ママチャリ自転車のチェーンが外れたら自分で直せますよ!

難しいものもたまにはありますが、自転車チェーン外れの90パーセントはちよっとの知識と気力があれば自分で修理できるんですよ!

本日は初心者にも分かりやすいやり方でチェーン外れを修理する方法を紹介します。

あなたの参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
  

ママチャリ自転車のチェーンが外れるのはなぜ?

まずはチェーンの外れやすい自転車と外れにくい自転車の違いからお話しします。

ママチャリ自転車には、チェーンの外れやすいものと、滅多に外れないものの二種類の自転車があるんですが、その違いがあなた分かりますか?

「変速機のついているものかしら?」

ピンポ~ン! 正解で~す!

変速機のついているものでも特に「外装変速機」と呼ばれる、見た目にも「変速機付き」とハッキリ分かるものです。

これが外装変速機です。

一方、変速機のうちで「内装変速機」というものは、チェーンがほとんど外れません。

こちらが内装変速機です。

そして、変速機のないものや、「フルカバー」と言って、チェーンを完全に覆っているものも滅多(めった)に外れません。

これがフルカバーの自転車です。

もしも、これらの自転車のチェーンが外れてしまったら、素人では修理出来ませんので、自転車屋さんに持って行ってくださいね。

ウチにも8台の自転車がありますが、その内チェーンの外れが起こるのはたったの一台だけです。

その自転車とは外装5段変速機の自転車です。

と言うことで、本日はこの外装変速機の自転車のチェーン外れの修理方法についてお話ししますよ。

【 チェーンの外れる理由 】

では何故、外装変速機の自転車はチェーンの外れることが多いんでしょうか?

外装変速機の自転車は、ギアチェンジの時にチェーンの長さが変わるので、上手に切り換え(シフトチェンジ)をしないとチェーンが波打つんです。

その時にチェーンが外れやすいんです。

私は「チェーンが踊る!」と表現しています。

つまりチェーン外れの原因は、無理なシフトチェンジだったんですね!

スポンサーリンク

ママチャリ自転車のチェーン外れを直す方法はこれ!修理仕方はこれ!

ここまで読んで来て「そうかぁ! 外装変速機は厄介だなあ! じゃあ、今度買うなら内装変速機の自転車にしよう!」と思ったそこのあなた!

外装変速機は欠点ばかりではないんです。

実は自転車の中で、チェーンの修理をやり易い順番に並べると、断トツの1位がこの外装変速機自転車なんです。

長所と短所は紙一重とはこの事です。

外装変速機の自転車はチェーンの外れやすい代わりに、チェーン外れの修理は一番しやすいんです!

チェーンが外れやすいと言う欠点ですが、これを反対にするとチェーンの修理をしやすいと言う長所にもなるんです。

では、早速、チェーン外れの直し方を見ていきましょう。

修理の手順は次の通りです。

①軍手をはめる

②チェーンを歯車に引っ掛ける

③ペダルを回す

以上です。

たったのこれだけで本当にチェーンの修理が出来ちゃうんです。

もう少し、詳しく説明しますね。

【 ①軍手をはめる 】

手に軍手をはめるのは、指が汚れないようにです。

チェーンは油汚れがベットリ付いていますので軍手をするのが良いです。

慣れてきたら、新聞紙や折り込みチラシでチェーンを持って指を汚すことなく修理出来るようになります。

もしも出先でチェーン外れの修理をするときには、ティッシュでグルグル巻きにして作業をすると、指の汚れを少なくすることが出来ます。

ティッシュならば、そのままにしていても自然に破れて取れていきますから。

【 ②チェーンを歯車に引っ掛ける 】

軍手をはめて準備の整ったところで、本番です。

外装変速機の自転車でチェーンの外れるのは圧倒的にベダルの所が多いです。

後輪、すなわち変速機のギア(歯車が何枚も重なっているところ)ではあまり外れません。

下の写真のようにベダルの歯車にチェーンを引っ掛けます。

【 ③ペダルを回す 】

そしてペダルを回します。

ペダルを回す向きはベダルを漕(こ)ぐのと反対方向です。

歯車とチェーンカバーの間のすき間を指で広げながら回すと上手く行きます。

軍手をしているので指を怪我(けが)する心配もありません。

これで一回転させれば、修理は成功です!

