こんにちは。

前回の続きです。

妹のところのガスコンロに火が使いないと連絡が入りました。

この記事はその時の妻と妹のやり取りの一部始終です。

ガスコンロの火が途中で止まってしまうと言う状況でお困りのあなたの参考になれば幸いです。

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ガスコンロの火が途中で止まる時の修理法はこれ!

妻「どんな風に火が点かないの?」

妹「点かないんじゃなくて途中で止まるの! 火をつけて料理しているのに、気がつくと途中で止まるの!」

妻「ふ~ん!そうなんだ!火をつけるの時はいつも簡単に点くの?」

妹「点かないときもある! 5~6回点けてやっと点く時もある!」

妻「じゃあ、まず掃除をしてみて!」

ということで、妻は覚えたての知識を総動員して下記の二つを説明していました。

1、火口(バーナートップ)を掃除してみる

2、点火プラグを掃除をしてみる

この二つは、前回の記事と前々回の記事の内容でしたね。

その日はもう連絡がなかったので、たぶん上手く行ったんでしょう。

しかし、2~3日後にまた妹から電話がかかってきました。

妹「やっぱり消えてしまうよ~!」

う~ん、どうしたもんじゃろの~?

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ガスコンロの火がつかなくなったら!

妹に症状を詳しく聞いてみました。

妹の話を総合すると次の通りです。

・火を点ける時になかなか点かないときがある

・火はついても使っている途中で気がつくと消えていることがある

・点火プラグの掃除は行なった

・バーナートップ(火口)の掃除も行なった

・左のコンロは特に問題ない

う~ん、じゃあ、残るはあれですか?

立ち消え安全装置かなあ!

【 立ち消え安全装置とは 】

立ち消え安全装置とはこれです。

上の写真はウチのコンロの写真なんですが、だいたいのガスコンロに、こんな装置がついています。

右が点火プラグで火花が出るところです。

左が原因と予想している「立ち消え安全装置」です。

【 立ち消え安全装置の役割 】

立ち消え安全装置の役割とは読んで字の如く「火が途中で消えたときの安全装置」です。

料理をしている時に吹きこぼれてお鍋から煮汁が落ちてしまうと火が消えてしまいます。

その時にこの安全装置がなかったらどうなるんでしょうか?

火は消えてもガスはそのまま出てしまうんです。

これは危険ですよね!

部屋にガスが充満してしまいます。

それに何かの火が移ったら爆発して大変危険です。

それを防ぐために今販売されているコンロは全てこの立ち消え安全装置がついているんです。

この安全装置は「火が消えたときにガスの供給を止める」役割を持っています。

だから料理の途中で火が消えてしまってもガスがそれ以上出ないので、安全なんです。

しかしこの安全装置は誤作動することがあるんです。

なかなか火がつかなかったり、吹きこぼれていないのに料理の途中で火が止まったりします。

ガスコンロの火が途中で止まってしまうときには立ち消え安全装置を掃除せよ!

この安全装置の誤作動を改善するには、ここを掃除するのが良いです。

この安全装置が炎に触れていると熱を感知して微量の電流が流れます。

この電流がガスの供給弁を開いたままにしているんですが、この電流が弱くなるとガスの供給弁を開ききれなくなってガスが止まるんですね。

この安全装置を掃除すると熱の伝わりが良くなって、ガスの供給弁をしっかり開いてくれるようになるんです。

妹には電話でこの状況を説明し、立ち消え安全装置を掃除してもらいました。

この安全装置、ヤスリで磨くと効果が倍増するんです。

つまり熱が伝わりやすくすれば良いんです。

この部分をヤスリで磨くためには少しコツが必要です。

1、ガスコンロを天板を外す。

2、安全装置の固定ピンを外す。

この二つの作業をすると磨きやすくなります。

ヤスリは100円均一ショップに売っている安いもので構いません。

ヤスリには番手と言って目の粗いものから、目の細かいものまでを数字で表しています。

180番 → 400番 → 600番 → 800番

と数字が大きくなればなるほど目の細かいヤスリになります。

100円均一ショップではだいたいこのくらいの番手がセットで売っていると思います。

「最初は目の粗いもので磨いて仕上げに目の細かいもので仕上げる」これが基本ですが、別にどれでも構いません。

磨きやすいもので磨いてください。

これでしばらくは使えるようになります。

ただこの安全装置の寿命も考えられるので、ヤスリがけの頻度が増してきたらガスコンロの寿命かもしれません。

10年以上使っているコンロや、グリル内がだいぶ傷んでいるものなら、買い替えも検討してくださいね。

最後に

妹のところのガスコンロは何とか直りました。

しかしもう15年以上使っているとのことで、ヤスリで磨いても頻繁に起こるようになれば買い換えるように勧めました。

今回の症状をおさらいしてみると次の三点でしたね。

・火を点ける時になかなか点かないときがある

・火は点くけど、使っている途中で消えていることがある

・火が消えるとガスも止まっている

これが立ち消え安全装置が劣化した時の特徴と言うことになります。

あなたの参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

以前、バーナートップに汚れが詰まっていて火が点かないってことがありました。

その時も修理して改善しています。

その時の様子はこちらの記事をご覧になってください。

リンナイガスコンロKGK562SBLの火がつかないのが修理出来ました!

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