新成人おめでとうございます。

これからもお互いに頑張りましょうね。

ところで成人式は振袖ですか?

寒さ対策が不十分で震えている子がたくさんいらっしゃいます。

この季節、結構寒いんですよ~!

でも振袖の場合、どうやって寒さをしのげば良いのでしょうか?

本日は振袖で成人式に参加するときの寒さ対策についてお話ししますね。

あなたの参考になれば幸いです。

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成人式の振袖はなぜ寒い?

成人式の時に着る振袖は寒いんです。

それは振袖の形状によるものです。

ほとんどの方が胸元やお腹回りをタオルで補正するので、この辺りは暖かいんてすが、首回りと袖口、そして下半身全体が冷えます。

女性は衣紋(首の後ろの部分)を開いて着付けます。

そのため普段の服装よりも肌寒く感じるんです。

また袖口も広く開いているので、風がピューピュー入ってきます。

そして何と言っても下半身全体がとても冷えます。

普段ジーンズやパンツスタイルの方は特に寒く感じると思います。

「自分は寒がりだ!」との自覚のある方は万全準備をして式典には臨(のぞ)んでくださいね。

一方、普段から薄着の方はあまり心配しなくても大丈夫です。

真冬でもミニスカートや襟(えり)の開いた服を着ている方なら特に心配はいらないでしょう。

【 成人式の式場が寒い時 】

もう一つの問題が会場の問題です。

成人式の会場によって、暑いところや寒いところの差が大きいんです。

例えばクラシックコンサートを開催出来るようなホールや劇場の場合は空調設備(エアコン)が整っており、温度も細かく設定され、きちんと管理されております。

ところが、体育館のような所だと足元が冷えます。

市民体育館ならば、一応エアコンが入っていますが、小中学校の体育館には空調設備のないところもあります。

空調設備の完備された体育館であっても、構造上コンサートホールや劇場のようなきめ細かな調整は難しいんです。

たから体育館では大型の石油ファンヒーターを併用しているところが多いです。

ウチの地元の小学校は毎年12月に音楽学習発表会があります。

保護者も鑑賞出来るんですが、寒くて大変なんです。

なので発表会の日はストーブの近くの席を確保するために、開場前の早い時間
に並ぶようにしています。

さらに、お尻が冷たいのでお尻の下に敷く小さな毛布を持って行ってます。

小中学校の体育館で成人式が開催されるところは、寒さ対策に万全を期してくださいね。

【 成人式の式場が暑いとき 】

反対に成人式の式場が暑いことがあります。

会場内の温度が異常に高いことがあるんです。

これは会場内の空調を細かく設定出来ない場合です。

設定温度を下げると他の場所が寒くてクレームが入ったりして、とかく真夏や真冬の温度設定は会館管理者にとって悩みどころです。

しかし、会場内が暑すぎたり寒すぎたりするときには会場のスタッフに温度調整をお願いしてみてください。

少しでも過ごしやすくなると嬉しいです。

これまでは主に会場の空調の問題についてお話しして来ました。

次は個人でどんな防寒対策が出来るのかを見て参りましょう。

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成人式の振袖が寒い時はどうする?着物の寒さ対策はこれ!

