鹿児島に帰省した時に子供たちと一緒に指宿(いぶすき)の砂蒸し温泉に日帰りで行ってきました。
本日はその時の様子を詳しくお話ししますね。
あなたの参考になれば幸いです。
鹿児島指宿で日帰り砂風呂に入るならここがおすすめ!
ウチは現在大阪に住んでいますが、両親が鹿児島在住のため、お盆に毎年一家総出で帰省します。
そしてその内の1日を使って鹿児島各地を旅行しているんです。
つまり実家をホテル代わりの拠点にして鹿児島観光をしているわけですね。
そして昨年のお盆と今年の2年連続で指宿の砂むし温泉に行ってきました。
ウチらが行ったのは(一財)指宿温泉まちづくり公社の「砂むし会館 砂楽」です。
砂楽は「さらく」と読みます。
宿泊施設はありませんが、海辺で砂蒸し温泉に浸かった後は、砂を落として室内の天然温泉とサウナに浸(つ)かることが出来ます。
昨年は8月15日(火)、今年が8月16日(木)とどちらもお盆の真っ最中でしたが平日でしたので割と空いていましたよ。
日帰り砂風呂施設「砂楽」の利用方法はこれ!
「砂楽」はJR指宿駅から車で3分~4分のところにあります。
距離にして1.5kmですから歩いても20分位で行くことが出来ます。
私たちは去年はハイビスカス通りを通って、今年は海岸線を通って歩いて行きました。
「砂楽」に着くとエスカレーターで2階へ登ります。
2階が正面玄関であり、受付や売店があります。
【 受付 】
2階の正面玄関を入ると直ぐ左側に受付があります。
ここで入浴料を支払い、浴衣(ゆかた)と砂よけ用のタオルを受け取ります。
カード払いOKです。
中学生以上が1,080円で、小学生以下が590円です。
これには浴衣の貸し出し料金は含まれていますが、タオルの料金は含まれていません。。
タオルは砂むし記念タオルを別途120円で購入するんです。
つまり大人は1,080+120=1,200円、小人は590+120=710円となります。
もしもご自身で砂よけタオルを準備出来るならこの120円は不要となります。
【 1階へ降りる 】
浴衣とタオルを受け取ったらすぐ近くの階段で1階へ降ります。
エレベーターもありますよ。
1階は浴場の入口です。
右が男性用入口、左が女性用入口です。
先日行った時はこの1階のスペースにコオロギを虫かごに入れて展示してありました。
「リーン、リーン、リーン」と綺麗な音がしていましたよ。
ここに入浴の方法が書いてあります。
動画でも入浴方法を案内しています。
先ずはここで入浴方法を学びます。
入口を入ると脱衣場です。
【 脱衣場 】
脱衣場にはロッカーが完備されています。
ロッカー使用料は無料です。
靴(くつ)は入口のところにもありますが、ロッカーの中にシューズケースも付いているのでロッカーの中に収納するのが良いです。
ブランド物の靴やホテルの草履(ぞうり)は履き間違いや盗難の恐れがあるんです。
脱衣場ではスッポンポンになり、浴衣を羽織り帯を締めます。
小学生のチビには帯がなくて浴衣に縫い付けてある紐(ひも)を結ぶだけです。
浴衣の下には基本的に下着は何も付けません。
ロッカーの鍵を締めて、鍵は腕に巻きつけておきます。
【 貴重品の管理 】
そのほかに貴重品を入れるロッカーもありますが、こちらは有料でした。
貴重品やスマホ、カメラなどはビニール袋にいれて、砂むし浴場にまで持っていくことも出来ます。
私はスマホと財布とカメラを少し丈夫なレジ袋に入れて持って行きました。
【 トイレ 】
脱衣場の先にあるトイレは数か少なかった(大1つ、小1つ)ので、2階の受付横で用便を済ませてから降りるといいかも知れません。
【 外へ出る 】
外の砂むし浴場へは備え付けのビーチサンダルを履(は)いて行きます。
陽射しの強い時や雨の日は小さなビーチパラソルも借りることが出来ます。
もちろんどちらも無料です。
ビーチサンダルを履くところにもスマホなどを保管する小さなロッカーがありました。
「スマホやカメラは1グループ1つでお願いします」と書いてありましたよ。
紛失等があると探すのに苦労しますからね。
【 階段を降りる 】
外に出て階段を降りると砂浜に設置した屋外の砂むし浴場です。
岸壁の壁面には歌人の与謝野晶子の歌が飾ってありました。
【 砂むし浴場にて 】
砂むし浴場に付くとパラソルはバケツの中に入れます。
そして「何名様ですか?」と聞かれるので、「○名です!」と答えてください。
基本的にグループ毎に対応してくれます。
また「カメラありますか?」と聞かれるので、「あります!」と答えると後で一人ずつ写真を撮影してくれます。
【 砂風呂入浴 】
「タオル貸して下さい!」と言われるので係りの人に渡します。
そして「ここに寝てください!」と言われるので、その場に仰向けに寝そべります。
すると頭にタオルを巻いてくれるので静かに横たわります。
そして左右両側からスコップで砂を掛けてくれます。
「おっ、重い!」
砂は結構重いんです!
