梅雨ですね~!
梅雨になると洗濯物がニオイませんか?
ウチも7人家族なもんで、梅雨時の洗濯物が臭って困っていました。
でも少し改善されましたよ。
本日は梅雨時に洗濯物が臭くなる原因とそれを防ぐ方法についてお話ししますね。
私は昼間パートに行っているので思うように時間が取れません。
それでもちょっとした工夫で少しマシになりましたよ。
あなたの参考になれば幸いです。
梅雨の洗濯物生乾きの臭い原因はこれ!
以前は朝洗濯物を部屋に干してパートに出かけても帰るまでに洗濯物は乾いていませんでした。
それで仕方なく乾いている衣類をハンガーから外して、乾いていないものだけをそのまま干し続けていました。
これでも何とか翌朝には乾いていたんですが「うん?なんかクサイ!!!」
そうなんです。
厚手の衣類などがなんだか変なニオイなんです。
実はこの臭いは「皮脂汚れ」が原因なんです。
皮脂汚れはいわゆる「垢(あか)」のことです。
この垢に雑菌が繁殖して変なニオイが出るんです。
「皮脂汚れ」は何も梅雨時のものではなくて年中発生するんですが、梅雨時は洗濯物を外に干せなくて部屋干ししてしまうため乾くのに時間が掛かります。
いわゆる「生乾き」状態です。
この「皮脂汚れ」プラス「生乾き」状態が長く続くと「臭い」が発生するんです。
腋(わき)の下がクサイのも皮脂汚れに汗がプラスされ適度な湿度が保たれるからです。
梅雨時は言ってみれば家全体が腋の下と同じ環境なんですね。
と言うことは、この二つの条件の内のどちらかを取り除くとニオイがマシになるということです。
両方なくすことが出来ればほとんど臭いはしなくなります。
それではこの二つの原因を取り除く方法を紹介しますよ。
梅雨に洗濯物の生乾きの臭いを消すにはこれ!
先ずは「皮脂汚れ」を取るから方法です。
現在、臭くなってしまっているタオルやシャツは以下の方法で皮脂汚れを落とします。
まず余分な汚れを落とすため、普通にお洗濯してください。
そして「粉末タイプ」の酸素系の漂白剤(ワイドハイターなど)に、洗面器やバケツなどで浸け置きします。
※粉末タイプがなければ、洗濯洗剤に液体タイプ酸素系漂白剤でも構いません。
この時の最大のポイントは、水ではなく50℃くらいの『お湯』を使用して浸け置きすることです。
ぬるま湯でも効果はそれなりにありますが、やけどはしないくらいの熱いお湯が良いです。
浸ける時間は1時間ほど。
お湯が冷めるまで浸けてください。
その後、普通に洗濯します。
【 液体ワイドハイターと粉末ワイドハイターの違い 】
ここでちょっと余談です。
液体ワイドハイターと粉末ワイドハイターの違いってご存知ですか?
◎液体ワイドハイター・・・主成分は過酸化水素で、液性は酸性です。ウールや絹にも使えます。漂白効果を十分出すために普通の洗剤と一緒に使います。液体なので襟や袖の汚れに直接塗り付けてそのまま洗濯機に入れて洗います。手軽に使いたいなら液体が便利です。
◎粉末ワイドハイター・・・主成分は過炭酸ナトリウムで、水に溶かしてつけ置き漂白するものです。溶液は弱アルカリ性なのでウールや絹には使うことができません。洗剤と併用しなくても単独で漂白効果を発揮します。しっかり洗いたい場合はこちらを使います。
ウチも普段使いは液体で、ガッツリ洗いたいときは粉末で、と使い分けています。
続いて「生乾き」を防ぐ方法です。
洗濯物の生乾きを防ぐには扇風機を使います。
部屋干ししたときに扇風機の風量を「中」にして洗濯物に風を直接当てます。
洗濯物はハンガーとハンガーのすき間を空けて干し、空気が通るようにするのがコツです。
また一箇所に全ての洗濯物を干そうとしないで、各部屋に分散させるのも良い方法です。
ウチの場合はテレビの部屋、居間、寝室、子ども部屋の4箇所に分散させて干しています。
こうすれば7人家族で40枚の洗濯物も各部屋10枚程度になりかなりすき間が空くからです。
でも家全体が洗濯物干し場になって景観が損なわれるという欠点はあります。
扇風機はエアコンや除湿機、乾燥機に比べて電力消費が非常に小さなエコ家電です。
扇風機の「強」で1時間あたりの消費電力がたったの1円です。
つまり朝から晩まで12時間つけっぱなしでも12円しかかかりません。
家を空けるときは節電の観点から家電はスイッチを消して出かけるのが常識ですが、洗濯物を乾かすための扇風機はつけたまま出掛けるようにしてください。
風量が「中」で良いというのは、「中」も「強」もそれほど乾燥時間に差がないからです。
しかも「強」は音がかなり大きくなります。
また台所の換気扇もつけたままにしておくと部屋の空気が適度に換気されて部屋が湿気で充満してしまうことがありません。
気密性の高い家(すきま風の入らない家)は空気取り入れ口を「開」にしておくことも忘れずに!
