前回の記事で、「急にママチャリ自転車のペダルが重くなったらチェーンが張りすぎていますよ!」「ブレーキ効きすぎてますよ!」というお話をしました。
今回は自転車のペダルを少しだけ軽くする漕ぎ方についてお話しします。
自転車を調整してペダルを軽くするのではなくて、ペダルの漕ぎ方を工夫することで軽くしようということです。
健康にも良い方法なんで参考にしてくださいね。
ママチャリ自転車のペダルを軽くする方法はコレ!
ママチャリ自転車のペダルを軽くする方法は次の二つです。
・ 自転車のメンテナンスをする
・ ペダリングを工夫する
【 自転車のメンテナンスをする 】
自転車は足でペダルを漕いでペダルの回転運動を後ろの車輪に伝えて前に進むようになっています。
なので足の力が前進運動として伝わるまでに色々な所でロスが発生します。
そこで自転車のメンテナンスをすることによってペダルを軽くすることができます。
具体的には次の四つです。
①ペダルの回転をスムーズにする
② チェーンの張りを調整する
③ タイヤの空気圧を適正にする
④ ブレーキを調整する
これらを調整することで自転車のペダルを軽くすることができます。
こちらの記事を参考にしてください。
【 ペダリングを工夫する 】
ママチャリ自転車のペダルを軽くする二つ目の方法は、ペダリングの方法を工夫することです。
本日お話しするのはこちらのことで、自転車のメンテナンスはうまくいっている前提でお話しします。
ママチャリ自転車が軽くなるペダリングの方法はこれ!
ママチャリ自転車が軽くなるペダリングの方法とはこれです。
太ももをしっかりとあげるだけでペダルが軽くなります。
ペダルを踏み込む動作に、反対側の足の太ももを引き上げる動作を加てやるんです。
普段は皆さんペダルを踏む時どうやって力を加えていますか?
おそらくペダルを下に踏み込んで力を加えていると思います。
ペダルの一番高い位置からだんだん下にさがってくるあたり、時計の針で言えば1時から4時ぐらいのあたりでグッと踏み込んで力を加えています。
一番下まで来ると反対の足が一番上に来ていますから今度は反対の足で踏み込みを開始します。
このようにして左右の足で上から下へとペダルを連続して踏み込んで回しています。
ここで問題になるのが 踏み込まない反対側の足のことです。
右足で踏み込む時に左足はどうしていますか?
特に何も意識せずにペダルの上に乗せてそのままにしていませんか?
ここが問題です。
ペダルが下から上にあがってくる時に足の重さがペダルに乗っかったままになっているんです。
大人の足は男性ならば片足10 kg、 女性でも8 kgあります。
言ってみれば8 kg の鉄アレイをペダルにくくりつけて踏み込もうとしているんです。
ペダルが重いはずです。
ではどうしたらいいんでしょうか?
意識して太ももを持ち上げればいいんです。
すると、反対側の足は重量が8 kg もありますから、自分の足の重さだけで踏み込もうとしなくても勝手に下へ降りて行きます。
自転車競技の世界では、「ペダルが上がってくるのを邪魔しないための引き足が重要!」と言われていますが、まさにこのとのことです。
自転車レースの選手たちはスピードを上げるために、また疲れがたまらないように太ももを上げる動作も意識してペダリングをしているんです。
この方法はママチャリ自転車にも応用できます。
まずは平地を走る時に太ももを上げることを意識して漕いでください。
それだけでも少し変わってくるはずです。
太ももを上げる動作で腸腰筋が鍛えられる!
太ももを上げる動作をするとペダルが軽くなるだけでなく、身体にも良い影響があるんです。
それは太ももを上げる動作によって体の深部にある腸腰筋(ちょうようきん)と呼ばれる筋肉が鍛えられるからです。
姿勢保持やポーズ上達においても重要かつ不可欠な筋肉がこの「腸腰筋」です。
ヨガやストレッチの世界でも注目されており、この筋肉が鍛えられるとヒップラインが美しくなります。
また小腸に近いので腸の動きが活発になり、お通じが良くなります。
ダイエット効果ですね。
さらに高齢者の介護予防にも効果があるとされています。
ちょっとした段差でつまずいたり歩くのに足が重いと言うのは、この腸腰筋の衰えが原因だと言われているからです。
自転車をこぐ時に太ももを上げる動作を意識することは、ペダルを軽くするだけでなく身体を健康に維持するためにも重要なことなんですね。
自転車のペダルが軽くなり、さらに健康にも良い太もも上げる動作をぜひ取り入れてみてください。
まとめ
本日はママチャリ自転車のペダリングを軽くする方法についてお話ししてきました。
・ 意識して太もも上げる
でしたね。
と言ってもペダルから完全に足を話す必要はありません。
あくまでも意識する程度で大丈夫です。
そうしないとペダルを踏み外して弁慶の泣き所を打ち付けてしまいますからね。
その他、自転車に関する記事はこちらにまとめています。
自転車タイヤの修理を自分で!ブレーキのやり方とその他まとめ。