ウチの家族は男チームが全員家で散髪しています。

バリカンを使っているのですが、切れ味の落ちてくることがあります。

本日はバリカンの切れ味が悪くなる原因についてお話ししますよ。

原因が分かれば対処のしようもあるというもの。

切れ味の復活したバリカンってとっても気持ちが良いんです!

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バリカンの切れ味が悪くなる原因は何?

バリカンが切れないと髪の毛が引っ掛かって「イテッ!」となってしまいます。

子ども達から「お父さん! 痛いよ! もー!」とブーイングの嵐が・・・!!!

なので自宅で散髪をしているとバリカンの切れ味を復活させたいと思うものです。

でも大切なことは対処法を知る前にその原因を知ることです。

なぜならば原因によって対処の仕方が異なるからです。

最後の方で原因に応じた対処方法を紹介していますので、先ずはバリカンが切れなくなる原因からお話しします。

バリカンの切れ味が落ちる原因は次の二つです。

・油が切れている

・刃先が丸くなっている

この二つの原因は似ていますが微妙に時間軸が異なります。

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バリカンの切れ味が悪くなる原因は油切れだった!

バリカンの切れ味を落とす一番の原因は油切れです。

機械物に油を差すのは潤滑、つまり「動きをなめらかにするため」というのが一般的な認識だと思います。

でも実はもっと多くの役割があるんです。

例えば自動車のエンジンオイル。

自動車のエンジンオイルの役割がいくつあるかご存知ですか?

実は7つも役割があるんです。

【 エンジンオイルの役割 】

①冷却作用:燃焼時の熱を放熱し冷やす作用

②潤滑作用:金属と金属の接触部分を油の膜によってすべらせることにより金属の摩耗を防ぐ作用

③防錆作用:アルミが多く使われていますが鉄部分の錆を防ぐ作用

④密封作用:油膜を形成することによってピストンとシリンダの間の小さなすき間を埋めて密封性を高める作用

⑤清浄作用:燃焼時に発生した異物をエンジンオイル中に取り込みエンジンルーム内をキレイに保つ作用

⑥酸中和作用:燃焼時に発生した酸化物質のPH(酸性とアルカリ性のバランス)を中和する作用

⑦緩衝作用:油膜形成によりエンジンの音を低減させる作用

自動車のエンジンルームはピストンが高速で動きます。

このピストンの動きをスムーズにするためにエンジンオイルを入れると思っている方がほとんどですが、実はエンジンオイルの最も大切な働きは冷却作用なんです。

なぜならば放熱が疎かになると出力不足やエンジンの焼き付きに繋がるからです。

エンジンオイルはエンジンルームの熱を奪いながら潤滑も行っているんです。

オイルパンに溜まっているエンジンオイルを小さなスプーンのようなものでピストンに油を掛けながら回っているんです。

そしてエンジンにかけらた油はエンジンの熱を吸収し下のオイルパンに落ちて来ます。

そしてオイルパンで熱を放熱しています。

話を元に戻します。

バリカンは固定刃と可動刃という二つの刃が高速でこすり合わされる動きをします。

動きで言えば自動車のエンジンルームのピストンの動きと非常に似ています。

バリカンはモーターの回転運動を刃の往復運動に変えています。

なのでバリカンに付ける油にもエンジンオイルと同様の働きがあることが理解できますね。

ただバリカンの場合は自動車のエンジンルームほどシビアな環境ではないので、少しくらい油が切れていてもバリカンは動いてくれます。

ここが問題です。

バリカンに油を差さないまま使っている人のなんと多いことか!!!

エンジンオイルが空のまま自動車を走らせるとすぐにオーバーヒート(高熱でエンジンが焼き付いて動かなくなってしまう現象)してしまうのはみなさんだいたい分かりますよね。

なのにバリカンは油を差さずに使っている人が多いんです。

油切れの状態でバリカンを使うのはエンジンオイルや冷却水を入れずに車を走らせるのと同じで大変危険なんです。

ではなぜ実際には油を差さずに使ってしまう人が多いんでしょうか?

