誕生日にあなたの会社では何かイベントがありますか?
ウチの職場では社員にお祝いのメッセージを発表するイベントがあります。
朝礼時にその社員に対してみんなでお祝いのメッセージを発表しているのです。
本日は職場で行なうバリデーション・サークルのやり方についてお話ししますね。
職場では社員の誕生日に応援メッセージを贈ろう!
あなたの職場では社員の誕生日に何かイベントを行なっていますか?
ウチの職場では誕生日には朝礼時にバリデーション・サークルを開催しています。
バリデーション・サークルと言う言葉をご存知ですか?
日本語に訳すと「承認の輪(しょうにんのわ)」です。
これは誕生日などの記念日に行なう言葉遊びのゲームのことなんです。
家庭での誕生日会はもちろんのこと職場でも行なうことが出来ます。
本日は職場内で行なう誕生日のバリデーション・サークルのやり方についてお話ししますね。
職場内で行なう誕生日のバリデーション・サークルのやり方
朝礼の時間は15分です。
その時間を使って社員の誕生日にはバリデーション・サークルを行なっています。
その日、誕生日を迎える人に対して他の社員が次のようなメッセージを発表します。
そして全員で拍手します。
そしてまた次の社員が「田中さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです。」と発表します。
そしてまた全員で拍手します。
このようにして全員で誕生日を迎える人に対してお祝いのメッセージを贈ります。
各社員が考えるのは「・・・」の部分だけです。
長い文章を入れても構いませんが、短い一言でも大丈夫です。
具体的にはこんな感じです。
井上さん(仮名)が生まれてきてくれて本当に良かった。
なぜならばいつも笑いを振りまいてくれるからです。・・・①
私は井上さんの発言が大好きです。
会議の席上で話しが煮詰まってきた時に井上さんの発言で何度も気分転換出来たことがあります。
これからもそのユニークな発想に大いに期待しています。
以上です。・・・②
大体こんな感じで発表してくれます。
ポイントは次の三つです。
・最初に結論を言う
・最後に「以上です!」と話をまとめる
・拍手の時はフリートークOK
【 最初に結論を言う 】
最初に結論を述べます。
上の例で言えば①の部分です。
その後で詳しい内容を説明します。
【 最後に「以上です!」と話をまとめる 】
発表の最後に「以上です!」の言葉を入れます。
これは②の部分です。
これで周囲が拍手のタイミングを取りやすくなります。
みんなが一斉に拍手をしてくれます。
【 拍手の時はフリートークOK 】
私はあえてみんなが拍手をしている時にコメントを入れています。
「おおっ!本当にそうですね。井上さんの発言は面白いですよね~!」
大体こんな感じでセレモニーは進行していきます。
ウチは社員が5人なんでちょうと良い人数です。
これ以上増えると少し間延びしてしまうので発表者を減らすなど少し工夫が必要です。
中には発表が苦手な社員もいますからね。
幸いウチの場合はみんなおしゃべりなせいか全員発表してくれます。
職場内でのバリデーション・サークルを取り入れた理由はこれ!
私が職場で誕生日のバリデーション・サークルを取り入れたのは職場のコミュニケーションを活性化させたいとの考えからでした。
今の職場に責任者として異動してきたのはおよそ5年前です。
年齢も性別も様々な社員がいる中、社員がイマイチ仲良くなかったんです。
お客様とのトラブルも多かった。
なんかギクシャクしている感じがしました。
そこで職場の雰囲気を改善するために色々なことに取り組みました。
お客様とのトラブルが多かった業務を大幅に見直したりしました。
また社員同士のコミュニケーションを改善したいと朝礼のやり方を変えました。
それまでの朝礼は単なる会社からの指示事項を伝達する場でした。
そこで行なったのが朝礼改革です。
何をしたのかと言うとプライベートなことを発表する場にしたんです。
もちろん会社からの指示事項は伝えますよ。
でもそんなもんは引継ぎノートを読めば分かる内容ばかりです。
そんなことよりも社員のプライベートを朝礼に持ち込ませました。
これは「良新(りょうしん)」と言います。
「良新」とは「良かったこと」と「新しいこと」です。
元々は英語の「 Good & New 」から来ています。
24時間以内に起った「良かったこと」、または「新しいこと」について1分以内に発表させるんです。
例えばこんな感じです。
昨日駅で階段を降りようとしていたら、おばあちゃんが大きな荷物を抱えて階段を転げ落ちそうになっていたので手伝いました。
そしたらお礼にとキュウリをもらいました。
おばあちゃんの畑でとれた自家製のキュウリだそうです。
それがとっても大きくて長さが50センチもありビックリしました。
発表が終わるとみんなで拍手します。
社員は5人ですから間の時間も含めて10分も掛かりません。
これを毎日の朝礼で行ないました。
これはとても良かったです。
社員の意外な一面が見えてきたからです。
当然仕事中の雑談にもその内容が反映されて職場内のコミュニケーションが活発になっていきました。
その第二弾として行ったのが誕生日のバリデーション・サークルだったんです。
社員同士が仲良くなれたら良い仕事が出来ると私は信じています。
当然お客様からのクレームも減っていきました。
まとめ
本日は職場で行なう誕生日のバリデーション・サークルのやり方についてお話ししました。
でしたね。
バリデーション・サークルをするようになってから意外な変化が起りました。
それは自分自身が社員の良い面に目を向けるようになったことです。
そうしないと社員の誕生日に何も言えないからです。
これは大きな収穫でしたね。
おそらく責任者である私が変化して行ったから職場の雰囲気が変わって行ったのだと思います。
う~ん、やはり責任者が問題なのか~!
「 Good & New 」についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。