トヨトミの石油ファンヒーター LC-329 の分解清掃をしました。
内部のホコリを取り除くと何かと調子が良くなるからです。
本日はトヨトミの石油ファンヒーター LC-329 の分解掃除の仕方についてお話ししますね。
あなたの参考になれば幸いです。
トヨトミの石油ファンヒーター LC-329 の分解掃除の方法はこれ!
ウチの石油ファンヒーターはトヨトミの LC-329 です。
製造年は2009年で、もうかれこれ10年近く使っています。
【 準備するもの 】
準備するものは次の通りです。
・掃除機
・歯ブラシ
・ドライバー
・8mmスパナ
・軍手
・雑巾
基本的には掃除機と歯ブラシを使ってホコリを取り除きます。
そして、濡れた雑巾で拭くとキレイになります。
ではさっそく始めましょう。
【 前面パネルを外す 】
前面パネルは下部にあるネジを2本外すと外れます。
このネジは普通の「正ネジ」です。
「正ネジ」とは、普通のネジのことです。
普通のネジは右に回して締(し)まり、左に回すと緩(ゆる)みます。
なのでこのネジは左に回すと緩みます。
石油ファンヒーターの分解清掃が初心者の方は、「左に回すってどっち?」という方も多いですよ。
この機会に覚えておきましょう。
「左に回す」とは、12時の位置からどちらに進むかで表現します。
なので上の写真は12時の位置から左手の方向に進むから「左へ回す」と言うのです。
次の写真を見てください。
「このように見たら右回しじゃないか!」と中学の時に技術の先生に文句を言ったのは何を隠(かく)そうこの私です。
私も最近まで「右回し」、「左回し」の区別がよく分かりませんでした。
だからあなたも安心してくださいね。
話を元に戻します。
つまりこれは普通のネジなので左に回すと緩(ゆる)むんです。
左側のネジも外します。
そしてネジはなくさないように缶の中に保管しておきます。
ネジを2本外すとパネルを手前に引きます。
そしてパネルを上に持ち上げます。
燃焼室の前にも小さなパネルがあります。
これも外します。
黄色い丸のネジを1本外せば簡単に外れます。
あれっ? 外れません!
実は黒いタールのような汚れが接着剤のようになってくっついていたんです。
少し力を入れ手前に引きました。
「ベリッ!」と言う音と共にはがれました。
燃焼室が出てきました。
意外とキレイです。
でも手前にやはりタールのようなものがこびりついていますね。
たしか昨シーズンは運転中に白い煙が何度か上がって分解掃除をしたんでした。
この黒いタールのようなものはその名残なのかもしれませんね。
【 裏面カバーの外し方 】
背面パネルを外すときには、ティッシュ箱くらいの箱を準備します。
ファン(扇風機)が線でつながっているんですが、短いのでファンを置く台が必要なんです。
そして黄色の丸で囲んだネジ4本を外します。
ネジを外したらすき間に爪を入れて手前に引きます。
爪で簡単に倒れてきますが、もしも硬かったらマイナスドライバーを差し込んでください。
そしてこのくらいの角度にしてから上に引き上げます。
外れました。
燃焼室の裏側もまあまあきれいですね。
【 ファンを外す 】
ファンのネジは「逆ネジ」です。
普通のネジが左に回して外すのと対照的に、逆ネジは右に回すと外れるんです。
右回し、左回し、もう分かりますよね!
ネジが取れました。
平たい円盤のようなものは「ワッシャー」と言います。
羽根は引き抜くだけです。
羽根の下にもワッシャーがありました。
このワッシャーも簡単に外れます。
羽根は水洗いしました。
モーターは歯ブラシと掃除機だけではキレイにならなかったので、濡れた雑巾で拭きました。
【 ファンの組み立て 】
掃除が終わったらファンを組み立てます。
逆の手順で組み立てます。
ワッシャーをはめます。
ワッシャーは乗せるだけです。
上の写真をよく見るとネジがローマ字のDの形をしているのが分かります。
ファンの穴もDの形をしています。
このDの形を合わせるとスッと入ります。
ワッシャーを入れます。
ネジを締(し)めます。
このネジは逆ネジですから、左に回すと締まります。
上の写真は右に回しているように見えますが、「12時を起点にどちらに動かすか」で決まりますから、これは左回しなんです。
分かりますか~?
ややこしいね~!
ファンを持ち上げて下の方にある爪を溝にはめます。
再度にある黄色丸の二つのでっぱりが邪魔になって入れにくいときには、羽根を少し回転させてやると上手く行きますよ。
ネジを4本締めて完了。
【 燃焼空気取り入れ口の清掃 】
燃焼空気取り入れ口は引っ張れば外れます。
掃除機でキレイにしてください。
キレイになったら押し込んではめ込みます。
これで背面は清掃完了です。
【 前面パネルの清掃 】
前面パネルも清掃します。
掃除機と歯ブラシで落ちない頑固な汚れは自動車用のコンパウンドと言う研磨剤で磨くと塗装面を傷めずに磨くことが出来ます。
コンパウンドを歯ブラシにつけて塗装面を磨きます。
雑巾も使いました。
ここの部品は角が鋭利なので指を切らないように注意してください。
【 前面パネルの組み立て 】
燃焼室前の小さなパネルをはめます。
ネジを締めます。
このネジは右ネジです。
前面パネルは引っ掛けてあるだけです。
本体の溝にパネルの縁(ふち)をはめ込みます。
上から乗せるようにすると上手く行きます。
そして下部のネジを締めるのみ。
完成です。
まとめ
本日は、トヨトミの石油ファンヒーター LC-329 の分解清掃をてみました。
どこのメーカーのもので大まかな作りは同じですが、細かいところが異なりますね。
参考にしてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。