くしゃみを一瞬で止める方法をご存知ですか?
くしゃみは出した方が気持ち良いんですが、その場の雰囲気で出さない方が良い時ってありますよね。
本日はそんな場面でくしゃみを一瞬で止める方法についてお話ししますね。
阻止率60パーセントの方法ですよ。
くしゃみを一瞬で止める方法はこれ!
くしゃみを一瞬で止める方法はこれです。
鼻の下のくぼんでいるところを指二本で抑える!
「カトちゃんぺっ!」のあの仕草ですね。
以前テレビで紹介されている方法なんですが、私が実際に体験したところ実に約60パーセントの確率でくしゃみを止めることが出来ます。
実は私はくしゃみは出したい派なんです。
くしゃみは出した方がすっきりするので私は基本的に出しています。
でも出したくない状況ってありますよね。
たとえばセレモニーです。
静まり返った会場で良い雰囲気で式が進行している時に鼻がムズムズしてしまうことがあります。
そんな時でもくしゃみ出来る時はハンカチで口を塞いでしています。
でも自分に注目が集まっている時などは出来ればくしゃみをしたくないものです。
そういう場面に限ってこの技を使っているんです。
そもそもくしゃみと言うのは鼻の粘膜に付いた異物を取り除くための身体の自然な反応です。
ですからくしゃみはあまり止めない方が良いとおっしゃるお医者さんも多いです。
なのでこの方法は、どうしてもくしゃみをしない方が良い場面の裏ワザと考えてくださいね。
そして残念なことにこの技術は少々練習が必要なんです。
全くの未経験の方が式典の重要な場面でくしゃみを100パーセント止めることが出来るほど甘くはありません。
アナウンサーや司会業をされている方でさえ普段から時々練習されているんですよ。
だから私も時々練習しているんです。
この「カトちゃんペッ!」のポーズではじめてくしゃみを止めることが出来た時はとても不思議な感覚でしたよ!
「へ~!こんなんで本当に止まるんだ~!」って思いました。
カトちゃんペッでくしゃみが止まる理由はこれ!
しかし、なぜこの「カトちゃんペッ!」のポーズでくしゃみが止まるんでしょうか?
これは顔面から脳へ伝わる神経系統のメカニズムが影響しています。
顔面にはたくさんの抹消神経が分布しています。
その神経の先端部分に皮膚で刺激を感じる部分である感覚点があります。
皮膚には、感触・力・痛さ・温かさ・冷たさの5種類の刺激を感じる部分があります。
この神経が脳へとつながっているんですが、それぞれ脳へつながっているのではなくて、脳につながる直前のところで1本にまとめられて脳に送られるようになっています。
そして鼻の粘膜に異物が付いたときの情報も、感覚点の情報と一つにまとめられて脳へ送られていくんです。
それで「鼻の粘膜に異物が入ったぞ!」と言う情報よりも強い刺激を感覚点に与えるとそちらの情報の方が優先されてしまい「鼻の粘膜に異物が入ったぞ!」という情報が脳へ伝わらなくなるんです。
感覚点には「痛さ」を感じる「痛点」が最も多く分布しています。
これは人間の生存に関わるからです。
痛点は1平方センチメートルあたり100個~200個もあります。
ところが他の刺激を感じる感覚点は、合計しても50個に満たない数です。
なぜこんなに痛点が多いのでしょうか。
けがをして出血しているときを考えてみます。
もしも痛点が少なかったら痛く感じないので出血に気づきません。
そうすると場合によっては死んでしまいます。
またヤケドもそうです。
マイナス100℃の氷や熱湯に手がふれたときには「冷たい」「熱い」ではなくて「痛い」と感じますね。
これも凍傷や火傷の危険から身を守っているのです。
「カトちゃんペッ!」の仕草で鼻の下を押さえると痛点が圧迫され、危険を察知したと神経が脳に伝わるんですね。
そのためにそれ程緊急でない「鼻に異物が入った!」と言う信号を遮断してしまっていたのです。
でも「鼻に異物が入った!」という状況が改善されない限り、何度でもこの信号が上がりますから、くしゃみをしても構わない状況になったらくしゃみをして鼻の異物を外に出す必要があります。
くしゃみを止める方法が一次的な裏ワザである所以(ゆえん)です。
くしゃみをしない身体作りを!
くしゃみをしない限り鼻の異物は取れないかと言うとそうではありません。
くしゃみはどちらかと言えば応急処置的な対処法なんです。
鼻にはくしゃみをしなくても常に異物を取り除く働きが備わっています。
その働きを活かすには常に鼻の通りを良くしておくことが重要です。
そのためのツボを二つ紹介しておきます。
鼻の通りをよくするツボとは次の二つです。
・睛明(せいめい)
・迎香(げいこう)
「睛明」は鼻の上の両わきにあります。
メガネを掛けるときの鼻に当る部分です。
「迎香」は鼻の穴の左右のふくらみの外側です。
迎香のツボは「香りを迎える」と書く通り、ニオイがわからなくなった時に効果のあるツボです。
どちらも東洋医学ではとても有名です。
「睛明」と「迎香」のツボを押すとしだいに鼻が通るようになり、鼻水が止まってスッキリします。
鼻筋の両側を「睛明」から「迎香」まで上下にさすります。
「睛明」を親指と人さし指をあててつまむようにしながら押したりもんだりします。
「迎香」を鼻の両わきから静かに押します。
あまり難しく考えずに要は押したり揉んだりさすったりすれば良いのです。
他には耳の周りにも鼻の通りの良くなるツボがたくさんあります。
耳周りのツボは「外鼻(がいび)」「内鼻(ないび)」「腎上腺(じんじょうせん)」「内分泌(ないぶんぴ)」などです。
「外鼻」「内鼻」「腎上腺」のツボは耳の穴に人さし指を入れ、外側から親指ではさむようにしてみほぐします。
「内分泌」は、耳の穴の下にある切れ込みに人さし指を入れ、30回程度押しもみます。
いずれも痛くならない程度に優しく揉むことが大切です。
少し痛い方が効果があるように感じますが、痛くなるほど強く揉んではいけません。
まとめ
本日はくしゃみを一瞬で止める方法についてお話ししました。
私の経験上は阻止率60パーセントです。
ただしこの方法はあくまでもセレモニーなどでの一時しのぎに過ぎません。
普段から鼻うがいなどをして鼻の中を清潔に保つようにしてくださいね。
鼻うがいのやり方はこちらの記事をご覧になってください。
インフルエンザを予防する鼻うがい鼻洗浄とは何か?効果と方法は?
最後まで読んでくださりありがとうございます。