あなたはF1レースをご覧になったことありますか?

あのレーシングカーで駆け抜けるフォーミュラ1のことです。

そのF1レースの華であったレースクイーンが廃止されたってご存知ですか?

それはつい最近の2018年の2月の事なんです。

本日は久しぶりにF1レースをご覧になった方の為に、レースクイーンが廃止された理由、その反響、今後の見通しなどについてお話ししますね。

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F1のレースクイーンの廃止の理由はこれ!

F1レースとは、Formula 1(フォーミュラ・ワン)と呼ばれる四輪レースの世界最高峰のレースの総称で一般的にF1と呼ばれています。

その歴史は1950年から始まっており、まもなく70年になろうとしている伝統あるレースです。

F1レースで使用する車はタイヤが剥き出しのレーシングカーを用います。

この形を「オープンホイール」と言い、このような車をフォーミュラカーと言います。

レースは世界各国で開催され、毎年約20戦行われます。

ちなみに2019年は21戦あります。

そのレースクイーンが廃止されたというのです。

その理由は「大会のブランド価値や現代の社会規範にそぐわない」と言うものです。

ヨーロッパではセクハラ問題に対して非常に敏感になっており、「男性による女性蔑視である」との非難を受けてのことなんです。

F1レースはプロ野球やプロバスケットボール、プロボクシングなどと同じくプロスポーツの一種です。

モータースポーツとも呼ばれ、その興行収入で成り立っています。

ということは、スポンサーがおり興行として成り立っているために興行主(主催者)はスポンサーの意向を無視する訳には行かないんです。

F1レースのスポンサーに女性の人権問題に取り組む企業が増えてきたことが背景にあります。

2016年にF1レースのオーナーになったアメリカのメディア関連企業のリバティ・メディアがこの決定を下しました。

注意点としては、2018年にF1で廃止されたのは「レースクイーン」ではなくて正確には「グリッドガール」です。

実はF1レース以外にもこの動きは既に始まっており、ル・マン24時間レースでは2015年にグリッドガールが廃止されています。

2018年にグリッドガールが廃止された



「レースクイーン」と「グリッドガール」は似ていますが、全く別の存在です。

続いてレースクイーンとグリッドガールの違いについてお話ししますね。

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F1グリッドガールとは?

グリッドガールとは何でしょうか?

グリッドガールとはF1世界選手権などのモーターレースにおいて、スタート前に車の停止位置に立つ女性のことです。

グリッドとは車の停止位置のことで、彼女らはグリッドの前に立ち、レーサーナンバーのボードを掲げます。

グリッドガールは各国のレース主催者が地元のモデル事務所などを通じて採用することが多いです。

一方レースクイーンとは、チームやチームのスポンサー企業に直接採用された各企業のスタッフの一人です。

レースクイーンはキャンペーンガールのような側面をもっており企業の広報活動が主な仕事であり、大会主催者が採用するグリッドガールとは全く異なる存在です。

このレースクイーンはもともと日本が発祥なんです。

それが世界中に広まっていたものです。

グリッドガール、レースクイーンの画像はこちら

上の画像にはグリッドガールとレースクイーンが混在していますのであしからず。

グリッドガール廃止についての賛否は?

グリッドガール廃止については色々な意見があります。

廃止に賛成する意見としては次のようなものがあります。

性的な表現が含まれるものは、女性蔑視につながります。

グリッドガールは女性の社会での地位をいたずらに引き下げるものであり、女性差別であるのはあきらかです。

現代は社会全体が女性の活躍できる環境を整えようとしています。

なので、こういった類のものが淘汰されて行くのはごく自然な流れなのです。



一方廃止に懐疑的な意見も散見されます。

女性のしなやかさ、美しさと言うのは男性にはない女性の持ち味の一つと考えます。

女性も男性もその存在そのものはとても美しいものです。

グリッドガールを女性蔑視の象徴であるとする一方的な見識こそが女性差別を助長しているのではないでしょうか?



なるほど様々な意見が混在している状態ですね。

今はどちらが正解とは甲乙付けがたい状況にあります。

もう少し時間の経過が必要ですね。

F1レースクイーンの復活はある?

ではもうレースクイーンは見られないのか?

そうではありません。

さきほど申し上げたとおり、廃止されたのはF1の主催者が採用するグリッドガールであって、各企業が使用しているレースクイーンはいまだ健在です。

モーターショーに出ているのもレースクイーンです。

また当のF1でも2018年のモナコグランプリでは一時的にグリッドガールが復活しました。

このときは主催者とモナコが話し合って合意に至ったからです。

今後も復活するかもしれません。

また別の動きも出てきています。

それは「グリッドキッズ」です。

グリッドキッズの画像はこちら

サッカーの試合などでも、選手が子どもたちと一緒にグランドに登場するのもあります。

サッカーをしている子どもたちにとっては憧れのサッカー選手と手を繋いで入場するのは嬉しいですね。

今後はF1でも子ども達の登場する場面が増えてくるのではないでしょうか。

そうするとF1に興味を持つ子が今後増えてくるかも知れませんね。

F1ももしかしたらファンの裾野を広げる為に子どもたちの採用に舵を切ったという側面があるのかも知れませんよ。

まとめ

本日はF1のレースクイーンが廃止された理由と、グリッドガールとの違い、今後の展望などについてお話ししました。

子どもがレース場に入れるような機会が増えると将来その中ならドライバーやメカニックの子が出てくるようになるのでしょうね。

いずれにしても少しずつF1レースを取り巻く環境が変わっていることには間違いありません。

あなたの参考になれば幸いです。

その他、鈴鹿サーキットやF1に関する情報はこちらにまとめています。

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