広島男子駅伝の日がやって参りました。

今年はどんなドラマが待っているんでしょうか?

ところで駅伝の選手が一体どれくらい早いスピードで走っているのかご存知ですか?

テレビで見ていると実感が湧きません。

そこで本日は、ひろしま男子駅伝の選手のスピードを50m走に換算してみました。

選手のスピードを感じてもらえたら幸いです。

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ひろしま男子駅伝の選手のスピードはこんなに早い!

広島男子駅伝の正式名称をご存知ですか?

天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(てんのうはい ぜんこくとどうふけんたいこうだんしえきでんきょうそうたいかい)

今年はその第24回大会です。

名前が長いので略して「全国男子駅伝」と言います。

「広島男子駅伝」という呼び方も愛称として定着していますね。

この大会は毎年1月の第3日曜日に行われます。

万が一、正月3が日に日曜日が重なった場合は1月の第4日曜日に開催されます。

愛称にある通り広島県の広島市~廿日市市で開催される男子の駅伝大会なんです。

ところで「廿日市市」これ、何て読むか分かりますか?

これは「はつかいちし」と呼びます。

難しいですよね!

廿日市という名称は、現在の中央公民館(本町)周辺で中世以来開かれていた「廿日(はつか)の市」に由来しています。

そして日本三景の1つ「安芸の宮島(厳島)」が有名です。

宮島の厳島神社は世界遺産にも指定されていますね。

この大会は、広島市中区の平和記念公園前をスタートし、平和大通り・宮島街道・宮島口・駅前・城南・中広を通り抜け、廿日市市のJR前空駅東で折り返し、来た道を戻って行く48kmを7人でつないでいく駅伝です。

もともとは1931年(昭和6年)以来62回も続いていた中国駅伝を1996年(平成8年)に新しく「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」としてスタートしたものなんです。

「駅伝といえば広島」「広島と言えば駅伝」と言われるほど、広島は「駅伝のメッカ」なんですよ。

野球に例えて言えば甲子園球場のようなところなんです。

そんな伝統ある大会で選手たちがどのくらい早いスピードで走っているのかを伝えたくてこの記事を書きました。

この大会の区間記録は次の通りです。

※第5回大会から区間の構成が変更になったので、第5回大会以降の記録です。

【 1区 7.0 km 】

19分51秒 松岡佑起 京都 2003年 第8回

同タイム 佐藤悠基 長野 2005年 第10回

【 2区 3.0 km 】

8分14秒 石田洸介 福岡 2018年 第23回

【 3区 8.5 km 】

23分26秒 大森輝和 高知 2005年 第10回

【 4区 5.0 km 】

14分07秒 秋山雄飛 兵庫 2013年 第18回

【 5区 8.5 km 】

23分55秒 村澤明伸 長野 2009年 第14回

【 6区 3.0 km 】

8分29秒 松山和希 栃木 2017年 第22回

【 7区 13.0 km 】

37分09秒 大島健太 高知 2004年 第9回

う~ん、これではランナーのスピードがとれくらいか全然分かりませんねぇ~!

ではこれらの記録を50メートル走に換算して見ますね。

なぜ50メートルかって?

なぜならば、小学生は自分の50メートル走の記録を知っているからです。

駅伝の選手のスピードを50メートル走に換算してやれば、自分との比較が出来るんです。

ではやってみましょう!

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広島男子駅伝の選手は50mを何秒で走っているの?

