こんにちは。
あなたの子供さんがインフルエンザにかかってしまったんですね。
そんな時気になるのが、他の兄弟にうつしてしまうこと。
特に受験生の兄弟には絶対にうつしたくないと思いますよね。
出来れば兄弟を隔離してしまうのが一番効果的なんですが、それぞれ事情がありますもんね。
本日はインフルエンザで兄弟を隔離できない時にどうするかについてお話しします。
受験生を抱えたあなたのお役に立てれば幸いです。
インフルエンザで兄弟を隔離できない時はどうしたらいいの?
兄弟に受験生がいるのにインフルエンザにかかってしまったら、家族は大変です。
そんな時は兄弟を隔離してしまうのが一番です。
先ずは兄弟を隔離する方法についてお話しします。
【 兄弟を隔離する方法 】
・祖父母に預ける
・別室にする
もしも祖父母の家に兄弟を預けることが出来ればそれが一番です。
出来ればインフルエンザにかかった子ではなくて、受験生の方をあずけるのが良いです。
なぜならば、家族にインフルエンザの子が出たと言う場合にはすでに他の家族が保菌者となっている場合が多いからです。
インフルエンザは学校で子供たちが感染して家族に広めることが圧倒的に多いんです。
祖父母の家の方がまだインフルエンザにかかる率は少ないです。
他の家に預けることが出来なければ同じ家の中で別室にしてください。
これもインフルエンザにかかった子を別室にするのではなく、受験生の方を別室にするのです。
なぜならばインフルエンザにかかった子のいる部屋はインフルエンザウイルスで充満しています。
またその子がトイレに行ったりするだけでどうしても菌を撒き散らしてしまいます。
それよりも受験生の子に安心して勉強の出来る部屋を準備してあげるのが良いです。
家の間取りなどによっては逆が良い場合もありますのでその辺りは臨機応変に対処なさってください。
あくまでもどうしたら受験生の感染を防ぐことが出来るかです。
【 隔離する場合の注意点 】
一つだけ注意して欲しいことがあります。
それはインフルエンザによる子供の異常行動です。
時々ニュースになっているのでご存知とは思いますが、インフルエンザの子供を一人にしておくのは危険です。
インフルエンザウイルスにより異常行動を引き起こす可能性ありとの報告があるからです。
また薬を処方された場合も注意が必要です。
薬と異常行動との因果関係はないとされていますが、薬を飲んでいれば大丈夫ともいえないからです。
なのでインフルエンザにかかった子を別室に隔離する場合は、必ず誰か大人が付き添ってあげてください。
【 兄弟を隔離できない場合 】
家が狭いなどの理由で別室を準備することが出来ない場合はどうしたらよいでしょうか?
それは、家全体をインフルエンザウイルスの嫌いな環境にするしかありません。
インフルエンザウイルスの嫌いな環境とは高温多湿です。
つまり夏のような状況です。
いつもは節約してストーブやエアコンも控えめにしていると思いますが、この期間だけは燃料費に糸目をつけずにガンガン暖かくしてください。
暖房だけでなく加湿も忘れずに!
【 インフルエンザウイルスの生存率 】
ところであなたはインフルエンザウイルスの生存率をご存知ですか?
ドアノブなどに付着したインフルエンザウイルスは1~2日しか生きられないのです。
意外と短命なんですね。
これは環境によっても変わります。
室温10℃で湿度30%の場合ウイルスの生存率は80%と非常に高いのですが、室温20℃、湿度が50%では生存率が30%以下になります。
人体を離れて空気中を漂うのはインフルエンザウイルスにとっても人命にかかわる大冒険なんです。
「人命」ではないですね、「ウイルス命」ですね。
逆に考えると、インフルエンザの患者からいかに多くのウイルスが排出されているのかが想像できると思います。
インフルエンザが家族にうつる可能性は何%?
あなたは、インフルエンザにかかる確率を知っていますか?
少し古いデータですが、2005年から2006年にかけて、予防接種を受けていない人のインフルエンザ罹患率は7%です。
このうち15歳未満での罹患率は18%でした。
( 以上、日本臨床内科医会のホームページより抜粋しました。 ⇒ http://www.japha.jp/general/flu.html )
子供は大人の2.5倍の確率です。
なるほど子供が学校でかかりやすいのもうなずけます。
では肝心の他の兄弟にうつす可能性は何%でしょうか?