ウチは築50年のボロ家なので、すき間だらけで窓を全部閉め切っていても部屋が湿気でベタベタになることはありません。
扇風機をつけっ放しにしておけば梅雨でも洗濯物は4時間くらいで乾きますよ。
ウチは仕事から帰ってきたときに乾いている衣類をハンガーから外していきます。
そうすると夕食までには厚手の衣類も全部乾いていますよ。
夕方子どもが『明日は剣道の試合なんだ~!今から胴着洗って乾くかな~!』と泣き付いて来ても「大丈夫だよ~!」と言ってます。
実際に扇風機の風を当てたまま寝ると翌朝には乾いていますよ。
ただし扇風機の向きが正確でないと乾かないので夜中にトイレに起きた時にチェックはするようにしています。
あと胴着はハンガーを組み合わせて中央部分に空気が通るように工夫もしています。
このように衣類に定着してしまった皮脂汚れを時々落として、扇風機を使えばニオイはかなり改善されますよ。
『じゃあ、そもそも皮脂汚れが付かないようにしたら良いんじゃないの?』
おおっ! その通り!
洗濯する時の皮脂汚れの落とし方はこれ!
実は皮脂汚れが衣類に付きにくくする洗濯方法があるんです。
時々皮脂汚れを取るために粉末ワイドハイターで浸け置き洗いをするのではなくて、普段の洗濯において皮脂汚れを付かないようにするということです。
これは洗濯の仕方を変えるんです。
皮脂汚れをキレイに落とすには洗剤をきちんと水に溶かすことが大事です。
洗剤は、溶けていない状態では洗浄力はありません。
洗濯機に洗濯物を入れてから給水のタイミングで洗剤を入れている方が多いと思います。
しかしこの方法ではまだ洗剤が溶けきれていません。
液体洗剤であっても同様です。
正しい洗濯の手順とは、洗濯物を入れない状態で水やお湯に洗剤を溶かします。
そして数分間洗濯機を回してから衣類を入れるようにするんです。
これだけで洗浄力がアップして、溶け残りもなくすっきりすすげます。
洗濯槽のカビ防止にもなります。
洗剤は液体やジェルボールタイプのものよりも粉末タイプの方が洗浄力が高いです。
なので洗剤を部屋干し用にかえたり酸素系漂白剤を追加して除菌に気を使うよりも洗剤を洗浄力の高い粉末のものにかえてよく溶かして使う方が効果的です。
また、洗濯物が多すぎても、汚れをちゃんと落とせません。
1回で終わらせたい気持ちは良くわかりますが、1回の洗濯物の量を少なめにして2回まわす方が汚れはずっと落ちやすいです。
洗濯機の自動計量にまかせず、手動で水量を多めに設定し直すのも良い方法です。
最近の洗濯機は節水仕様のものが多くて「標準コース」の使用水量が極端に少なくなっているからです。
「標準コース」の自動水量で落とせるのは適温の室内で半日着た程度の軽い汚れまでなんです。
大量に汗をかいた服や皮脂の多い男性の肌着、子どもの普段着などはキレイになりません。
もう一つが柔軟剤です。
あなたは普段の洗濯に毎回柔軟剤を使っていますか?
柔軟剤は洗剤とは正反対の性質です。
洗剤と柔軟剤が混ざるとお互いの力を打ち消します。
繊維に残留した柔軟剤が次の洗濯で洗剤の洗浄力を低下させてしまいます。
ちょうどシャンプーとリンスの関係と同じです。
なので梅雨時は柔軟剤の使用はやめましょう。
汚れの落ち方が良くなります。
このように普段の洗濯の仕方を変えるだけで皮脂汚れが落ちやすくなり、結果としてニオイがしなくなります。
そうなれば、粉末ワイドハイターで浸け置き洗いをする必要もなくなって来ます。
まとめ
本日は梅雨時に洗濯物の生乾きの臭いの原因や対策についてお話ししました。
主な原因である皮脂汚れを落とすことと扇風機を使って早く乾かすことでしたね。
この方法を学んでからは梅雨時のニオイがだいぶ気にならなくなりましたよ。
でも毎日洗濯機を二回回すのは面倒臭いんですよね~!
その分早く起きなきゃならないし~!
なので寝坊した時にはギュウギュウに押し込んで1回で済ませてま~す。
『え~っ!あかんやろ!』
ふ・ふ・ふっ、大丈夫! 主人はまだ寝てるし!!!
その他、扇風機に関する修理や分解、活用法についてはこちらにまとめています。