自転車の空気入れポンプの調子はいかがですか?
自転車の空気が入らないときは、自転車ではなくてポンプに異常のあることがあるんです。
本日は自転車の空気入れポンプの修理方法についてお話ししますね。
あなたの参考になれば幸いです。
自転車ポンプの空気が入らないのはなぜ?
自転車に空気を入れようと空気入れを押しても、空気の全然入らないことがあります。
主な症状は次の三つです。
・空気ポンプを押す手応えが全くなくスカスカな状態
・空気ポンプを押しても空気ポンプが全く動かない
・空気ポンプは動くけれども空気がどこかで漏れている
【 空気ポンプを押す手応えが全くなくスカスカな状態 】
空気ポンプを押しても全然力が入っていないことがあります。
自転車のタイヤに空気を入れるには結構力が必要なんです。
なので空気入れを押すにも結構力が必要です。
なのに全く手応えがなくてユルユルなのは明らかに空気入れポンプの異常です。
ポンプがスカスカな時の修理方法はこちらの記事が参考になります。
→ 自転車空気入れポンプがスカスカで空気が入らない時の修理法はこれ!
【 空気ポンプを押しても空気ポンプが全く動かない 】
次に空気入れが全く動かない場合です。
動いてもとても固い場合もこれに属します。
これは空気入れのどこかが目詰まりを起こしています。
本日はこのポンプが全く動かない場合の修理方法についてお話ししますね。
【 空気ポンプは動くけれども空気がどこかで漏れている 】
ポンプは普通に動くけれどもどこかで空気が漏れている場合もあります。
空気が漏れている場合はチューブのどこかに亀裂の入っていることが多いんです。
この場合はチューブの交換になります。
チューブ交換もこの記事を最後までご覧になれば自分で出来ますよ!
ではさっそく空気が全く入らない症状の修理方法を説明しますよ。
自転車ポンプの空気が入全くらないときの原因はこれ!
空気入れの空気が全く入らない場合は目詰まりが原因のほとんどです。
目詰まりする箇所は次の二つです。
・シリンダーの土台
・チューブ
【 シリンダーの土台 】
空気入れの本体の事をシリンダーと言います。
このシリンダーの土台の部分に空気を押し出す小さな穴があります。
これが詰まると空気を送り込むことが出来ません。
屋外で自転車の空気入れを長期間出しっぱなしにしていると雨やホコリが入り込んでこの穴が詰まってしまうんです。
ですから先ずはシリンダーの土台を点検して穴の詰まりを解消します。
シリンダーの土台に異常がなければチューブの詰まりと言うことになります。
【 チューブ 】
チューブのどこかが詰まってしまったら、素人では修理できません。
私でも面倒臭いです。
ここは潔くチューブごと交換するのが良いでしょう。
大きな自転車量販店やホームセンターの自転車コーナーに行けば500円ほどで売っています。
「自転車の空気入れポンプのホースを下さい!」と言えば直ぐに教えてくれます。
ポンプを取り外して現物を持って行くと確実です!
自転車ポンプの空気が全く入らないときの修理方法はこれ!
ウチの自転車の空気入れです。
【 ホースを外す 】
先ずはホースを外します。
14mmスパナを使います。
もしかしたら15mmのものや13mmのものもあるかも知れません。
14mmスパナは左に回すと外れます。
矢印の方向に回してください。
最初の1回転が回ればあとは手で回せます。
外れました。
穴の様子です。
なにか詰まっているような感じではありませんねぇ!
【 シリンダーを外す 】
続いてシリンダーを外します。
シリンダーも左に回すと外れます。
いや外れるはずなんです。
というのも、こんなところ一度も外したことのない方がほとんどだと思います。
ネジがあること自体も知らない方が多いのではないでしょうか!
でも一度も外したことがないとなると固まって外れないことがあります。
なので足で押さえてシリンダーを回してください。
手が滑(すべ)る時は引越し作業の方が使うゴム引きの手袋をして回してください。
ゴム引きの手袋は100円均一ショップにも売っていますよ。
外れました。
【 土台のチェック 】
土台をチェックします。
薄い紙のようなものがついています。
だいぶ昔(おそらく10年以上前)に一度修理したことがあるんです。
その時に水道工事に使うシールテープと言うものを使って修理したのでその名残です。
このテープは私が勝手につけたものなのでなくて問題ありません。
今回このテープは取り外して捨てました。
【 土台の洗浄 】
土台の穴がヘドロのようなもので詰まっていました。
おそらくこのヘドロが原因でしょう。
竹串を使ってかき出しました。
そして水で洗い流しました。
穴が綺麗になりました。
片方の穴から息を吹き入れると反対の穴から勢い良く空気が出てきました。
これで大丈夫だと思います。
【 グリスを塗る 】
ネジの部分にグリスを塗ります。
グリスとは固めの油の事です。
グリスを塗るのは気密性を高める為と、シリンダーを回しやすくするためです!
グリスは無くても特に問題ありません。
私は修理全般に使用するグリスがあるのでそれを使いますが、皆さんの家にはそんなものないと思うので、ハンドクリームやオロナイン軟膏、ワセリンなどで代用してください。
竹串で適量とって適当に塗ります。
このグリスを塗っていると、少しの空気漏れを防ぐことが出来ますし、次回に分解する時に楽に回ります。
【 シリンダー取り付け 】
シリンダーを取り付けます。
シリンダーも右ネジです。
右に回すと締まります。
一度反対方向の左に回しておいて、「カチッ!」と手応えがあってから右に回すと上手くネジ山が合いますよ。
最後は手でしっかり締めてください。
手の力だけで十分です。
【 チューブの取り付け 】
チューブを取り付けます。
チューブの方にもグリスを塗ります。
チューブも右ネジです。
指で回るところまで回しておいて、最後はスパナで回します。
スパナも右ネジです。
【 完成 】
以上で完成です。
試しに空気を入れてみましたが、すこぶる好調です。
もっと早くに修理しておけば良かったです。
【 これで直らなかったら? 】
この修理で直らなかったら、チューブに異常があります。
そのときはチューブ全体を交換してくださいね。
まとめ
本日は自転車の空気入れの空気が全然入らない時の修理方法についてお話ししてきました。
シリンダーの土台が詰まっていることが多いんでしたね。
シリンダーに異常がなければチューブが詰まっているのでチューブ全体を交換してください。
チューブからの空気漏れもチューブの交換で解決しますよ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
あなたの参考になれば幸いです。
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