ズッシリと感じます。
頭だけ残して完全に砂の中に隠れます。
砂は暖かくてモワッとした感じです。
そして砂の粒が意外と大きいんです。
直径1~2mmはあると思います。
そしてここで写真撮影!
係りの方が全体写真1枚と、ひとりひとり個別に撮影してくれました。
にっこり笑ってね~!
【 入浴時間 】
砂をかけて2~3分もすると全身に汗が噴き出してきます。
サウナのようです。
でも屋外なので、息苦しさはありません。
砂むし温泉の入浴時間は10分が標準です。
15分以上入っているとのぼせたり、湯あたりを起こしたりしますので、初心者の方は10分で上がるほうが良いです。
柱に時計が掛けてあるので、自分の判断で起き上がります。
【 施設に戻る 】
砂から上がると施設に戻ります。
浴衣の砂はその場でサッサッと軽く落としてください。
湿った砂なので周囲に飛び散ることはありませんが、まだ入浴中の人の側を通り抜けるときに浴衣の砂を払うと顔に砂が掛かってしまうので気をつけてくださいね。
帰るときに隣の枡(ます)を熱湯消毒していました。
80℃以上の高温で熱湯消毒をしているんですね。
どうりで変なニオイがしないはずです。
ここは温泉地特有の硫黄(いおう)のニオイが全然しないんですよ。
【 砂落とし 】
施設に戻りパラソルとビーチサンダルを返却すると大浴場です。
大浴場の入口には掛け湯とシャワーがあります。
ここで浴衣を脱いで全身の砂を綺麗に落とします。
浴衣のみ専用のボックスに入れます。
タオルは入れてはいけません。
タオルは購入したものなので持ち帰ります。
【 大浴場 】
掛け湯やシャワーで全身の砂を落としたら大浴場で入浴タイムです。
ここは普通の大浴場の設備が整っています。
リンスインシャンプーとボディソープが備え付けてあります。
大きな湯船と水風呂、そしてサウナもあります。
私と息子達はこの大浴場で30分くらい浸かっていました。
【 着替え 】
大浴場を出ると最初の脱衣場です。
ここの脱衣場はエアコンが効いていて汗はすぐに引きました。
忘れ物をしないように気をつけましょう。
【 水分補給 】
脱衣場を出たところには飲み物の自動販売機が2台設置してあります。
他にも2階の受付のフロアには無料で飲める水やお茶があります。
砂むし温泉、大浴場入浴後は適度な水分補給を心がけてくださいね。
【 混雑状況 】
平日と言うこともあって全然混雑していませんでした。
脱衣場も他のお客さんを気にすることなく使えました。
午前中の受付時間が正午までなので、時間的なものかも知れません。
【 所要時間 】
受付を済ませてからの所要時間はおよそ1時間です。
受付から脱衣までが10分、砂むし入浴が移動時間も含めて20分、大浴場が20分、着替えて出てくるまでが10分といったところです。
砂むし会館砂楽の基本情報
「砂楽」の基本情報を載せておきますね。
【 営業時間 】
受付時間は午前08時30分から午後08時30分までです。
ただし平日の正午から午後1時の間は清掃等の為、受付休止となります。
【 休館日 】
年中無休です。
ただし7月の第二火曜日と12月の第二火曜日は温泉設備等の点検の為に臨時休館です。
【 入浴料金 】
大人(中学生以上)・・・1,080円
小人(小学生以下)・・・590円
この料金には貸し浴衣(ゆかた)の料金が含まれています。
この他に砂むし記念タオルを1枚120円で購入する必要があります。
なぜなら砂むし入浴には砂よけ用のタオルが必要だからです。
砂よけ用のタオルは自分で準備しても構いません。
※その他、団体割引(20名以上)、湯治(とうじ)割引、回数券割引、障害者割引があります。
【 住所 】
〒891-0406 鹿児島県指宿市湯の浜五丁目25番18号
【 電話 】
TEL:0993-23-3900
まとめ
本日は日帰りで砂むし温泉を堪能出来る砂むし会館「砂楽」についてお話ししました。
小学4年生の息子が「今年も砂むし温泉に行きたい!」と言うので実現した内容でした。
指宿駅からはバスやタクシーでも行けますが歩いても20分程度です。
ウチらは海岸線の道路を海を見ながら歩いたのであっと言う間でしたよ。
その時の様子はこちらの記事に詳しく書いてあります。
→ 鹿児島指宿駅から砂むし会館砂楽へ徒歩のアクセス方法はこれ!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
あなたの参考になれば幸いです。