下がミスをしたら叱って矯正させなきゃならない!」と考えるよね。

それ間違いだよ!

みんな「監督」とか「指導」とかいう言葉に惑わされているんだ。

上司の仕事は命令を出すことなんだ!

つまり業務命令ということだ!

部下は上司の命令に従って仕事をしている立場だ!

命令によって部下に仕事をさせるのが上司の立場だ!

ということは、部下の仕事上の失敗は上司の命令の結果だということなんだよ。

部下が仕事上でミスをしたということは上司の命令の出し方に問題があったということなんだ。

だから部下がミスをした時にそれを叱っちゃだめなんだ。

そういうミスが起こった原因を突き止めて、それが二度と起こらないように業務内容を見直すのが上司の本当の仕事なんだ。

仕事でミスをした部下を叱りつける上司というのはそういう本来上司がやるべき仕事をしないで全てを部下の責任にしているということなの。

そういう上司の元で働く部下がどういう気持ちで仕事をしていくか分かる?

「自分はバカだ!」って思っちゃうんだよ!

そんな社員がいい仕事ができると思う?

無理だよね!

だから上司は絶対に部下を叱っちゃいけないんだよ!

もし叱らないといけないとすれば、そのミスを謝って済ませようという姿勢を叱らないといけない。

分かった?



私は狐につままれたような感覚になりました。

仕事上のミスを社員の成長に変えるコツ!

それからその上司との長い付き合いが始まり、私はその上司の考えを次第に理解できるようになりました。

ウチの上司の基本的な考え方はこれです。

・上司の仕事は部下に命令を出すこと

・その命令が正しいかどうかは部下の仕事を見れば分かる

・上司は常に自分が出す命令を修正していかなければならない

【 上司の仕事は部下に命令を出すこと 】

上司の仕事は、自分で動くことではない。

上から降りてきた仕事を社員に分配するのが仕事である。

社員に分配した仕事を命令によって行わせるのが仕事である。

その余った時間を利用して自分で仕事をするのは構わない。

しかし、自分の仕事に追われて、部下に適切な命令を出せないとすれば、それは本末転倒である。

【 その命令が正しいかどうかは部下の仕事を見れば分かる 】

上司の命令が正しいかどうかは、部下の仕事ぶりを見れば全て分かる。

部下が楽しそうに生き生きと仕事をしていたら、それは命令の出し方が正しいということである。

部下がやる気なさそうにいやいや仕事をしていたら、それは命令の出し方が間違っているということである。

【 上司は常に自分が出す命令を修正していかなければならない 】

上司は自分が出す命令を常に修正していかなければならない。

その判断材料の1つが部下の起こす仕事のミスである。

だから部下が仕事でミスをした時に部下を叱ってはならない。

命令自体を見直すべきである。



うちの上司はこんな考えを持っていますから、部下が仕事でミスをしても叱るということがありません。

「これでこの社員は成長できるぞ!」と考えるんです。

このようにして育った我が社の新入社員たちは、生き生きと仕事をするようになります。

実際に入社してからミスの多かった社員の方がその後の成長が著しいです。

不思議ですね。

まとめ

本日は仕事でミスをした部下にかける励ましの言葉についてお話ししてきました。

あなたがミスをしてくれた本当によかった!

なぜならば会社の業務を見直すことができるから!



でしたね。

こんな上司の下で働ける社員は本当に幸せです。

なぜならば確実に成長していくことが出来るからです。

ところで朝礼を活性化させる方法をご存知ですか?

詳しくはこちらの記事が参考になります。

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