それはバリカンが油を差さなくても一応動いてくれたから・・・です。

あなたのバリカン、もしかして「ジー!」という音が大きくなっていませんでしたか?

急に異音がし出したのなら気付きやすいですが、バリカンの異音は少しずつ変化していくものです。

それで気付かない人が多いです。

最初は「ブーン!」とか「ジー!」という音ですが、「ガー!」とか「ギー!」という音がしていたら要警戒です。

バリカンの切れ味が悪くなる原因は刃先が丸くなっているから!

もう一つの原因は「刃先が丸くなっている」ということです。

自動車のエンジンとバリカンで違うのは髪の毛を切る動きです。

バリカンは包丁やハサミを想像したら分かりやすいと思います。

包丁は時々刃を研がないと切れ味が落ちますよね。

それは刃先が丸みを帯びてくるからです。

バリカンも刃物ですから同じです。

実はウチのバリカンは15年以上使っていますが一度も刃を研いだことがありませんでした。

それで「アレッ?バリカンは刃を研がなくてもずっと使えるのかな?」と勘違いしていました。

ところが最近になって急に切れ味が落ちてきました。

そこで理容師の友人に相談するとこんな回答が・・・。

「そりゃ、バリカンだって刃物だから研がなきゃ切れなくなるよ!散髪屋は定期的に研ぎ師にお願いして研いでもらっているんだよ!バリカンの専用研ぎ機も売られていて自分で研ぐ理容師も多いよ!」

じゃあ、ウチのバリカンが10年以上も研がずに大丈夫だったのはなぜなのかと聞いたらこんな回答が・・・。

「そりゃ、使用頻度だよ!自宅での散髪って年に4~5回でしょ!そりゃ大切に使えば10年は持つでしょ!お前は毎回ちゃんと油差していたでしょ!ほらみろ!散髪屋は毎日10回以上使っているんだよ。100倍以上の速さで刃先が削れて行くんだよ!」

なるほど、やはりバリカンの刃も研がなきゃならないんですね。

日本のバリカンは性能が良いのでキチンと油を差して使っていれば10年は持つそうです。

ところが刃先を研がなくてよいという訳ではなかったんですね。

バリカンも刃物である以上研がなければ切れ味が落ちてくるんです。

こちらはマメにメンテナンスの行き届いている方に多い症状です。

私のように10年も研がないで使っていると「バリカンは研がなくても使える刃物である!」と誤った認識を持ってしまうんです。

刃先が丸くなっているのが原因なら音は新品の時とあまり変りません。

静かな音なのに切れ味が落ちてきたら刃先が丸くなっている可能性が高いです。

まとめ

バリカンの刃の切れ味が落ちる原因は次の二つでしたね。

・油が切れている

・刃先が丸くなっている

注油は毎日のメンテナンスで誰でも出来ることですが、刃先が丸くなっているのは素人では出来ません。

車で言えばドライバーはオイルチェックやオイル交換は自分で出来る人もいますが、本格的にエンジンが故障したら修理工場に持って行くしかありませんね。

バリカンも同じです。

油が切れているのが原因なら油を差せばいいんです。

もしかして附属のオイルがなくなって、購入するのが面倒臭くてそのまま使っていたんじゃありませんか?

すぐにオイルを購入してください。

オイルは代用品でも構いませんよ。

バリカンの油に関してはこちらの記事が参考になります。 → バリカンのオイルの代用品はこれ!メンテナンスと掃除のやり方!

そして刃先が丸くなっているなら刃を研ぐことです。

こちらは修理になるので素人さんには出来ません。

ところが最近は素人さんでも出来る方法が開発されたんです。

あるものを使いますが、こちらの記事をご覧になってください。 → バリカンの切れ味を復活させるには?刃の研ぎ方はこれ!

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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