テレビでウィンブルドンテニスの試合を見ていたら小学4年生の息子が聞いて来ました。

「お父さん、僕にも錦織選手のサーブ返せるかなぁ?」

う~ん、ちょっと難しいかな~! すっごい速いんだよ!

「どれくらい速いの?」

そうだなあ~???

子どもたちにプロテニスプレーヤーのサーブのスピードを実感してもらうには身近なものを体験させてやるのがコツです。

「すっげー速えー!」とビックリしています。

本日はウィンブルドンテニスプレーヤーのサービスのスピードを子どもたちに説明する方法についてお話ししますよ。

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ウィンブルドンテニスのサーブスピードはどれくらい速いの?

いきなりウィンブルドンの選手のサーブのスピードを「時速○○kmですよ!」聞いても「ふ~ん!」てな感じになって、その速さを実感できません。

なので先ずは身近にいる普通のテニスの選手のスピードからお話ししますね。

今は市町村が運営しているテニスコートも増えて硬式テニスをやっている人が多いですね。

そんな街中でテニスを楽しむ普通のテニスプレーヤーのサーブのスピードってどれくらいかご存知ですか?

【 男子のサーブの平均速度 】

男子のサーブの平均速度は時速100km~120kmと言われています。

年代別で見ると20才代がもっとも早く年齢が上がるに従って遅くなっていきます。

それでも60才代の平均は100kmを超えます。

【 女子のサーブの平均速度 】

一方女子も負けてはおらず、女子のサーブの平均速度は時速80km~100kmです。

ただしこのデータはサーブのスピードを機械を使って計測した人たちの平均値ですから、テニスの大会に出場するような上手い人たちが多く含まれています。

なのでこの数値はそこそこ上手いレベルの人たちと考えてよいでしょう。

これが高校生の大会に出場するレベルになるとどうなるかと言えば格段に速度が上がります。

【 高校生全国大会の選手のサーブの速度 】

高校生の全国大会の選手は時速130km~150kmになります。

ただ速いスピードでサーブを打つだけなら160kmで打てる子もいますが、そのサーブを60パーセントの確率でキチンと所定の範囲に入れられるとなると130km~150kmになります。

つまり高校生大学生の全国大会レベルで「サーブのスピードが速い!」と賞賛されるのは時速150km~160kmと言うことです。

このくらい速くなると相手選手は相当速く感じます。

しかし、このスピードになると途端にコートに入る確率が落ちてきます。

スピードのあるサーブを打つことが出来てもコートに入らなければ何にもなりません。

なおかつレシーバーの手の届く範囲に入ってきた甘い球は簡単に返されてしまいます。

コーナーのギリギリを突くスピードボールでなければサービスエースを取ることは難しいものです。

テニスのトッププレーヤーはこのスピードと正確さを併せ持った選手といえますね。

高校生大学生の全国大会レベルの選手は街中のテニス場に毎日通っているおじ様おば様たちでは全く歯が立ちません。

全くレベルが異なります。

まさに雲の上のような存在なんです。

と前置きが長くなりましたが本題に入ります。

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ウィンブルドンテニスのサーブスピードは時速何km?

ウィンブルドンテニスの男子選手のサーブスピードはこれくらいです。

時速200km

これはウィンブルドン選手権に出場する男子の全選手の平均です。

最速は230km、最も遅い選手は170kmです。

つまりウィンブルドン選手権に出場する男子選手はだいたい時速180km~200kmのスピードでサーブを打っていることになります。

これはあくまでも平均ですからね。

日本の高校生大学生の全国大会レベルでもウィンブルドンに行ったら届かないんですね。

どれだけレベルが高いのでしょうか!

ちなみに日本が誇る錦織圭選手はどれくらいかと言うと、時速202kmの記録を持っています。

他のトッププレーヤも190km~210kmの選手が多いです。

そして世界最速の記録はこれです。

時速263km

この記録はオーストラリアのサミュエル・グロス選手が2012年5月韓国で開かれたチャレンジャー大会で出した記録です。

時速260kmを越えたのはまだ彼一人です。

ウィンブルドンでは3回戦まで進んだことがあります。

そんな彼でも世界ランキング100位前後なんです。

スピードだけでは勝ち上がるのは難しいんですね。

今彼は主にダブルスで活躍していましたが、2018年の全豪オープンを最後に引退してしまいました。

グロス選手の持つギネス記録は未だに破られていません。(2019年3月現在)

テニスのスピードランキングの動画はこちら

グロス選手が世界最速記録を出した時の映像は、特に観客が沸くこともなく淡々と試合が進んでいます。

凄い場面なのに本人も観客もそれに気付いていません。

それがとてもアンバランスで印象に残りました。

ちなみにこの時の対戦相手は日本の杉田祐一選手です。

ウィンブルドンテニスのサーブスピードを子どもに説明する方法はこれ!

ウィンブルドンの選手が凄いスピードのサーブを打っていることは分りましたが、これをどうやって子どもに説明するかです。

なぜならば子どもは身近なもので説明しなければ実感できないからです。

一番良いのはバッティングセンターです。

なぜならばバッティングセンターはプロのスピードを最も身近に感じることの出来るスポットだからです。

バッティングセンターでは球速によってゲージが分けられています。

最も遅いのが時速80kmです。

そして90km、100km、120kmと段階的に速くなっています。

自分がバッターボックスに立たなくてもネット裏で観ているだけで、その速さを実感出来ます。

近くにバッティングセンターがあったらぜひ子ども達を連れて行ってあげてくださいね。

「すっげー速えー!」と目を丸くして喜んでくれます。

少し大きなバッティングセンターへ行くと時速140kmのゲージがあります。

野球の時速140kmと言えばプロ野球のスピードボールです。

これは中学まで野球をやっていた私でも怖いスピードです。

その上で「ウィンブルドンテニスの選手のサーブのスピードは時速200kmなんだよ!」と伝えると「ええっ!!!」と目を丸くしています。

バッティングセンターの時速140kmのブースは球が「シュルシュルー!」と言う空気を切り裂く音と共にネットに当る時にも「バーン!」と凄い破裂音がします。

これがとても良い効果音となっています。

まとめ

本日はウィンブルドンテニスのサーブスピードとその速さを子どもたちに実感してもらうための方法をご紹介しました。

ウィンブルドンテニスの選手のサーブのスピードは時速200kmでしたね。

このスピードを実感するにはバッティングセンターの最速スピードのブースでネット裏から観戦してみてください。

大きなバッティングセンターに行くと140kmのブースがありますよ。

決して140kmのブースに入って球を打とうとしてはいけませんよ。

打てませんから!

あなたの参考にしてくださいね。

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