【 チェーンカバーを外して説明 】

チェーンカバーが邪魔で見にくいので、チェーンカバーを外して説明します。

チェーンが外れた状態です。

歯車に引っ掛けます。

ペダルは左に回します。

慎重にペダルを回します。

チェーンが歯車に全て乗ったらOK!

【 歯車の向こう側にチェーンが落ちたら 】

歯車の向こう側にチェーンが落ちたときも同じ手順です。

歯車にチェーンを引っ掛けます。

ペダルをゆっくり回転させます。

さらに回転させます。

このようにしてチェーンは簡単にはめることが出来るんです。

慣れてきたらチェーンケースを外さなくても出来るようになります。

ママチャリ自転車のチェーン外れ修理が上手く行かないときはこうする!

そうは言っても、簡単には行かない事もあります。

ここからは簡単に行かないチェーン外れの事例とそれをどうやって克服したら良いかのコツについてお話ししますね!

【 チェーンが歯車のすき間に食い込んでしまったら? 】

チェーンが外れたら、無理にペダルを踏み込まないのが大切になりますが、初心者の方は、そんなこと知らないので、なんとかしようとついついペダルを強引に踏み込んでしまうんですよね。

そんな時に、歯車と車体の間にチェーンがキツく食い込んでしまうんです。

そんな時には、マイナスドライバーを、使ってグリグリやってください。

同時に歯車を押したり引いたりしてください。

そうこうしていると、食い込んだチェーンがスポッと抜けることがあります。

【 後ろのギアでチェーンが外れたら? 】

外装変速機の自転車のチェーン外れは普通ペダル側の歯車で起きますが、たまに後輪のギアのところで起きることがあります。

外装5段変速機なら後輪の歯車は5枚です。

一番大きな歯車の外にチェーンが落ちてしまうことがあります。

または一番小さな歯車の外に落ちることもあります。
中には途中の歯車と歯車の間に食い込む事もあります。

これらの場合も、ドライバーを使ってグリグリやってください。

結構荒っぽくしないと出来ないかも知れませんよ。

ママチャリ自転車のチェーンが外れにくい乗り方はこれ!

ウチの外装5段変速機の自転車でチェーンを外してしまうのはウチの息子です。

私も時々借りて乗っていますが、一度もチェーンを外したことがありません。

それはチェーンの外れやすい乗り方を知っているからです。

チェーンの外れやすい乗り方を知れば、チェーンが外れないように乗ることも出来るようになります。

では、チェーンの外れやすい乗り方とは何でしょうか?

それは切り換え(シフトチェンジ)の時にペダルへ体重を掛ける乗り方です。

シフトチェンジしながらペダルに体重をかけるとチェーンが踊るんです。

シフトチェンジとは、歯車から隣の別の歯車にチェーンを横移動させる操作です。

シフトチェンジの時にペダルに体重をかけると、この時の横移動の力がペダル側の歯車にも伝わってしまい、その弾みでチェーンが外れてしまうんです。

つまり、シフトチェンジの横移動の力とチェーンが踊る縦移動の力が合わさるとチェーンが外れてしまうんです。

これがチェーン外れのメカニズムです。

チェーン外れの理屈が分かったところで、対策です。

縦移動と横移動が同時に発生しないようにすれば良いんです。

具体的には、切り換え操作をするときには、ペダルに掛ける体重を小さくするのが正しい乗り方です。

そうすることで、チェーン外れのリスクを最小限に抑えることが出来ます。

ペダルに全く体重かけなければ、シフトチェンジが出来ませんから、ある程度の体重は掛けるんですが、なるべく小さな力にとどめるのがコツです。

例えば、チェーンに油を差すときに、後輪のタイヤを浮かせた状態で行うと思いますが、あのイメージです。

まとめ

本日はママチャリ自転車のチェーンが外れた時の修理方法についてお話しして来ました。

ここまで読んできたあなたはもう自転車マスターです。

あとは実践あるのみ。

もしもこれで上手く行かなかったら、自転車屋さんにお願いしてください。

いろいろ試した後ならば、「何故出来ないんだろう?」と言う疑問であなたの頭は一杯です。

その状態で自転車屋さんに持って行けば、自転車屋さんの手際の良い修理技術を見て、感動するに違いありません。

私もそのようにして自転車修理をマスターして行ったんですよ。

あなたの参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

スポンサーリンク