ご結婚おめでとうございます。
結婚式の準備をなさっているんですね。
順調ですか?
本日は両親へ贈る手紙に必ず入れて欲しい一言を紹介します。
この一文を入れるだけでお手紙がグッと引き締まります。
あなたの参考にしてください。
結婚式両親への手紙に必ず入れて欲しいこの一言!
両親へ贈る手紙に必ず入れて欲しい一文とはこれです。
お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!
「・・・」の部分は自由に作文してください。
この型にあてはめて文章を作るのがコツです。
なぜならばこの型に両親へ贈る気持ちを整える力があるからです。
型と言うものはとても大事な要素です。
俳句も五七五のリズムに乗せて言葉を紡(つむ)ぎます。
同様に「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!」の型に当てはめると無限の広がりが出てくるんです。
その効果は次の三つです。
・つかみ
・最上級の感謝
・感謝の定着
【 つかみ 】
「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!」
この言葉はドキッとします。
普通とは逆の立場だからです。
普通は親が子供に対して発する言葉です。
なので一瞬「ん?」となります。
この違和感がお父さんの心をガチッとわしづかみにします。
芸人の世界でいうところの「つかみ」と呼ばれるものです。
漫才などの芸人さんは最初の一言で観客の心を引きつけようと情熱を注ぎます。
この一文にはその力が備わっています。
【 最上級の感謝 】
二つ目は最上級の感謝です。
人に感謝の気持ちを表すには時には次の三つの方法があります。
・現在を感謝する
・現在と過去に感謝する
・現在過去未来に感謝する
今を感謝するとは、「今日はありがとう!」です。
褒め方の基本です。
これをグレードアップさせるには過去の行動にも感謝することです。
「いつもやさしくしてくれてありがとう!」、「いつも家族のために一生懸命働いてくれてありがとう!」など。
今この瞬間から過去も含めて感謝の気持ちを表すのです。
これは中級編の感謝の仕方です。
もっと凄い感謝の仕方があります。
それはお父さんの存在そのものに感謝することです。
それがこの言葉です。
「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!」
【 感謝の定着 】
三つ目は感謝の気持ちの定着です。
感謝の気持ちは言葉に出して初めて心に定着するんです。
感謝の気持ちがあるから感謝の言葉が出てくるのではありません。
「ありがとう」と言葉に出すから「ありがとう」の気持ちが心に刻み込まれるんです。
「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!」と発言した内容があなたの心に定着します。
この言葉を言わない限りあなたの心にはその想いは残りません。
この一文は「バリデーション・サークル」を応用した手法です。
バリデーション・サークルとは何か?
「バリデーション・サークル」をご存知ですか?
誕生会などで行なうゲームの事です。
ゲームだから何を言っても構わないんですが、なぜか良いことしか言えない不思議なゲームです。
誕生日に行なうバリデーション・サークルのやり方は次の通りです。
①誕生日を迎える人を前に立てる
②「○○さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!」と発表する
③全員で拍手する
この3つの事を参加者全員で繰返します。
つまり誕生日を迎える人は参加者全員から「あなたが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・」のメッセージを受け取ることになります。
こんな言葉を誕生日のたびに浴びせられたらその人がその後どうなると思いますか?
誕生日に行なうバリデーション・サークルについてはこちらの記事が詳しいです。
子どもの誕生日祝いにおすすめの企画バリデーション・サークルのやり方!
バリデーション・サークルを結婚式の両親への手紙に応用する時の注意点はこれ!
バリデーション・サークルを結婚式の両親への手紙に応用する時の注意点は次の三つです。
・最初と最後に二箇所にバリデーション・サークルを入れる
・型を大切にする
・効果を期待しない
【 最初と最後に二箇所にバリデーション・サークルを入れる 】
手紙の構成についてお話しします。
中学校で「起承転結」という言葉を習いましたね。
これは文章を書くときの鉄則です。
お手紙も「起承転結」を意識して書くと良いです。
◎「起」の部分
まず手紙の冒頭に「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!」と入れます。
ここでは「・・・」の部分は簡単に一言で済ませます。
具体的には「転」の部分で書くからです。
◎「承」の部分
ここでは「今まで育ててくれてありがとう」、「家族のために一生懸命働いてくれてありがとう」などの感謝の言葉を述べます。
◎「転」の部分
ここが最大の山場です。
お父さんの存在そのものに目を向けます。
ウチは父の子供時代について書きました。
父は子どもの頃絵を描くのが好きで将来は画家になりたかったそうです。
でも画家で食べていくのは難しい時代でした。
それでお菓子屋に修行に出て大変苦労しました。
そんな昔のことを書きました。
◎「結」の部分
最後に結びの言葉です。
「転」で書いた内容がつながらなくても大丈夫です。
なぜならばあなたはお父さんの存在自体が嬉しいのですから。
「だからお父さんが生まれてきてくれて本当によかった。」で締めれば大丈夫です。
【 型を大切にする 】
型が大切です。
文章作成に慣れた方は自分の型を持っていているんです。
その型はその人の個性であり、強みです。
なので文章表現に慣れていない方はこの型を大切にしてください。
「お父さん」を「お父ちゃん」「パパ」と変えるのは問題ありません。
最後の「だからです!」の部分が多少変化するのも問題ありません。
大まかな型を守れていれば言葉尻は変わっても大丈夫です。
【 効果を期待しない 】
お父様が「思ったほど感動してくれなかった!」と悩む方がいらっしゃいます。
でも悩まないで下さい。
このお手紙はお父様を感動させるために書くものではありません。
それはあくまでも結果なんです。
大切なことは「あなたがお父様の存在を嬉しいと思える」ことです。
この型を守ってお父様にお手紙を書く作業が大切です。
なので結婚式でお父様に渡す手紙を書いて渡せたらそれで十分なんです。
まとめ
本日は結婚式で両親へ贈る手紙に必ず入れて欲しい一文についてお話ししました。
「お父さんが生まれてきてくれて本当に良かった!なぜならば・・・だからです!」でしたね。
この型を使って素敵なお手紙が書けますようにお祈りしています。
あなたの参考になれば幸いです。