こんにちは。

今朝妻から「トイレのタンクの水がいつまでもチョロチョロ出ているよ!修理できない?」と依頼がありました。

我が家では私が修理担当なので早速出動です。

って言うか、本当は以前から言われていたんですが、「やっておくよ!」と言って、すっかり忘れていたんです。

「やばっ!早くやんなきゃ!」

と言うことで、修理しましたのであなたの参考になるように、写真付けておきますね。

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トイレのタンクの水が止まらないときの対処法。状況確認。

水が止まらないといっても症状はいくつかありますので、まずは状況を観察します。

水を流して様子をみます。

タンクに水が溜まってきて、水流の弱くなるのが音でわかりますが、依然として「ジー!」と水の流れる音がします。

便器の方も見てみましたがこのとき便器には水が流れていませんでした。

つまり、「水が止まらない」のはタンクから便器に水を流すところではなくて、タンクに水をためる栓のところが原因だとわかります。

上の写真をご覧ください。

これが我が家のトイレのタンクです。

年季が入っていますね。

ウチの家は築50年です。

義父母が結婚した年の1966年に建てました。

そのトイレの上部に付いている大きなタンクです。

早速脚立に登って中を見て見ました。

これが水栓です。

これの右側に「浮き」が付いており、水面の高さに合わせて上下することにより、水を出したり止めたりしています。

タンクの水を流すと「浮き」が下がり水栓が開き水をタンクに送り込みます。

そして水が溜まってくると「浮き」が上がってきて、水栓を押さえて水が止まる仕掛けです。

続いて具体的な修理方法をお話します。

トイレのタンクの水が止まらないときの対処法。パッキンの交換。

このような水がいつまでも流れ続けるというような場合に考えられるのは、パッキンと呼ばれるゴム片の損傷です。

先ほど「浮きの上下によって水栓を押さえている」とお話ししましたが、その「水栓を押さえる」のにパッキンを使用しています。

長年使用していると、どうしてもそのゴム片が傷んでくるのです。

その結果水栓がキッチリ閉まらなくなり、水が止まらないと言うわけです。

幸いこのパッキンの交換はそれ程難しくはありません。

女性にもにも出来ます。

では早速見て行きましょう。

まずはじめに水の元栓(もとせん)を閉めます。

上の写真が家の水の元栓です。

フタに「量水器」と書いてありますね。

フタを開けて中のハンドルを右に止まるまで回します。

これで家の全ての水が止まりました。

作業前に必ずこの元栓を閉めてくださいね。

そうしないと作業中にずぶ濡れになってしまうからです。

このタイプのタンクは古い一軒家に多いです。

家の庭や玄関先などの水の元栓を探して閉めてください。

では作業に入ります。

これは先ほどの水栓の写真です。

この写真の左下の少し飛び出ているところ、これがネジになっています。

これを外します。

向かって左に回すとはずれます。

手でも回るはずなんですが、硬いときにはペンチで頭を挟んで左に回してください。

2回転ほどペンチで回せばあとは手で回ります。

この人差し指のところに見える逆L字型になった金具を右に引っこ抜くと中の金具がポトンと下に落ちます。

上の写真2枚がパッキン金具です。

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抜いた歯みたいな形ですね。

写真では見にくいですが、表面が少しへこんでいます。

これが今回の「水が止まらない」原因です。

このパッキンをはずしてみます。

細いマイナスドライバーを差込んでゴム片を外します。

外れました。

これを交換すれば良いのです。

金物屋さんにこれを持ち込み、「このパッキンをください」と言えばいいのです。

ところが私は「ひっくり返せばまだ使えるじゃないか!」とひらめいて、やってみることにしました。

なぜなら、ゴムの傷みが少なかったからです。

これを裏返してはめました。

これがひっくり返してゴムをはめた状態。

「う~ん、よりなめらかな表面ですね~!なんかうまく行きそうです!」

あとは組み立てです。

このようにゴムを上にして、下から差し込みます。

そして先ほど外した逆L字型の金具を差し込みます。

このとき上手く逆L字型金具が入っていかないときは、ドライバーで下から押しながらすると上手く行きます。

最後にネジをはめこみます。

ネジは右に回すと締まるようになっています。

潤滑剤「KURE-551」などを吹き付けてからだとスムーズに入ります。

ペンチを使わずに手の力だけで動かなくなるまで回してください。

これで十分です。

組み立て完了です。

逆L字型金具がしっかり引っかかっているか、「浮き」を上下させて確認します。

逆L字型金具が外れてしまったら穴の位置が合っていないので、もう一度ネジをはずして穴の位置を合わせてねじ込みます。

最後に水の元栓を開いて完了です。

「ジャーッ!」

水が勢いよく出てきました。

そして水が溜まってくると「「ピタッ!」と止まることはありませんが、いつまでも水が流れてしまうことはありませんでした。

ばんざ~い!

作業手順の復習と使用した工具

今回の手順をまとめておきます。

①不具合の状況の確認

②水の元栓を閉める。

③水栓を分解

④パッキンを交換

⑤水栓を組み立て

⑥水の元栓をあける

⑦水の止まり具合を確認、修理完了。

今回使用した工具です。

まとめ

このように水がいつまでも流れ続けるというような場合に考えられるのは、パッキンと呼ばれるゴム片の損傷です。

パッキンを交換するだけで修理できてしまうものが全体の9割を超えます。

しかもこのパッキンの交換はそれ程難しくはありませんので、あなたもぜひチャレンジしてみてください。

もしも上手く行かなかったら水道工事のお店に修理を依頼してください。

トイレのタンクの水が止まらないのを自分で修理したいと考えているあなたの参考になれば幸いです。

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