石油ファンヒーター選びでお困りですね!

私が重要視しているのは「臭い」です。

本日は臭いの少ない石油ファンヒーターについてお話ししますね。

あなたの参考になれば幸いです。

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石油ファンヒーターの選び方はこれ!点火時・消火時に臭いの少ないのはどれ?

石油ファンヒーターを購入するときには、色々なメーカーから実に様々な機種が出ているので、迷ってしまいますね。

燃費は?

電気代はどれがお得?

タイマー付いている?

点火が早いのは?

特徴を挙げればキリがありませんが、本日は「臭いの少ないのはどれ?」に絞ってお話ししたいと思います。

日本の石油ファンヒーターの三大メーカーは、トヨトミ、コロナ、ダイニチの三社です。

以前はシャープや三菱電機と言った大手総合家電メーカーも参入していたんですが、数年前に大手総合家電メーカーは撤退し、現在は上記の三社が日本のほとんどの市場を占めています。

そして臭いに関しても三社三様で、それぞれに特徴があるんです。

まずは点火時と消火時の臭いが少ないメーカーを紹介します。

【 点火時・消火時の臭いが最も少ないのは? 】

点火する時と、消火する時の臭いは石油ファンヒーターにとって、永遠の課題です。

この問題を最も克服しているのはダイニチです。

ダイニチ工業は、ブンゼン式と呼ばれる燃焼方式を採用しています。

ブンゼン式のファンヒーターは、灯油を気化器と呼ばれる装置で電気で加熱します。

そして自然吸気によって取り入れた空気と混合させ、燃焼筒で燃やす仕組みです。

気化器の構造上、点火までの時間が短く灯油の気化ガス発生の制御を瞬時に行えるので、点火する時と消火する時の臭いが他のメーカーに比べて少ないのです。

ダイニチの石油ファンヒーターの特徴はこの点火時・消火時の臭いが少ないことです。

よって、一日の内で点火や消火を繰り返すような使い方になるならば、ダイニチの石油ファンヒーターは威力を発揮しますよ。

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まとめ石油ファンヒーターの選び方はこれ!燃焼中の臭いの少ないのはどれ?

続いて、燃焼中の臭いはどうでしょか?

点火と消火は一日の内でも数回です。

ところが燃焼中の臭いと言うのは、一日の時間の多くの部分ですから、これも気になるところです。

【 燃焼中の臭いが最も少ないのは? 】

燃焼中の臭いが最も少ないのは、コロナです。

コロナはポンプ噴霧式と呼ばれる燃焼方式です。

燃焼筒で発生した熱を利用して灯油をガス化させます。

そしてこのガスと空気を混合して燃焼筒で燃やす仕組みです。

点火時や消火時に臭いはありますが、燃焼中は他の方式に比べ臭いの少ないのが特徴です。

点火時・消火時の臭いを軽減するためには、窓を開けて換気することです。

臭いが消えるまで窓を開けて換気することでかなり改善されます。

まとめ石油ファンヒーターの選び方はこれ!燃焼不良の臭いの少ないのはどれ?

最後に燃焼不良を起こしたときの臭いについてお話しします。

燃焼不良とは点火時に上手く火が点かなかったり、運転中に突然火が消えたりすることです。

酷(ひど)い場合には、白煙がモウモウと出てきます。

これは、気化した灯油に火が点かずにそのまま外に出てきた状態です。

この白煙が点火時に少しだけ出てくるのはよくあることで、何の問題もありません。

ところが運転中にモウモウ白い煙が上がるのは明らかに機器の不良です。

この燃焼不良の起き易(やす)い機器、起こり難(にく)い機器というのがあるんです。

【 燃焼不良が少ないのは? 】

燃焼不良が少ないのは、トヨトミです。

トヨトミの石油ファンヒーターは、ポット式と呼ばれる燃焼方式を採用しています。

これは燃焼筒に灯油を流し込み燃焼させる方式です。

混合ガスを作らないので、どんな灯油でも燃焼させることが出来ます。

つまり、燃焼不良のトラブルが最も起こりにくいんです。

他のメーカーは、昨シーズンの灯油(持ち越し灯油)の使用を禁止しています。

燃焼不良の恐れがあるからです。

ところが、トヨトミは唯一昨シーズンの灯油を禁止していないんです。

点火・消火時はポットを加熱する関係上、灯油の臭いは他の方式に比べて多くなりますが、不良燃焼を起こし難(にく)いと言うのは、とても素晴らしい性能ですね。

まとめ

以上をまとめると次のようになります。

・点火時・消火時の臭いが少ないのはダイニチ工業

・燃焼時の臭いが少ないのはコロナ

・燃焼不良に強いのはトヨトミ

これらは各社の燃焼方式が異なるゆえに出てくる特徴です。

ただし最近では各社とも自社製品の弱点を克服しようと研究開発に取り組んでいるので、このまとめ記事の内容が崩されるのも時間の問題です。

実際に、ウチにあるシャープ製の石油ファンヒーターは昨年の年越し灯油を毎年のように使っているにも関わらず、2001年以来一度も燃焼不良を起こしたことがありません。

技術は進歩しています。

思い切って新しい機器を購入すると言うのも賢い選択肢の一つですよ。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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