寒くなってくると重宝するのが石油ファンヒーターです。

ウチも4台の石油ファンヒーターが大活躍しています。

ところで、使っていて気になるのがニオイです。

一口に臭(にお)いと言っても様々あり、大丈夫なニオイと危険なニオイの二種類があるんですよ!

本日は石油ファンヒーターのニオイの原因とその対策についてお話ししますね。

あなたの参考になれば幸いです。

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石油ファンヒーターの臭いの原因は何?

石油ファンヒーターのニオイは主に次のニつです。

・焦げ臭いニオイ

・鼻にツンと来るニオイ

【 焦げ臭いニオイ 】

シーズンの最初に使うときに、なんとなく焦げ臭いことがあります。

紙が燃えているようなニオイです。

「キナ臭い」と表現する方もいます。

でも長続きせずすぐに直ります。

これは温風の吹き出し口や内部にたまったホコリが燃えているんですね。

ですからそのホコリが燃え尽きてしまうと次第にニオイはなくなります。

シーズンの初めの点火した直後の1~2分の間にだけ発生するニオイです。

これは特に問題のないニオイで大丈夫なニオイと言えます。

2回目以降それほど気にならなければそのまま使用しても大丈夫です。

【 鼻にツンと来るニオイ 】

一方、鼻にツンと来る強烈なニオイの発生することがあります。

中には白煙をモウモウと吐きながら途中で火の消えてしまうことがあります。

この場合は、ガス化した灯油に火がつかないでガスのまま外に出てきた状態です。

石油ファンヒーターは灯油をガス状にして(気化して)それに点火する仕組みになっていますが、その気化したものに上手く火がつかない状態です。

この時は本当にくさいです。

これは文字通り危険なニオイです。

すぐに窓を開けて換気をしてください。

目が痛くなる程です。

白煙が出たときは半日ほど部屋の中がクサイと感じます。

ただ、点火する時と消火する時に少しだけ白煙が出るのは問題ありません。

メーカー各社もこの点火時と消火時のニオイをいかに少なくするかで知恵を絞っている状態であり、石油ファンヒーターの点火時と消火時のくさいニオイは永遠の課題だからです。

運転中に突然白煙が出るのは明らかに機械の異常なので、販売店に相談して修理か買い替えをしてください。

私は知識があり自分である程度の修理が出来るので、この白煙が出たときも過去に何度も修理をしています。

ところがなかなか上手く行かないんですね。

修理した1週間くらいは調子良いんですが、また使用中に白煙がモウモウと出てきて慌てて窓を開けて換気をしています。

なので最近は白煙の修理を諦めて、買い替えることが多いです。

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石油ファンヒーターのにおいの改善方法はこれ!原因と対策!

そこで対策です。

まず出来ることをやりましょう。

【 焦げ臭いニオイがする時の掃除方法はこれだ! 】

これは内部にたまったホコリが焦げているので、掃除をすることで改善します。

掃除のポイントは次の二つ。

・前面の温風噴出し口周辺

・背面の空気取り入れ口周辺

上記の写真はウチの石油ファンヒーターの温風吹き出し口です。

うっすらとホコリが付着していますね。

分解しなくても、これらの手の届く範囲を掃除機や固く絞った雑巾を使って掃除すると良いんです。

もしも外から中をのぞき込んで、明らかに内部にホコリがたくさんたまっている時には、少しだけ分解して内部を清掃しましょう。

内部にホコリがたくさん溜まっているのは、石油ファンヒーターにとってあまり良い状態ではありませんから。

前面パネルや後ろの空気取り入れ口のネットを取り外すくらいで内部を清掃することが出来るんですよ。

出来れば年に1回、シーズンの初めに内部の掃除をしてくださいね。

と言っているこの私も実は数年に一回になっちゃってますが・・・。

内部のホコリを掃除する方法はこちらの記事が参考になります。

 → 

【 鼻にツンと来るニオイ時の対処法はこれ! 】

運転中に1回白煙が出たからといって、その機械は使用禁止にした方が良いというような極端なことはしなくて良いです。

たまたま何かの不具合で起こったことであり、その後普通に使えることも多いからです。

また機械的に直ぐに重大な危機が迫っていると言うことでもありません。

白煙が出るときの原因として考えられるのは次のつです。

・たまたまそうなった

・灯油に異常があった

・機械に異常があった

特に異常がなくても、何らかの原因でたまたま白煙の出ることがあります。

振動だったり、ホコリだったり、です。

なので、一度火を消し、換気などをよくして再度点火してみてください。

何事もなかったかのように運転出来ることがあります。

それはそれて、良いことです。

次に機械的な異常ではなくて灯油自体に異常がある場合です。

正常な灯油は無色透明ですが、黄色くなっていたり、すっぱいニオイがしていたら灯油が変質しています。

水やゴミが混入していることもあります。

また灯油以外の油、例えばてんぷら油、シンナー、機械油などが混入していることもあります。

これらは変質灯油とか不純灯油と呼ばれています。

このような灯油を使っていた場合に白煙の出ることがあります。

「では、去年の灯油は使っちゃいけないの?」

私の経験上は昨年の灯油を使用しても大丈夫です。

昨年の灯油を使うことに関してはこちらの記事が参考になります。

 →昨年の灯油は使えるの?古いものはこうして処分!使い切るのがGood!

もう一つの原因が機械そのものにある場合です。

先ほど「運転中に1回白煙が出たからといって、その機械はすぐに使用禁止にした方が良いというような極端なことはしなくて良い」と言いましたが、機械的な原因の場合も同様です。

しかし、2度3度と同じような症状が出るなら買い換えたほうが良いですね。

修理に出すというのも一つの手ですが、どんなに安くても基本料金が8,000円くらいはかかります。

部品交換となればプラス部品代です。

今では安い石油ファンヒーターは10,000円を切ります。

交通費や修理のために販売店に持ち込む手間などを考えれば、買い換えたほうが安上がりなことが多いです。

まとめ

焦げ臭いニオイは掃除によって解決することが多いんでしたね。

白煙が出るような強烈なニオイの時には、買い替えがおすすめでした。

あなたの参考にしてくださいね。

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