大掃除ですね~!
大掃除といえばガスコンロ!
ガスコンロの掃除といえば大掃除と言うくらい、年末になるとガスコンロを徹底的に掃除したいと思うのはなぜでしょうか?
それは普段なかなか出来ないからですね。
ベタベタしていると気持ち悪いし、重曹やクエン酸でもなかなか落ちませんよね。
本日はガスコンロの天板の掃除方法についてお話しします。
頑固な油汚れ、そして古い油が固まって焼きついてしまった焦げ付きまで綺麗に落とす方法についてお話ししますよ。
この方法ならかなりピカピカになりますよ~!
あなたの参考になれば幸いです。
ガスコンロの天板の掃除方法はこれ!
ガスコンロの掃除であなたは何を使いますか?
過炭酸ナトリウムを使う?
キッチンハイターや重曹を使う?
えっ?なになに?クエン酸?
セスキ炭酸ソーダ?
メラミンスポンジ?
クレンザー?
ワイヤーブラシ?
ドライヤー?
ん?片栗粉?
えーっ!チョコレート?
う~ん、なんだかだんだん怪しくなって来ましたよ~!
ガスコンロの汚れはなかなか取れませんよね。
なぜならば古い油が炎の熱で焼き付いてしまうからなんです。
【 焼付塗装現象 】
皆さんは焼付塗装(やきつけとそう)と言う言葉を聞いたことがありますか?
焼付塗装とは品物を塗装した後、150℃以上の高温で30分以上加熱して塗料を硬くさせる塗装方法の一種です。
これに対して熱を加えない塗装方法のことを常乾塗装(じょうかんとそう)と言っています。
加熱する目的は塗装した表面を硬化させ丈夫な表面を作ることです。
金属は塗装しないで放置していると、腐食やサビが発生します。
この腐食やサビを防ぐために表面を塗膜(とまく)で覆い保護しているのです。
焼付塗装された金属はサビを防ぎ、油や酸に対しても強い抵抗力を持ちます。
自動車が金属で出来ているにもかかわらず錆(さ)びないのは表面を焼付塗装しているからなんです。
これと同じ現象がガスコンロでも起こっているんです。
塗料は油や調味料、食材などで、熱は炎から供給されます。
つまりガスコンロを使えば使うほど毎日焼付塗装を行なっていることになるんです。
【 焼付塗装現象を防ぐには? 】
では、ガスコンロの焼付塗装現象を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
そのコツはこまめに掃除することです。
ガスコンロは火を使いますから熱はどうしても発生してしまいます。
ならば塗料の役割を果たしているものを取り除けば良いんです。
つまり毎日綺麗に掃除をしていれば焼付塗装現象は起きません。
と言っても、そんな毎日完璧に掃除なんて出来っこありません!
そこで対策です。
毎日完璧な掃除は出来なかったとしても、ある程度の掃除ならば出来ます。
それを目指しましょう!
そして年に一回の焼付塗装剥(は)がし、つまり大掃除を実施しましょう。
毎年の大掃除に行なうガスコンロの天板の掃除のコツは次の二段階掃除法です。
①油汚れを取る
②焦げ付きを取る
【 ①油汚れを取る 】
先ず、まだ固まっていない油を綺麗に取り除きます。
これにはマジックリンでスプレーしラップをかぶせて湿布状態にします。
そうして汚れを浮かせてからタワシでこすると焼き付いていない油汚れが綺麗に取れます。
【 ②焦げ付きを取る 】
続いて焦げ付きを取ります。
焼き付いてしまった油は表面が硬化していますからマジックリンが浸透しません。
なので焦げ付きの落とし方は物理的な力でこそげ落とす方法を取ります。
ガスコンロの油汚れの取り方はこれ!
先ずは硬化していない油汚れの取り方です。
ウチのガスコンロはリンナイのKGK562SBLという型番です。
購入して5年になりますが、一度も焼付をこそぎ落としたことがなくて今回初めてです。
「え~っ!初めてなの?」
はい、実は初めてなんです。
前の古いガスコンロの時は何度かやっていたんですが、この新しいガスコンロでは今回が初めてです!
