こんにちは。
あなたは甘酒を飲んでいると風邪をひきにくくなることを知っていますか?
私も冬場はコーヒーの代わりに甘酒を飲んでいます。
今日は甘酒でなぜ風邪を予防出来るのかについてお話しします。
ポイントは2つ。
・発酵食品の持つ威力
・食生活習慣を見直すこと
甘酒で風邪を予防したいと考えているあなたの参考になれば幸いです。
甘酒で風邪予防が出来る2つの理由。発酵食品のちから。
甘酒には大きく分けて二種類あります。
一つ目はお米を麹で発酵させたもので、もう一つは酒粕をお湯で溶いて砂糖などを加えたものです。
どちらも、栄養豊富です。
ここでは、とくにお米を麹で発酵させて作る甘酒について見ていきます。
【 甘酒の栄養 】
甘酒はほとんどがブドウ糖という糖分です。
ブドウ糖であのまろやかな甘味が出ています。
砂糖による甘さではありません。
他にもビタミンB1, B2, B6などのビタミン類、 葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニンやグルタミンなどの栄養素がたくさん含まれています。
甘酒は、納豆や味噌と同じく乳酸菌を豊富に含んだ発酵食品です。
江戸時代には滋養強壮の飲み物として、夏バテ予防に飲まれていました。
この甘酒、一体どんな効果があるのでしょうか?
【 腸内環境を整える 】
甘酒には植物性乳酸菌が多く含まれているので、腸内の善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
【 便秘解消 】
甘酒に含まれている豊富な栄養の中に便秘を解消するエキスパートが2つ含まれています。
それは、オリゴ糖と食物繊維です。
○オリゴ糖
オリゴ糖は大腸を健康にする成分です。
大腸は、消化された食べ物の水分を吸収し、便として送り出す働きがあります。
この大腸に元気がないと、便秘や下痢といった症状が出てきます。
オリゴ糖はこの大腸の調子を整える役割があるのです。
荒れた腸内というのは悪玉菌が増えた状態ですので、整えるためには悪玉菌を減らして善玉菌を増やす必要があります。
その善玉菌の1つであるビフィズス菌の栄養となるのがオリゴ糖です。
つまりオリゴ糖が豊富にある事で善玉菌が増えるわけです。
○食物繊維
甘酒には食物繊維もたくさん含まれています。
食物繊維は、腸内の老廃物を引っ張って行き、便を出やすくします。
食物繊維がなければ、便は硬くなり、便秘になります。
甘酒で腸内環境が整えられると、大腸の動きも活発になるので、便秘を予防することが出来るのです。
【 免疫活性化 】
身体の免役細胞の内、実に60%が腸にあります。
甘酒で腸の善玉菌を増やすと免疫細胞まで元気になります。
甘酒自体にも善玉菌が含まれています。
善玉菌が腸内環境を整え免疫力を高めることが出来るのです。
【 血圧抑制効果 】
米麹の甘酒に含まれる成分ペプチドには、血圧を下げる効果があります。
【 疲労回復 】
甘酒に含まれるビタミンB群は、疲労回復に効果的です。
また、多くのアミノ酸を含んでいて体力増強にも効果があります。
【 美白効果 】
日本酒は美肌作りに良いと言われます。
これは麹の力によるものです。
抗酸化作用とメラニン抑制作用により、しっとりとした肌を作ることが出来ます。
甘酒を飲んで目のクマが改善されたという報告もあります。
最近ではお米そのものに、そのようなパワーがあることも分かってきています。
化粧水などにお米のエキスを取り入れたものがどんどん商品化されています。
【 ストレス軽減 】
甘酒にはアミノ酸の一種であるGABAが含まれており、精神を安定させる働きがあります。
【 肥満防止 】
麹が作る酵素の一つに、体重増加を抑制する効果があります。
いやはや、上げていけばキリがないくらいですね。
甘酒は何にでも効く万能飲料なんですよ。
甘酒はこのように身体の中から強くする働きがあります。
甘酒が直接風邪の菌をやっつけるわけではなくて、風邪の菌が身体の中に入っても身体が菌をやっつけてしまう強い身体をつくるわけですね。
甘酒は縁の下の力持ちなんです。
甘酒を飲むと風邪をひきにくくなる理由が納得ですね。
甘酒で風邪予防が出来る2つの理由。食生活の習慣を見直すキッカケ作り。
ここまで甘酒のスーパーフードぶりをお話ししてきましたが、じゃあ甘酒さえ飲んでいれば絶対に風邪を引かないかと言うと、そうでもありません。
むしろ甘酒ばかりに頼ってしまうと言うのもあまり良くありません。
甘酒を飲んでいるからと言って、無理がきくわけでもありません。
暴飲暴食をしながら甘酒を飲んだって効くわけがありません。
つまりちょっとした習慣として生活の中に甘酒を組み込んでいくことが大事なんです。
するとそのパワーがジワジワと身体に蓄積されていきます。
即効性はないけれどもゆっくり効いて行くのです。
サッと効くのではなくて、ジワジワと効くんです。
また甘酒を日常生活に取り入れて行くことは生活習慣そのものを見直さなければ出来ません。
なぜならば、たくさんの手間と暇と費用がかかってしまうからです。
費用を安く押さえようとすれば、自分で手作りするしかありません。
そうなると、麹の購入やら設備的な出費が大きくなります。
しかも一度に大量に作ってもあまり日持ちしませんので、コツコツと作り続けなければなりません。
なので、甘酒を取り入れた生活をしようと思えば、必ず生活そのものを見直さなければなりません。
そういった生活そのものを見直すことが風邪の予防に役立っているという面が実は大きいんです。
なので例えばコーヒーを飲むことの多い人ならそのうちの一杯を甘酒に代えてみてください。
夜食に牛丼を食べている人はそれを甘酒に変えてみてください。
食欲のおちている時に何も食べないのではなくて甘酒を飲んでみて。
夏バテの時にソーメンばかりではなくて、熱い甘酒を飲んでみてなどなど。
初めは出来ることからで構いません。
少しずつ食生活習慣を変えていってください。
「習慣性の力」これが凄いんです。
私がおすすめする甘酒はこれ!
私がおすすめするのは、米麹を原料とした甘酒です。
理由は次の2点。
・砂糖が入っていない。 → 砂糖の取りすぎはかえって有害。
・アルコールが入っていない。 → 誰でも飲める。仕事中も大丈夫。
酒粕から作られる甘酒は、砂糖が入っているので、どうしてもカロリーが高くなります。
砂糖の取りすぎによる弊害を考えると、酒粕から作る甘酒よりも米麹で作る甘酒をおすすめします。
また酒粕から作るときはアルコールを完全に飛ばすように気をつけなければなりません。
だって仕事場で「酒臭い!」ってなったら困りますから。
でも米麹で作る甘酒は作るのに時間もかかりますし、スーパーなどでは、酒粕はあるけど米麹のないところも多いです。
そんな時は酒粕からも作って飲んでいます。
まとめ
子どもの小学校の校長先生が言ってました。
「学ぶとは変わるということです。」
あなたはここで、甘酒について学びました。
腸内環境を整えることを学びました。
でもそれであなたの生活が何も変わらなかったら、あなたは何も学んでいないことになります。
私はあなたが変わっていくことを知っています。
なぜなら甘酒のパワーがあなたの背中をそっと押してくれるから。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
甘酒のパワーがあなたに伝わりますように。