寒い冬がやって来ました。
あなたの寒さ対策は万全ですか?
私は何枚も厚着して着ぶくれしていますが、それでも寒い!
そこで使い捨てカイロを使っています。
でも使い捨てカイロってなんかもったいないですよね!
それは使い捨てカイロを24時間も連続して使うことがないからです。
使い捨てカイロを寝るときに使ってはいけないと書いてあるので布団の中に入れて湯たんぽの替わりに使うことも出来ません。
例えば5時間だけ使った使い捨てカイロをあなたならどうしますか。?
そのままポケットに入れておきますか?
それとも捨てますか?
それ、どちらももったいないですよね。
実は5時間しか使わなかった使い捨てカイロは、ある方法で保管しておけば、もう一度使えるんですよ。
今日はその方法をご紹介します。
この方法なら使い捨てカイロを長持ちさせることが出来ますよ。
使い捨てカイロって『もったいない!』と考えているあなたの参考になれば幸いです。
使い捨てカイロをもう一度使う方法はこれ!
私は保温時間が18時間~24時間くらい持つカイロを使っています。
でも実際に使うのは5時間だけとかが多いですね。
その使い捨てカイロを何度も使うことが出来るってあなた知っていましたか?
つまり使い捨てカイロは途中で止めることが出来るんです。
やり方は簡単なのであなたにもすぐに出来ますよ。
では順番に見てまいりましょう。
準備するものはこれです。
ジップロック
ジップロックとは、ジッパー(チャック)付き透明ビニール製の食品保存パックのことです。
Ziploc ジップロックは、アメリカの会社の登録商標です。
日本では旭化成が販売しています。
一般用と冷凍用のフリーザーバッグの数種類があり、大きさも色々です。
同様の保存バッグは、他社も出しており一般的には「フリーザーバッグ」の名前です。
写真は100円均一ショップで購入したものです。
ジップロックがなければ、レジ袋のようなビニール袋でもよいです。
私は現在の職場では、ジップロックがなかったので、普通のレジ袋で代用しています。
【 使用方法 】
5時間しか使っていない使い捨てカイロを細長く2つに折り畳みます。
ジップロックに入れてクルクルと巻きます。
この時なるべく空気を抜くようにします。
空気をぬいたら、素早くジップロックの口をふさいで、空気が入らないようにします。
レジ袋の場合は2重~3重にすれば確実です。
ジップロックは一重で大丈夫です。
これで完成です。
【 再使用するとき 】
使い捨てカイロ再使用するときは、袋から取り出せばまた普通に使うことができます。
ジップロックから取り出せばまた空気中の酸素と化学反応が始まり普通に使えるんです。
ねっ、簡単でしょ!
使い捨てカイロ途中で止めることが出来るのはなぜ?
なぜ使い捨てカイロを途中で止めることが出来るんでしょうか?
それには使い捨てカイロの仕組みを知れば理解できます。
使い捨てカイロの発熱の仕組みは鉄と酸素と水が反応して出来る化学反応なんです。
雨ざらしの駐車場の柱がどんどん錆びて行くのは鉄が空気中の酸素と反応して酸化第二鉄と呼ばれる化合物に変化していくからなんです。
自然界では鉄だけでは安定しません。
自然界ではほとんどの鉄が酸化第二鉄の状態で存在しているんです。
つまり元の安定した状態に帰ろうとしている訳ですね。
『じゃあ自動車や電車など鉄製品が錆びないのはなぜ?』と思いませんか?
鉄を使った製品は実は錆びないように表面をコーティングしているんです。
表面が何もコーティングされていない状態で錆びない鉄と言うものはないんですよ。
ところでそんな鉄が空気中の酸素と結びついて酸化第二鉄へと化学反応を起こす時に熱が出ます。
使い捨てカイロはこの熱を利用しているんです。
使い捨てカイロの袋を破ると発熱が始まるのは、空気中の酸素との結合が始まるからです。
ということは空気中の酸素を取り除いてしまえば、それ以上は化学反応が進まないということになります。
そこでジップロックやレジ袋を使って空気中の酸素を遮断しているわけです。
ジップロックやレジ袋に入れられたカイロは、その中に残っている酸素がなくなり次第、化学反応が止まって熱が発生しなくなります。
そして再び袋を開けた時に再び熱が出始めるのは 空気中の酸素が新しく供給されてまた化学反応が始まるからです。
こういう仕組みでカイロの発熱を止めたり、再開させることができるんです。
使い捨てカイロの便利な使い方はこれ!