振袖で成人式に参加するときは寒さ対策をしっかりと整えて参加しましょう。

問題となるのは外の気温に合わて厚着すると会場内で暑いし、会場内での温度を想定して薄着で行くと会場に入るまでが寒いんです。

なので、中に着込むよりも外に羽織るもので調整するのが良いです。

【 ショール、ストール 】

成人式の羽織るものと言えば白い羽毛のショールです。

しかしこの羽毛のショールは見た目よりも温かくないんです。

また、成人式でしか出番のないのが残念なところです。

実は大判のウールやカシミアやベルベットのストールの方が温かいんですよ。

しかもこれなら成人式が終わってからも普段使いが出来ます。

レンタル振袖の方でも寒さ対策にストールだけ自前で購入するのも賢い選択です。

着物には巾が65cm長さが180cm程度の大判が良いです。

普通の時は二つに折りたたんで巾を半分にして肩に掛けます。

そして、寒い時や風が強い時は折りたたまずにそのまま肩から掛けますと帯の上から身体全体を包み込むことが出来るので暖かいです。

振袖に合うのは白やワインカラーです。

これならどんな着物にも、そして洋服にも使えます。

生地は厚めの物で素材はやはりカシミアの入ったものが肌触りが良いです。

振袖用に正絹ちりめんで作られたものもありますが、温かさはカシミアが一番です。

【 道行、道中着 】

道行、道中着と呼ばれるものがあります。

どちらも和装のコートのことです。

この二つは似ていますが、襟の形などが異なります。

ではこの二つの違いは何でしょうか?

これは格の違いです。

道行の方がフォーマル向きで、道中着の方がカジュアル向けなんです。

道行が礼装用であり、道中着が略礼装用です。

今後普段から生活の中に和装を取り入れたいと考えておられるなら購入の価値ありです。

着物の寒さ対策はこれ!下着について。

では下着はどのようにしたら良いでしょうか?

・和装ブラ

・ヒートテックの半袖シャツ

・ショーツ

・ヒートテックのハーフパンツ

・ストッキング

上に着るヒートテックは長袖や7分袖よりも半袖が良いです。

なぜならば、袖口から下着が見えてしまうからです。

下に穿(は)くのもロングパンツよりもハーフパンツが良いです。

階段の上り降りで見えてしまうとカッコ悪いですからね。

ストッキングはパンストの方が断然暖かいです。

色はベージュです。

足袋用の五本指のストッキングもありますが、普通のストッキングでも大丈夫です。

ちょっとゴワゴワしますけどね。

足袋の上に足袋カバーを履くとより暖かいです。

本来は足袋の汚れ防止なんです。

この上に和装スリップを着て、お腹回りをタオルで補正して、長襦袢、振袖を着ます。

さらに大判のストールで肩を包むと完璧です。

【 手袋、カイロ 】

・手袋

・カイロ

手袋はロング手袋が暖かいです。

または短い手袋とアームウォーマーの組合せでも大丈夫です。

着物は袖口が寒いので、これは忘れないようにしてくださいね。

あとミニカイロを6つくらい持っておきます。

寒い時には首回り、指先、足元が冷えるので、襟元や手袋の中、足袋の中にミニカイロを入れるとホッとします。

靴下の下に張り付けるカイロもありますが、経験上普通のミニカイロを入れた方が暖かいです。

靴用や靴下用のカイロは温度が高くなりすぎないように調整してあるのではないかと思われます。

低温やけどの心配がありますからね。

足袋の中にミニカイロを入れるときはくるぶしの辺りに入れると良いです。

足の甲、指先の上に入れたこともあります。

足袋の中に入れるとカイロがすぐに冷たくなるので、胸元にいれているものと時々入れ替えるのが良いです。

「足袋の中に入れたものは臭くないの?」

えーっ!大丈夫です!

ちょっとくらいは我慢しなさいって!

会場が暑かったらストールを外して、カイロも全て取り外して調整します。

【 写撮影ではストールを取る 】

最後に注意点を一つお話ししておきます。

防寒対策はこれでバッチリですが、写真撮影の時はストールや手袋を取るようにしてください。

なぜならば、せっかくの綺麗な振袖の柄が見えないからです。

上半身を撮影する時に、羽毛のショールをしたまま撮影すると白い雲の上に首が乗っている絵になり、着物が全然見えません。

振袖の柄が全然見えなくて後悔している人たくさんいますよ。

ショールやストールは飾りと言うよりも防寒目的なので、撮影の時は寒くても外すようにしてくださいね。

まとめ

本日は成人式の振袖で寒い時の対策についてお話ししました。

おすすめは大判のストールでした。

また手袋やアームウォーマー、ミニカイロなどを上手に使って寒さを乗り越えてくださいね。

素敵な成人式になることをお祈りしています。

あなたの参考になれば幸いです。

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