先ほどの各区間記録のデータを50メートル走に換算してみましょう。

【 1区 7.0 km 】

19分51秒 松岡佑起 佐藤悠基

19分51秒 → 1,191秒

7km → 7,000m

50mあたり8.51秒

【 2区 3.0 km 】

8分14秒 石田洸介

8分41秒 → 521秒

3km → 3,000m

50mあたり8.68秒

【 3区 8.5 km 】

23分26秒 大森輝和

23分26秒 → 1,406秒

8.5km → 8,500m

50mあたり 8.27秒

【 4区 5.0 km 】

14分07秒 秋山雄飛

14分07秒 → 847秒

5km → 5,000m

50mあたり8.47秒

【 5区 8.5 km 】

23分55秒 村澤明伸

23分55秒 → 1.435秒

8.5km → 8,500m

50mあたり8.44秒

【 6区 3.0 km 】

8分29秒 松山和希

8分29秒 → 509秒

3km → 3,000m

50mあたり8.48秒

【 7区 13.0 km 】

37分09秒大島健太

37分09秒 → 2,229秒

13km → 13,000m

50mあたり8.57秒

まとめます。

【 各区間の50mタイム 】

1区 7.0 km  8.51秒

2区 3.0 km  8.68秒

3区 8.5 km  8.27秒

4区 5.0 km  8.47秒

5区 8.5 km  8.44秒

6区 3.0 km  8.48秒

7区 13.0 km  8.57秒

つまり、広島男子駅伝の最も速い選手は50メートル走を8.5秒で駆け抜けているんです。

【 小学生50m走の平均タイム 】

お次は小学生の50m走の各学年の平均データです。

陸上している子も陸上していない子も全員を含めた平均タイムです。

データの基は平成27年度の文部科学省の『体力・運動能力調査』です。

1年生 男子 11.41(秒)
2年生 男子 10.70
3年生 男子 10.04
4年生 男子  9.60
5年生 男子  9.29
6年生 男子  8.78

1年生 女子 11.71(秒)
2年生 女子 10.94
3年生 女子 10.33
4年生 女子  9.91
5年生 女子  9.50
6年生 女子  9.12

なんと小学生の全力疾走の平均タイムよりもずっと速いんですね!

「でも、クラスで一番の子ならどうなの?」

ウチの息子がつっこんで来ました!

なるほど~!

もしかしたらクラスで一番速い子なら対等に走れるかも知れませんよね。

そこでクラスで一番の子がどのくらい速いかも載せておきます。

【 クラスで一番の子のタイム 】

1年生 男子 9.5(秒)
2年生 男子 8.9
3年生 男子 8.4
4年生 男子 8.1
5年生 男子 7.7
6年生 男子 7.3

1年生 女子 9.8(秒)
2年生 女子 9.2
3年生 女子 8.8
4年生 女子 8.4
5年生 女子 8.1
6年生 女子 7.7

この数値は足の速い上位2.5パーセント以内に入る子どもたちのタイムです。

上位2.5パーセントとは100人中2人~3人ですから、学年で一番足の速い子のタイムになります。

広島男子駅伝の区間記録の選手は50mを8.5秒ですから、小学校3~4年生の学年で一番速い子と同じスピードで走り続けているということになります。

駅伝の選手はこのスピードで3km~13kmも走り続けているわけですから、どれだけスゴいか!

ウチの小学4年の息子にこのことを伝えたら「スッゲー、たくや君よりも速ぇ~!」とビックリしていました。

息子は学年1の子を想像してその速さを実感したみたいです。

ちなみに私(51歳)も春のマラソン大会に向けて練習中です。

本日(2019年1月14日)の記録は1kmで5分2秒でした。

これを50mに換算するとどれくらいでしょうか?

5分2秒は302秒です。

1kmは1,000mです。

よって私の50mあたりのタイムは15.1秒です。

「お父さん、遅っそー!」

ほっとけ!

私は自分のタイムと比べて駅伝の選手のスピードを実感できました!

私の2倍の速さだ~!

駅伝選手、ホント速いわー!

まとめ

駅伝の選手がどれくらい速いスピードで走っているかについて50m走に換算してお話ししました。

50mを8.5秒で駆け抜けているんでしたね。

そしてこのタイムは小学3年、4年の学年で一番速い子の50m走の記録と同じでした。

こんなスピードで3km~13kmも走り続けるなんて、凄いですね~!

駅伝選手の時速を計算したこともあります。

こちらの記事をご覧になってください。箱根駅伝の選手は時速何kmで走っているの?100mに換算すると何秒?

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