私の場合は夕方だけ外の仕事なので、いつも夕方の3時間だけ使っています。
しかもほとんど動かないので、寒いこと寒いこと!
手足がかじかんでしまいます。
外での業務が終わったらあとは帰るだけなので、使い捨てカイロをジップロックでクルッと巻いて、机の引き出しに入れておきます。
ジップロックに入れたときはカイロがまだ暖かいけれども、そのままで大丈夫ですよ。
発火したりはしません。
てんぷらを揚げた時に出る天かすが自然発火してしまうのをご存知の方は心配になるかも知れませんが、心配ありません。
天かすは酸素に触れることによって酸化反応が進み、熱が出ます。
この熱がどんどんたまって行き、ついには火が出てしまうと言うものです。
これが天かす火災です。
カイロも天かすと同じ酸化反応ですが、ジップロックに入れて空気(酸素)を遮断するので、ジップロックに残っている酸素がなくなれば、酸化反応が止まります。
万が一袋に穴が開いていて、酸素の供給が続いたとしても、もともとカイロ製造の段階で熱が高くなり過ぎないようにうまく調合されているので安全です。
普通のビニール袋の場合は袋を2重3重にすれば、ジップロックと同程度の密閉性が保たれます。
翌日袋から取り出せば、また普通に使えます。
私の場合はだいたい3日間使っています。
中には4~5日持つものもあります。
完全に冷めてしまったらもう使えないので捨てます。
捨てるときも庭や鉢植えにばらまいています。
私はいつも5~6個同時に使うので、どれが何日目のものかわからなくなってしまいます。
それを防ぐために何回目の使用であるかを一目で分かるように、カイロに油性ペンで印を入れていきます。
印は毎回入れるので、印の多いほど使用回数の多いのがわかります。
使用回数の少ないものは手袋の中と、靴の中に入れています。
そして使用回数の多いものはおへその辺りに貼り付けています。
そうすることで、手足は暖かくて、おへその周囲は柔らかい暖かさです。
新品をおへそに貼ると、熱すぎます。
低温ヤケドの恐れもあります。
手袋の中が熱過ぎたらすぐに取り出すことが出来るし、靴の中はそもそも熱過ぎたということがありません。
これは、靴が冷たい床面に密着していることと、靴の中は空気の循環があまりないと言うのが原因です。
カイロのミニは、普通のカイロの半分の大きさです。
保温持続時間も8時間のものが多いです。
なので、ミニのカイロを使うと2回が限度ですね。
まとめ
あなたも使い捨てカイロを何回も使って寒い冬を乗り越えてくださいね。
私、寒いのが大の苦手なんです。
暑いのはそうでもないんですが、寒くなると思考が停止してしまいます。
何とかして寒さをしのぎたいと考えていたら、ついにこんなことやっていました。
以前は、カイロをポケットに入れたまま帰り、翌日は新しいものを使うというパターンでした。
それだと1日に1~2個しか使えませんでした。
この方式に変えてからは毎日6個使っていますが費用は前よりも安く抑えられています。
あなたが寒い冬を快適に乗り越えるのに参考になれば幸いです。
ところでカイロには貼らないカイロと貼るカイロの2種類があります。
貼らないカイロの方が強力で時間も長持ちします。
しかし値段は同じです。
ということは貼らないカイロの方がお得だということです。
でも貼って使いたい時ってありますよね。
そんな時には貼らないカイロを貼る方法があります。
こちらの記事を参考にしてください。
貼らないカイロを貼る方法はこれ!貼るカイロとの違いや値段は?