こんにちは。

自転車のペダル交換をやってみました。

ペダルレンチと言う専用工具を使わずに、普通のスパナで交換してみました。

自宅で自転車のペダル交換に挑戦したいと考えているあなたの参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
  

自転車のペダル交換をやってみた!

通勤や買い物で毎日使っている自転車のペダルは、ネジがとても硬いんです。

そんな自転車のペダル交換は専門の知識と専用工具が必要になります。

しかし今回私が挑戦したのは、倉庫に眠っていた古い自転車です。

娘が高校に入学したので、通学用の自転車に改造したんです。

なので今回のペダル交換は、とても作業しやすい交換でした。

本日は普通の工具だけを使った簡単なペダル交換についてお話しします。

スポンサーリンク

自転車のペダルの取り外し方、取り付け方はこれ!

手順はペダルを外して新しいものをつけるだけです。

特に難しいことはありません。

しかし、ちょっとしたコツがあるのでその辺りをお話したいと思います。

これが交換前の古いペダルです。


古いペダル

昭和50年頃の古い自転車だけあって、古いレトロな感じですな。

これも味のあるペダルですが、年頃の娘の自転車にしては少しかわいそうな感じなんで部品を現代風のものに交換することにしたんです。

今回使用した工具はこの15mmのスパナです。


スパナ

左に14の刻印、右に15の刻印があります。

これはホームセンターでセットで購入した安売りのスパナセットで、有名ブランドではありません。

後から知った話ですが、14mmの上は16mmが一般的で15mmのスパナはちょっと特殊なんだそうです。

そんなことも知らずに、たまたまウチにあったから使っただけです。

【 右足側の古いペダルの外し方 】

まず右足側の古いペダルを外します。

ネジは一般的な右ネジですから左に回すと外れます。

古いペダルを外すときにはポジション(位置取り)が大切です。

ペダルの外すのにスパナを回す向きがあるんです。

下の写真は悪いポジションです。


右ペダル 悪いポジション

なぜこれが悪いのかと言うと、この状態で左にスパナを回そうとしてもクランク(ペダルを支えている軸)が一緒に回ってしまい、力が入らないからです。

正しいポジションは下記の通りです。


右ペダル 良いポジション

そしてこのスパナをハンマーで叩(たた)きます。

こうすることによって、クランクは回らずにペダルにだけ力が入り、ペダルが外れやすくなります。

最初の半回転さえ回れば、後は軽い力で回ります。

ハンマーで叩かなくても回りますが、専用工具ではない一般的なスパナで大きな力を加える時は、スパナとクランクの間に指を挟まないように気をつけてください。

自転車のペダル交換のキモがこれです。

プロも基本的にこのポジションで外しているんです。

プロはこの方法に加え専用工具であるペダルレンチを使用するので、普通の人では外れないガチガチに固まったようなペダルでも外してしまうんです。

【 左足側の古いペダルの外し方 】

左足側も同様の方法で外します。

左足の注意点は左ネジだと言うことです。

右側⇒右ネジ

左側⇒左ネジ



と語呂を合わせると覚えやすいですね!

左ペダルの良いポジションと悪いポジションは下記の通りです。

右ペダルの時と比べるとよくわかりますが、写真を反転させたような動きですよね。


左ペダル 悪いポジション


左ペダル 良いポジション

右と同様に左ペダルも良いポジションでスパナをハンマーで叩くとペダルネジが回ります。

左ペダルも最初の半回転さえ回ればあとは軽い力で回ります。


左ペダルのハンマーの叩き方

【 ペダルの左右の違い 】

ペダルは右用と左用に分かれています。

ネジの真ん中、または側面に「R」とか「L」と刻印されているのがそれです。

「R」⇒Rightつまり「右」

「L」⇒Leftつまり「左」です。


Rの文字 Lの文字


右足用ペダル左足用ペダル

【 新しいペダルの取り付け方法 】

新しいペダルを取り付けるときは右側には右足用ペダル、左側には左足用ペダルをつけて軽くねじ込むだけです。

反対に付けようとしてもネジが逆なので付きません。

なので、注意点などは特にありません。

ここではちょっとおもしろい付け方を説明します。

それは「スパナを固定してペダル持ってクランクを回す」と言うことです。

下記の写真をご覧になってください。


ペダルを左に回す

これは右側ペダルです。

手でペダルを少しねじ込んだら、スパナを写真のようにかませて、ペダルを持ってクランクを後輪側(反時計回り)に回します。

これで面白いようにねじ込まれて行きます。

普通にスパナを回転させても出来ますが、動きとしてこちらの方が面白いので私はいつもこの方法で取り付けています。

左ペダルを取り付けるときはこの逆です。


ペダルを右に回す。

左ペダルを取り付ける時は逆回転の時計周り(後輪側)にクランクを回します。

自転車のペダル交換の注意点

ペダル交換時の注意点は下記の3点です。

・手を怪我しないように

・左足用が左ネジ

・固着することがある



【 手を怪我しないように 】

これが最も重要ですよ~!

プロは怪我をしないやり方を知っている人です。

汎用(はんよう)のスパナを使うときは、スパナとクランクの間に指を挟みやすいです。

指を挟まないように気をつけてくださいね。

【 左足用は左ネジ 】

これを知らずに「左足用が外れない~!」と格闘してしまう方がいます。

右足用は右ネジ。

左足用は左ネジですよ~!

【 固着することがある 】

自転車のペダル交換が難しいのは固着してしまうからです。

固着しないんだったら普通の人でも出来ます。

今回のペダル交換は一度も使っていない倉庫に眠っていた自転車だったので、普通のスパナでも回りましたが、長く使っている自転車は固着していて外すのに苦労するんです。

固着していなければ、普通のスパナでも回るはずなので、回す方向に気をつけて作業してくださいね。

ハンマーで叩いても回らない場合は大手自転車チェーン店に持ち込んで、相談してみてください。

費用はかかるかも知れませんが、プロの技を間近に見ることはとても勉強になります。

授業料と思えば安いもんです。

ペダルレンチについて

プロの自転車修理屋さんが使うペダルレンチとはこれです。


ペダルレンチ

このペダルレンチはHOZAN社製の専用工具です。

私が使ったスパナは15cmでしたが、このペダルレンチは長さが倍の35cmもあります。

長ければ長いほどテコの原理で大きな力が加わるからなんですね。

またその形状にも工夫があって、クランクとの間に指を挟んで怪我しないような構造になっているんですよ。

HOZAN社製のペダルレンチをネット通販で購入すると4,000円近くします。

無名のブランドならば1,000円前後でもあります。

本格的に自転車修理に挑戦したいと考えているならば、この機会に1本購入してみてはいかがでしょうか。

下記は楽天で見つけた株式会社エーゼットのペダルレンチです。

エーゼットは潤滑油で有名な会社ですが、工具も製造しているんですね。

このペダルレンチは両方使える仕様です。

片方が90度の向きになっているのは、ペダルのネジの向きで力が入りにくいときに使うためです。

メール便を選択すると送料無料です。

最後に

本日は固着していないペダルの交換方法についてお話しました。

自転車のペダルを自分で交換したいと考えているあなたの参考になれば幸いです。

その他、自転車に関する記事はこちらにまとめています。

自転車タイヤの修理を自分で!ブレーキのやり方とその他まとめ。

スポンサーリンク