扇風機を使っていて「最近なんだか風量が落ちたなあ!」と感じることはありませんか?

その原因はホコリなんです!

「誇り」をたくさん持つのは良いことですが、「埃」はなるべく早く手放さなければなりませんね。

と言うことで本日は扇風機のホコリが風量に与える影響についてお話ししますよ。

そして主婦の方にも出来る掃除の方法を紹介します。

あなたの参考になれば幸いです。

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扇風機の風量が落ちたらホコリの掃除で強くすることは出来るの?

扇風機の風速が弱くなる原因はホコリなんでしょうか?

それにはホコリが溜(た)まっている時と綺麗に掃除した時とで風量の変化が測定できれば証明出来ますね。

ウチの壁掛けの扇風機は山善 YAMAZEN のYWX-K302と言う機種です。

空気の流れは目に見えないので、ある工夫をして扇風機の風量を見える化してみました。

それがこれです。

タコ糸を前カバーの3箇所につけました。

このタコ糸の傾き具合を見て風量を見える化したんです。

上の写真は「弱」にしたときの風の様子です。

そしてこの扇風機のホコリを綺麗に掃除してからもう一度動かしてみたのが、次の写真です。

どうです!

一目瞭然ですね。

こちらも風量は同じ「弱」です。

タコ糸の傾きが緩(ゆる)くなっていますね。

つまり扇風機のホコリを掃除すると風量のアップすることが証明されたんです。

扇風機の風量が落ちる原因はホコリなんですね。

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扇風機のホコリの掃除方法はこれ!

それでは扇風機を簡単に分解してホコリを掃除する方法についてお話ししますね。

【 前カバーを外す 】

前カバーを外すには先ずカバーの下に付いているプラスチックのつまみを外さなければなりません。

これです。

専門用語ではガードクリップと言います。

この留め具は固くて全く外れないくいことがあります。

そんな時はこちらの記事をご覧になってください。

 → 扇風機のカバーの外し方はこれ!ガードクリップが取れない時!

ガードクリップが外れたとして次に進みます。

【 ネジを外す 】

羽根を固定しているネジを外します。

ここでポイントです。

この固定ネジは逆ネジなんです。

正ネジと逆ネジと言う言葉があります。

正ネジは普通のネジです。

そして扇風機のこの部分のネジは逆ネジと呼ばれるネジなんです。

正ネジつまり普通のネジは右に回して締め、左に回すと緩(ゆる)みます。

この扇風機の固定ネジのような逆ネジは反対の構造をしています。

つまり左に回して締め、右に回すと緩むんです。

ここでは左に回すと緩みます。

上の写真の矢印の方に回転させてください。

外れました。

【 羽根を抜き取る 】

羽根(プロペラ)を抜き取ります。

羽根は手前に引き抜くだけで抜けます。

【 後ろカバーを外す 】

後ろカバーを押さえている固定ネジを外します。

このネジは普通の正ネジです。

矢印の方に回すと外れます。

外れました。

【 洗う 】

ここまで分解してホコリを水で洗い流します。

うわー!汚いですね~!

ウチはいつもお風呂場でシャワーを掛けながらスポンジで軽くこすっています。

台所の扇風機は油で落ちにくいですが、居間の扇風機は油汚れもなくて簡単にホコリが落ちます。

石鹸(せっけん)やシャンプーなどを使っても構いません。

【 乾燥させる 】

そのまま風通しの良い所に置いておけば1時間ほどで乾きます。

急ぐ時はタオルで水分を拭(ふ)き取ります。

夏の暑い時はあえて水分を拭き取らずにそのまま組み立てます。

水しぶきが顔に掛かって涼しいからです。

【 エンブレムの分解 】

この扇風機のエンブレム(マーク)の部分に水が入り込みました。

そのまま使っても構わないんですが、気になる人の為にエンブレムの分解方法も説明します。

裏返してネジ3本とも緩めます。

このネジは正ネジなので左に回すと緩みます。

そしてツメを外します。

①の白い部分を右にずらしながら②の透明な部分を下に押し込みます。

固くて外れなかったので細いマイナスドライバーを差し込み、②の透明な部分を下に押し込むと上手く行きました。

外れました。

中の水分をタオルで拭き取りました。

【 エンブレムの組み立て 】

後は組み立てです。

エンブレム(マークの部分)はツメが3箇所あります。

このツメは間隔がバラバラで(120度ではない)三つともツメの位置を合わせないとはまりません。

ツメの位置を合わせて指で押さえるだけです。

ツメが合いました。

続いてネジをはめます。

ネジの位置も等間隔ではないので気をつけてくださいね。

まあ、そのお陰でエンブレム(マーク)が逆さまにならないんですけどね。

このネジも正ネジです。

3箇所ネジを締めます。

【 後ろカバーの組み立て 】

後ろカバーは矢印を上にして、下のヘソを合わせます。(黄色の丸で囲んだところ)

固定ネジは正ネジなので右に回して締めます。(赤い矢印)

【 羽根をはめる 】

羽根(プロペラ)は差し込むだけで大丈夫です。

羽根の固定ネジは逆ネジでしたね。

左に回すと締まります。

右に回すとか左に回すとかの意味は大体分かりましたか?

時計回りの事を右に回すと言い、反時計回りの事を左に回すと表現します。

時計の12時の位置から針の動く方向で表わしているんですね。

【 前カバーの取り付け 】

前カバーは後ろカバーの頂点の位置にあわせてかぶせます。

これが後ろカバーの頂点です。

こちらは前カバーの頂点の位置です。

この二つを合わせて位置を決めます。

位置が決まったら上の方から前カバーを押し込んでいきます。

【 ガードクリップを締める 】

最後にガードクリップと呼ばれるプラスチックの留め具を締めます。

カチッと音がします。

固くなるとガチッ!と言います。

この留め具はものすごく固いことがあります。

そんな時はこちらの記事が参考になります。

 → 扇風機のカバーの外し方はこれ!ガードクリップが取れない時!

【 完成 】

完成です。

う~ん、良い風です!

本日使用した工具はこれ!

本日使用した工具は次の通りです。

・プラスドライバー

・スポンジ

【 プラスドライバー 】

100円均一ショップに売っているような安物で構いません。

大、中、小の3本くらいあれば十分でしょう。

ドライバーはネジの大きさに応じていくつかのサイズがあります。

ネジの大きさにピッタリ合うものを使いましょう。

ちょっとくらい大きさが合わなくても使えますが、ネジ山が潰れてしまわないように気をつけてくださいね。

【 スポンジ 】

お風呂掃除用のもので構いません。

スポンジがなければ雑巾(ぞうきん)でも大丈夫です。

まとめ

扇風機の風量が弱くなるのはホコリが原因でしたね。

風量が落ちたと感じたら掃除をしてくださいね。

また風量がアップしますよ。

扇風機のホコリはすぐたまるものです。

ウチも夏場だけでも月に1~2回洗っています。

あなたの参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

その他、扇風機に関する修理や分解、活用法についてはこちらにまとめています。

扇風機の修理や分解方法活用術についてまとめました。

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