年末調整の季節になりましたね。
本日は年末調整に関するよくある質問の中から期限についてお話ししますね。
年末調整はいつまでに会社に提出するべきものなのか、会社はそれをいつまでに税務署に提出しているのかなどについてお話しします。
あなたの参考になれば幸いです。
まとめ年末調整の書類はいつまでに提出するべきなの?
年末になると決まって会社から提出を求められるのが年末調整です。
ウチの会社でも毎年11月の下旬に用紙を配られ、12月05日までに提出するように言われます。
いつも「早く出すように!」と急(せ)かされます。
そしていつも妻のパート先の源泉徴収票の届くのがギリギリなんです。
それで毎年慌てて会社に提出しているんです。
皆さんのご家庭でもこのようなバトルが年中行事のようになっていませんか?
しかしこれには深い訳があるんです。
年末調整の仕組みがわかると納得出来るんですよ。
年末調整の書類を12月初旬に提出するべき理由はこれ!
年末調整の書類はいつまでに提出すればよいのでしょうか?
11月末に会社から「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」「保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」という書類が配布されます。
そして12月初旬までに回収するのがほとんどです。
これはほとんどの会社の給料が月末締めの翌月25日払いだからです。
12月の給料として支払われるのは11月30日までの労働実績から計算します。
つまり、11月末に会社から「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」「保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」という書類が配布され、12月初旬までに回収というのはあくまでも会社の事務処理の都合なんです。
会社の経理担当者はこの時期猫の手も借りたいくらいの忙しさです。
会社は12月の給料の計算をするのに12月1日からドンドン作業を開始します。
11月30日までの勤務実績が本社の経理担当者のところに回って来ると同時に年末調整すなわち12月分の給料の計算を始めます。
そして12月15日くらいまでにはほとんどの給与計算を終えなければなりません。
ということは、年末調整も12月15日までに済まさなければならないんです。
だから11月末書類配布の12月初旬提出となるわけです。
【 会社のその後の動き 】
年末調整は12月31日現在の状況を記載するものです。
そして税務署に調書を提出する期限は翌年の1月末です。
ということは12月15日の段階で12月31日の状況を予想して計算しているわけですね。
なぜこのようなことをするのかと言えば、ほとんどの人はそれでも何の問題もないからです。
中には12月15日から12月31日の間に家族の状況が変る人もいますが、数で言えばとても少ないんです。
だから12月15日に予想ではあるけれども一旦計算しておいて状況の変化した人だけの計算をやり直すようにすれば効率が良いんです。
そうすれば会社は年が明けてからは年末調整以降12月31日までに家族の状況に変化のあった人だけを年末調整をやり直してから税務署に調書を提出します。
家族の状況の変りそうな人は年末調整の書類をどうするべきなの?
例えば奥様が出産予定で年内に生まれるかも知れないとか、妻の仕事の都合で扶養を外れるかも知れないなどのように「どうなるか分からない」場合には事前に経理担当者に相談しておきましょう。
そして経理担当者と共に年末調整の処理をしていきましょう。
そうすることによって実際に年末調整後に家族の状況が変わっても直ぐに動いてくれます。
まとめ
本日は年末調整の提出期限はいつまでかについてお話ししてきました。
11月末に会社から書類が届いて12月初旬に会社に提出するんでしたね。
これは会社の経理担当者の都合により決まるんでしたね。
だから年末調整の書類の提出が遅れそうな時は早めに経理担当者に相談してくださいね。
あなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。