自転車のサドルがボロボロになってきました。

自転車屋さんでサドルを購入して交換してもらうことも出来ますが、実はサドルだけ購入しておいて、自宅で自分で簡単に交換することも出来るんですよ。

使う工具はスパナ1本だけです。

本日は自転車のサドルの交換方法についておはなししますね。

あなたの参考になれば幸いです。

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自転車のサドルが破れた!

ウチの母が乗っているママチャリ自転車のサドルが裂(さ)けてボロボロになって来ました。

いや~!ひどいですね~!

雨が降ると中のスポンジに雨水が染み込みます。

そしてそれがなかなか乾かないんです。

そのままにしていると次に乗ったときに水が染み出してきてお尻だけが濡れているというなんとも不細工な状況になってしまいます。

「あれ?あの人、オシッコ漏らしたのかしら?」

なんてことになってしまいます。

歳も歳ですが、そんな風に疑われるのもちょっとかわいそうですね。

対策としては次の二つです。

・レジ袋をかぶせる

・サドルを交換する

【 レジ袋をかぶせる 】

こちらが最も手っ取り早くてお金もかかりません。

大きな自転車屋さんや、ホームセンターに行けば専用のサドルカバーも売ってます。

なにも専用のサドルカバーを買わなくても、雨が降る時にレジ袋をサドルにかぶせれば中のスポンジが濡れることはありません。

しかし、家の自転車置き場は雨ざらしなので、夜間に雨が降ってしまい結局濡れてしまいました。

なので仕方なしに自転車に乗るときにレジ袋をかぶせるようにしました。

これで解決したと思ったんですが、そうは上手く行きませんでした。

母が「お尻がすべる!」と苦情を訴えてきたんです。

サドルにレジ袋のかぶった母の自転車に実際に乗ってみました。

おおっ! 前後に滑る滑る!

自転車を漕(こ)いでいると、だんだんお尻が後ろに行ってしまいます。

そして後ろの荷台にお尻が落ちてしまいました。

子どもの頃、わざと荷台にお尻を乗せて変な格好で自転車を漕いでいたのを思い出しました。

母に聞くと「だんだんお尻が前に来て落ちそうだ!」というんです。

へ~? 私は後ろにすべり、母は前か~!

いやいや、そういう問題じゃなくて何とかしなきゃ!

【 サドルを交換する 】

そこでホームセンターに行き、サドルを購入することにしました。

初めからそうしておけば良かったんですが、貧乏性なもんでちょっとでも安くしたいと思っちゃうんですよね。

ホームセンターでサドルを購入してその場で交換してもらえば良いのでしょうが、ここでも貧乏性を発揮して工賃を浮かせることにしました。

古いサドルの取り外しと新しいサドルの取り付けは自分で過去にも何度か挑戦しているので大丈夫です。

本日はこの古いサドルの取り外し方と、新しいサドルの取り付け方についてお話ししますね。

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自転車のサドルの交換方法はこれ!スパナ1本で古いのを取り外す。

まず古いサドルの取り外し方です。

使用する工具は13mmのスパナです。

古い自転車になると14mmの事もあるんです。

スパナを差し込むんですが、このままでは作業がしにくいです。

そこでサドルを高くしちゃいます。

このレバーを左に回すと緩みます。

そしてシートを目一杯伸ばしてやると作業がしやすいです。

このくらい上げると良いですよ。

スパナは左に回すと緩(ゆる)みます。

4~5回ほど回すとサドルが上に抜けます。

抜けました。

抜けたら先端が汚れているのでボロ布で拭き取ります。

続いて新しいサドルを取り付ける作業に入ります。

自転車のサドルの交換方法はこれ!スパナ1本で新しいものを取り付ける!

こちらがホームセンターの自転車コーナーで購入したサドルです。

価格は1,200円でした。

これを母の自転車に取り付けます。

サドルの内側を見ます。

この二つをよく見比べます。

左が新しいもの、右が古いものです。

新しいサドルの中央の金具の位置が反対になっていますね。

この金具は簡単に向きを変えることが出来るんです。

ナットを少し緩めてクルッと回してやれば回転します。

回転しました。

そうしてこれを取り付けます。

次の写真はまだ差込が不十分です。

木材で叩きます。

ハンマーでも良いですが、傷をつけないようにするには、プラスチックハンマーか木材が良いです。

私はワイヤーブラシの木製の柄をハンマーで叩いて押し込みました。

下の写真のようになれば大丈夫です。

新品を購入したときによくある現象ですが、何もせずに簡単にすっとはまることもあります。

13mmスパナで軽く締めておき上下左右の微調整をします。

【 上下の微調整 】

サドルは水平にセットするのが基本です。

水準器があれば使ってください。

なければ背景の水平な線を利用して水平を出します。

ウチはシャッターの線を利用して水平に調整しています。

この時の注意点は乗る状態で水平にするってことです。

両足スタンドは後輪が少し上がっているので、その分サドルも後ろを上げて固定します。

背景のシャッターの縞模様(しまもよう)が水平なので、後ろが少し上がっているのがわかりますね。

そしてナットを固定します。

ナットは左右両方にあるので左右均等に締めます。

仮に固定したら、両足スタンドを外して水平を確かめます。

いい感じです。

水平位置が決まったらキツク締め上げます。

このネジは強く締め上げて大丈夫です。

そうしないと乗っているうちにサドルが前にお辞儀したり、後ろにのけぞったりします。

特に短いスパナで回す時には目一杯力を入れていますよ。

【 左右の微調整 】

続いて左右の位置の調整で、同時に高さも元の高さに戻します。

母のサドルの高さは一番低い位置が好みです。

交換のために高さを最高に上げていたので、高さを一番低くすると同時に左右のバランスも見ます。

上から見てサドルの先端が本体フレームの中央に来るようにします。

上の写真は左に曲がっていますね。

自転車本体のフレームを背景にすると分かりやすいです。

ちょうど良い感じになりました。

サドルの左右の位置が決まったらシートピンをキツク締めます。

こちらも締め方が甘いとサドルの向きが右を向いたり左を向いたりしますので、硬く締(し)めて下さい。

調整が終わったら実際に乗ってみて感触を確かめます。

乗っているうちにお尻が前後にずれなければ大丈夫です。

今回使用した工具

今回使用した工具です。

ホームセンターで購入した安物です。

100円均一ショップのものでも大丈夫ですが、短いスパナだと力が入らずやや作業しにくいです。

メガネレンチと言うものがあればそれが一番やりやすいです。

これから工具を購入しようと考えている方にはメガネレンチをおすすめします。

メガネレンチの画像はこちら

まとめ

本日はママチャリ自転車のサドルの交換方法についてお話してきました。

意外と簡単でしょ!

これであなたも気分は自転車マイスターだ!

って、まだ早いか!

母が「ありがとう!お尻の感触がいいねえ~!実は前のサドルは、ささくれていたから服もお尻が傷んで薄くなっていたのよね!これで安心だわ!」

え~っ!そうなの?  だったらもっと早く言ってよ~!

その他、自転車に関する記事はこちらにまとめています。

自転車タイヤの修理を自分で!ブレーキのやり方とその他まとめ。

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