「初めてですって自慢されてもねぇ・・・、毎年大掃除した方がいいんでしょう?」
いや、そうなんですが、毎年ズボラしていました・・・!ごめんなさい!
では気を取り直して始めます。
【 汚れの状況 】
五徳(ごとく)と呼ばれる鍋やヤカンを支える台を外します。
バーナートップと呼ばれる火が出るところも取り外します。
いや~、汚れてますね~!
お恥ずかしい~!
使用するのはマジックリンです。
【 汚れを浮かせる 】
最初にティッシュペーパーを敷きます。
そしてマジックリンをたっぷり噴霧します。
その上からラップを被(かぶ)せて湿布状態にします。
こうしないと直ぐに乾いてしまうからです。
このまま20分ほど放置します。
五徳にもティッシュをかけてマジックリンをスプレーしておきます。
【 タワシや割り箸でこする 】
20分くらい経ってから作業を再開します。
白いティッシュが茶色に変化していますね。
油が浮いてきた証拠です。
ラップを剥(は)がして、割り箸(わりばし)を使って油をこそげ落とします。
これで柔らかい油は取れてしまいます。
その上でタワシを使ってこすります。
【 拭き取る 】
そして一旦雑巾(ぞうきん)で薬剤を拭き取ります。
ここまでが油を取り除く工程です。
でも余り綺麗になっていませんね。
これが油の焼き付いている状態なんです。
続いてこの焼付けを剥(は)がす作業に移ります。
ガスコンロの焦げ付きの落とし方はこれ!
最初に、この焦げ付きは油や調味料が焼付塗装された状態であるとお話ししましたね。
焼付塗装のように表面が硬くなっているのでこれにマジックリンを吹き付けても浸透しないんですね。
ここからは力技で作業します。
【 準備するもの 】
使うものはマイナスドライバーです。
小さなドライバーよりも大きなドライバーの方が力が入りやすくて作業がやりやすいですよ!
特に力の弱い女性はなお更です。
【 ドライバーでこさぐ 】
マイナスドライバーを使ってガスコンロの天板を傷めないように気を使いながら焼き付いた油汚れをこそげ落とします。
「こさぐ」、や「こそげ落とす」はもしかしたら方言かも知れません。
正しくは「こする」「こすり落とす」でしょうか。
おおっ!天板には傷が付かずに焼き付いた油汚れだけがボロボロ取れていきます。
もちろんマイナスドライバーは平たくして使います。
もしかしたらガスコンロの種類によって天板が傷だらけになるかも知れませんので、覚悟して行なってくださいね。
万が一天板が傷だらけになるようであればキレイにするのを諦めて作業を中止する。
または傷だらけになっても良いと諦めて作業を続ける。
これらをご自信で判断してくださいね。
焦げの方も焼付塗装ですが、ガスコンロの天板もそもそも焼付塗装されて製品化されています。
どちらの焼付けが勝つかですね。
最近のガスコンロは焼付塗装の技術が格段に向上していますから奥様の力ぐらいなら耐えてくれるのではないかと思います。
面白いようにはがれて行きます。
大きなドライバーならば両手で持って力を加えることが出来るので楽チンです。
慣れてきたらスピードが一気に上がります。
【 途中経過 】
途中経過です。
おおっ!いい感じですね!
作業を続けます。
半分くらい出来ました。
【 穴が! 】
際(きわ)をこすっていたら穴が開いてしまいました。
少し力を弱めます。
奥もドンドンこさぎます。
削りカスがたくさん出るの雑巾で拭き取りながら作業しました。
【 きれいになった! 】
左側のコンロ周りの焦げ付きを全て剥(は)がしました。
オオッ!綺麗になりましたね~!
ここまでの時間およそ1時間30分です。
もう寝る時間になりましたので、右側は明日作業します。
こちらは明日作業する右側です。
達成感があるので明日もきっとやるでしょう!
まとめ
本日はガスコンロの天板の掃除方法についてお話ししました。
頑固な油汚れを落としておいてから、焼きついてしまった焦げ付きをドライバーでこさぐんでしたね。
「こさぐ」は方言でしたね。
これは関係ないか!
あなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。