明日は雨の予報ですね。

せっかくのイベントが雨で中止になってしまうかも知れません。

明日の天気予報が雨で降水量が2mmだと言われたら、実際にはどのくらいの雨が降るんでしょうか?

それが分かれば明日の予定を立てやすいですよね。

本日は降水量の予報で1mmとか2mmとか3mmとか言われた時にどのくらいの雨を覚悟しなければならないのかについてお話ししますね。

あなたの参考になれば幸いです。

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降水量の目安で2mmはどれくらい?

天気予報で降水量の予報が2mmだったらあなたは明日のイベントを中止しますか?

それとも決行しますか?

その時の判断材料の一つが降水量ですね。

降水量とは雨と雪を一括して表現する方法です。

雨だけならば雨量(降雨量)と言います。

この記事では煩雑を避けるために全て降水量と表現して説明します。

ところで降水量の予報2mmって一体どれくらいの雨が降るんでしょうか?

では降水量毎にどのようなイメージで考えれば良いのかをお話ししますね。

降水量をミリではかるのは「もし雨をどこにも流れていかないように溜めておいたらどのくらいの深さの水がたまるのか?」ということです。

たとえば「1時間の雨量が1ミリ」だったら、1時間で水の入っていないプールに深さが1ミリだけ雨がたまるということです。

なんとなくイメージできましたか?

それでは降水量0mm~5mmまでをそれぞれイメージしてみましょう。

【 0mm 】

1ミリ未満の場合は「降水なし」とか「降水量0mm」と表現します。

気象庁の予報は小数点以下を切り捨てて発表するんです。

だから正確には1時間当たり0.0mm~0.9mmの間の雨の予報と言うことになります。

時々天気の予報が「雨」で降水量の予報が「降水なし」とか「降水量0mm」という矛盾した予報を出すことがありますが、これは間違いではありません。

1時間あたり1mm以下の弱い雨が予想されるときに限って時々見られる現象です。

このような予報の場合は、「3時間に1ミリ前後の弱い雨が降る予想となっている」と言う意味になります。

1時間当たり1mm未満の雨は短い距離を傘なしで歩くことが出来ます。

傘を持っていれば差す人がいますが、なければそのまま歩いて行く人が多いです。

自転車の人も傘を差さずに乗っていく人が多いです。

運動会やスポーツ、バーベキューなどの野外イベントでもこのくらいの雨ならば何とかしのげます。

【 1mm 】

これは1時間に1.0mm~1.9mmの雨が降るとの予報です。

1ミリ以上の雨とはしとしと降る雨です。

アスファルトの色も変ります。

長時間歩く場合にはそれなりにシッカリ濡れてしまいます。

人間の雨の当たる面積を50cm×50cmで計算すると1mmの雨の中を1時間歩いたら衣服に付着する雨の量は次の通りです。

50cm×50cm×0.1cm=250立法センチメートル

つまり牛乳瓶(200ml)1本と4分の1の水を頭から掛けるのと同じです。

ビショ濡れになるのがお分かりいただけるでしょうか!

15分でも50mlです。

霧吹きで50mlの水を自分に噴射すると服はシッカリ濡れてしまいますね。

傘を持っていれば必ず差すレベルです。

傘が無ければコンビニでビニール傘を買おうかどうかと迷うでしょう。

自転車ならば家に帰って全て服を着替えるでしょう。

野外イベントでは短時間ならば大丈夫ですが、継続して降り続くとビショビショになります。

【 2mm 】

2.0mm~2.9mmの雨は本降りの雨です。

傘が無ければコンビニで買ってでも傘が必要です。

傘があっても足元はビチョビチョになります。

屋外で作業する工事現場の作業員の方は雨具を着用しなければならないレベルです。

自転車ならば2~3分でずぶ濡れになります。

周囲から見ていて可哀想に思います。

普通の野球グラウンドならば試合続行は厳しいです。

最も水はけの良いグラウンドならば試合可能ですが、それでも選手は泥だらけになります。

【 3mm 】

かなり強い雨です。

舗装していない地面や庭にも水溜りの出来るレベルです。

もはや傘や雨具なしで歩いていると好奇の目で見られます。

舗装道路は路面を雨水が流れるのが分かります。

屋外イベントは全て中止になります。

【 5mm 】

局地的な夕立などの強い雨です。

外出も嫌になるほどの雨です。

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降水量の定義と意味はこれ!

これまで降水量の目安についてお話ししてきましたが、ここで降水量とは何かを詳しくお話ししますね。

【 降水量の定義 】

降水量(こうすいりょう)とは、大気中の水分が雨や雪、霰(あられ)、雹(ひょう)などの形で地表面に落ちた量のことです。

水分の状態は関係ありません。

一方「雨量」または「降雨量」とは雪、霰(あられ)、雹(ひょう)などを含めない純粋に雨として降る場合のみを言います。

冬場は同じ地域でも雨のところもあれば雪が降るところもあります。

その場合でも降水量という表現が使えます。

なので「降水量には雪も含まれる」と覚えていてくださいね。

【 降水量の測り方 】

降水量は雨量計やアメダスで計測します。

下の写真は風向計と風速計と雨量計です。

一定時間の間に雨量計に入った雨、雪、霰(あられ)、雹(ひょう)などを全て水の状態に換算して計算した体積の合計を単位面積で割った値が降水量です。

つまり雨量計に溜まった水の深さの事になります。

なので雨量計の口の大きさは関係ありません。

小さなペットボトルに溜まる水の量と直径1mの大きなタライに溜まる水の量を比べると当然タライのほうがたくさんの水が溜まりますが、水深はどちらも同じだからです。

このときの雨量計に入った水の深さが1mmの場合「降水量1mm」と表現します。

寒冷地では雪、霰(あられ)、雹(ひょう)などをヒーターで溶かして「水」にして体積を計測します。

【 雨量計の作り方 】

実は雨量計は自宅でも手作り出来るんです。

透明の容器の側面に目盛りを書いて外に置いておくだけです。

難しいのは底面の形が丸くなっているところです。

そこをいかにクリアするかが腕の見せ所です。

私は小学生の自由研究で毎年手作りしていました。

構造が簡単なので「今年も雨量計にしよう!」と1時間くらいでチャッチャと作ってあとは遊んでいました。

【 時間ごとの降水量 】

降水量は時間単位で測ります。

通常は1時間当たりの降水量で表すことが多いですが、他にも「日降水量」、「24時間降水量」、「降り始めからの降水量」などと時間を指定して表現します。

台風の時にテレビを見ていると「降り始めからの雨量が100mmに達する見込みで、厳重な注意が必要です!」などのようにアナウンサーが表現していますね。

まとめ

本日は天気予報で降水量が2mmくらいだと言われた時に、実際にはどれくらいの雨が降るのかについてお話ししてきました。

2mmの雨って結構しっかり降るんですね。

明日の天気予報はなるべく当たらないで欲しいと考えているのは私だけでしょうか?

でも農家の皆さんは雨が降って欲しいでしょうし、悩むところです。

雨が降りすぎても困るし、全然降らないのも農作物への影響が気になりますもんね。

なので「明日だけは晴れてね!」

あなたの参考になれば幸いです。

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