ずばり、30%です。
この「兄弟にうつる可能性30%」を具体的にイメージしてみましょう。
【 二人兄弟 】
2人兄弟の内のどちらかがインフルエンザにかかった場合、もう1人の兄弟に移るのは3分の1の確率です。
どちらかがインフルエンザにかかった時、もう1人の兄弟にうつらないのが2年続いたら、3年目は2人ともかかってしまうという感じです。
【 三人兄弟 】
1人がインフルエンザにかかって他の1人にうつる確率が3分の1。
他の2人にうつる確率ですが、3分の2ではありませんよ。
中学生の確率の問題になりますが、(3分の1)×2ではなくて、(3分の1)×(3分の1)は9分の1になります。
そんなことは9年に一回ですから、まあ滅多に起こらないと言うことですね。
【 四人兄弟 】
1人がインフルエンザにかかったら、他の3人のうち1人だけがかかってしまいますが、他の2人は無事です。
他の3人にうつる確率ですが、上の復習です。
(3分の1)×(3分の1)×(3分の1)で27分の1になります。
27年に1回って、もう子供たちも成人しています。
もしかしたら結婚もして子供もいるかも知れませんね。
つまり全員がインフルエンザにかかるなんてことはまずないと言うことですね。
まあ、各家庭の状況にもよるんでしょうが、あまり心配しなくてもよさそうです。
インフルエンザをうつさないために我が家でしてきたこと。
ではここで我が家の状況をお話します。
ウチは子供が4人です。
上から中3女、中1男、小5男、小3男です(2017年11月現在)。
昨年の状況ですが、年末、ちょうど大晦日に次男がインフルエンザにかかりました。
そして1月3日ころに長男がインフルエンザにかかりました。
あとの2人は無傷でした。
「兄弟にうつす確率30%」の通りですね。
大人は、私と妻そして義父義母の4人ですが、長男が治り掛けの頃に私だけかかりました。
【 子供がインフルエンザにかかったらこうする。我が家のやり方はこれ! 】
我が家でインフルエンザ患者が発生したら次のことをします。
・葛根湯と栄養ドリンクを飲む。
大人は葛根湯と栄養ドリンクを飲みます。
子供たちは葛根湯だけ飲ませます。
場合によっては、子供にも栄養ドリンクを飲ませています。
知り合いの薬屋さんに「葛根湯はインフルエンザの予防に効くようだ」と聞いたからです。
・うがい手洗いをしっかりする。
大人も子供もうがい手洗いをさせます。
といってもいい加減なところもありますが・・・。
・「あいうべ体操」をしっかりする。
これは他の記事でも紹介したインフルエンザを予防する体操です。
最後に内部リンクを貼っておきますので興味のある方はご覧になってください。
・たくさん笑う。
笑いを医療に取り入れている方がいます。
その報告によれば笑いで免疫機能が向上するとのことです。
我が家も夕食時にテレビを消して1日の出来事を話し合います。
食事が終わったらテレビ番組の「世界の果てまで行ってQ!」を見て、みんなで大笑いしていますよ。
・早く寝る
普段も夜9時30分消灯していますが、夜9時には消灯するようにします。
これも言うは易(やす)し行なうは難(かた)しで、できない時も多いです。
・患者の子は端っこで寝る。
最初のほうに「兄弟を隔離せよ」と書きましたが、我が家も別室を用意出来るような状況ではありません。
異常行動も心配なので同じ部屋の一番端っこに寝せています。
普段が「川」の字ならぬ「州」の字に寝ているんですが、その一番端っこです。
そんな寝方でも兄弟にうつす確率は30%です。
全員がかかってしまったということは過去一度もありません。
まとめ
兄弟にインフルエンザをうつさないためには「隔離する」のが最も効果的です。
しかし、家の状況で出来ないこともあります。
しかも子供を1人にすることがそもそも危険なので、付き添いの大人をつけられる家庭以外は隔離しないほうがいいんですよ。
あとは毎日を楽しく元気に生活するのみ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
あなたのお子さんが無事に受験を乗り越えられるようにお祈りしておます。