自宅の縁側の引き戸を修理しました。

昔ながらのレールの上にガラス扉を走らせるものです。

レールがだいぶ傷んできたので、交換してみました。

本日は引き戸のレールの交換方法についてお話しします。

あなたの参考になれば幸いです。

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引き戸のレール交換方法はこれ!築50年の縁側の窓の修理。

ウチの自宅は昭和41年(1966)に新築した一戸建てです。

もう築51年と言うことになりますね。

縁側と言っても畳の部屋からすぐに庭に出るようになっているので縁側と呼ぶにふさわしいか疑問ですが、なんとなくイメージがつかめるのではないかと思って縁側と呼びますね。

これが縁側の様子です。

レールも曲がっています。

レールを釘(くぎ)で固定してあるんですが、何ヶ所か釘が折れていて、扉を開け閉めするたびに「ゴリゴリッ!」とすごい音がするんです。

もうしばらく頑張って欲しい家なので修理してみました。

ホームセンターに電話して聞いてみると、2件目でレールがありました。

大きなホームセンターならまだ取り扱っているところがあるそうです。

近所の家を見てみると、古い家でも外に面している窓はアルミサッシがほとんどです。

ウチのように、外側に昔ながらの木製の引き戸を使っているお家はほとんどありませんね。

でも部屋と部屋の仕切りに使われている引き戸なら、まだまだたくさんあるそうです。

電話で問い合わせるときには「引き戸の下の金属製の丸いレール」と言えば大体伝わりますよ。

【 ホームセンターへ行く時の注意点 】

ホームセンターに行く時の注意点です。

・現物を持って行くこと

・寸法を測っていくこと

この2点が大事です。

【 現物を持って行くこと 】

現物を持って行く事が出来ない場合には写真を撮影して行くのが良いです。

なぜならば、見つからない時に係員に写真を見せれば、係員の記憶にヒットしやすく、すぐに売り場を教えてもらえるからです。

私も電話で問い合わせたときに、「場所はどの辺りに売っていますか?」と聞いたら「戸車(とぐるま)のところにありますよ。35番通路です。」と教えてもらいました。

なので、お店ではウロウロ探すことなく35番通路へ直行出来ました。

古いレールは30センチメートルほど切り取って、持って行きました。

ありました!

レールにも色々な種類がありますね。

真鍮製(しんちゅうせい)のものやステンレス、太いもの、細いもの、色々ありました。

古いレールを30センチ切り取って行って良かったです。

よーく見比べて一番近いものを購入しました。

過去にもよくあるのが、家で見たときと、お店で見たときの大きさの違いです。

購入して家に持ち帰るとずいぶん大きさが異なる時があるんです。

私も過去に何度も経験しました。

だから現物を持っていくべきなんです。

【 寸法を測っていくこと 】

もう一つ大事なのが寸法を測っていくことです。

私は全体の長さも1,670mm~1,710mmと測っていったので迷うことはありませんでした。

お店には1,828mmの長さのものしか売っていなかったんですが、もしも色々な長さのものが売っていたら相当迷ったでしょうね。

レールは鉄製で表面をビニールで覆っているものを選びました。

理由は一番安かったからです。

価格は1本400円くらいでした。

他の真鍮製(しんちゅうせい)などは倍の値段しました。

レールは3本欲しかったんですが、2本しかありませんでした。

とりあえず傷みの激しいのは1本なので、2本購入しました。

他にはレール釘(くぎ)なるものを見つけて購入しました。

家には19mmのステンレス釘があったので釘は買わないつもりだったんですが、「レール釘を試してみたい!」と考え購入しました。

レール釘は100円でした。

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引き戸のレール交換方法はこれ!古いレールの外し方!

ウチのレールはすき間だらけでしたので、すき間に鏨(たがね)を差し込んでカナヅチで叩(たた)けば簡単に抜けました。

と言ってもほとんどが釘の根元から折れてしまいました。

またレールもゆがんでしまいました。

古いレールを捨てるのならこれで構いませんが、外したレールをもう一度使う場合には、こんなやり方ではレールが曲がってしまうのでだダメですね。

これからお話しするレールの外し方の手順は、レールを再利用する場合にレールを傷つけないようにする外し方です。

参考になさってください。

【 準備するもの 】

準備するものは下記の通りです。

・彫刻刀

・鏨(たがね)

・金槌(かなづち)

・バール(釘抜き)

【 すき間を開ける 】

レールを傷つけないように、下の木枠とのの間にすき間を開けるのがポイントです。

まず彫刻刀の刃を釘(くぎ)の下に差し込みハンマーで軽くトントン叩(たた)きます。

これは場所を変えながら3回ほどやります。

するとわずかにレールの下にすき間が出来ます。

そしたら彫刻刀を鏨(たがね)に替えて、再度ハンマーでトントン叩きます。

鏨(たがね)って普通の家にはないと思います。

何か代用できるものを探してやってみてください。

要はすき間を大きくできればいいんです。

すき間が少し出来たらこの鏨(たがね)を上下に動かしてすき間を広げます。

5mmくらいのすき間が出来たらもう大丈夫。

釘の頭が出てきているので、レールを下げてバールで釘を抜きます。

この時にそのままバールを差し込むとレールを傷めるので、何か固いものを枕にしてテコの原理で釘を抜きます。

引き戸のレール交換方法はこれ!新しいレールの敷き方。

古いレールが外れたら木枠全体をヤスリで磨いてキレイにします。

この作業は簡単で構いません。

【 レールを切る 】

レールをちょうどいい長さに切ります。

ちょうど良い長さとは古いレールと同じ長さです。

ちょっと位長くても構いませんが、長すぎると良くありません。

このように端から2~3cm開けておいたほうが、雨が吹き込んできたとき水が外に流れやすくなります。

掃除もやりやすいです。

切り方はペンチで挟(はさ)んで曲げて折ります。

ペンチだけでは固くて切れないんです。

溝が出来たらこの溝で2~3回折り曲げるとポキッと折れます。

なのでペンチの役割は折り曲げる場所を作ることです。

このくらいの溝が出来たら後は手で曲げてしまえば割と簡単に折れます。

お家にもっと大きなカッターがあったらそれを使ってくださいね。

【 レールの位置を決める 】

引き戸の開け閉めに特に支障がなければ、元の位置にレールを設置します。

ウチの場合は、2枚の引き戸が互いにすれていたので、3mmほど外にレールを敷くことにしました。

差し金(さしがね:大工さん用のものさしのこと)があれば便利です。

もう一本のレールと平行に3mm外に出して位置を決め、所々にマジックで印を付けておきます。

【 釘を打つ 】

釘を打つときは、そのマジックを目印にレールの位置を固定していきます。

釘は購入したばかりの「レール釘」を使います。

【 レール釘の頭を丸くする 】

全部の釘を打ち込んだら、レール釘の頭をハンマーで叩(たた)いて丸くします。

レール釘は頭が平たいです。

このままだとレールの上を戸車が通るたびにガタガタと大きな音と振動が出ます。

これを防ぐにはなるべくレール釘の頭をレールと同じように丸くする必要があります。

やり方はレール釘の頭を色々な方向からハンマーで叩きます。

指で触って引っ掛かりがないないようにします。

でもあまり神経質にならなくてもいいです。

実際に使用していると戸車がレールの上を何度も往復するので、次第に丸くなっていくからです。

【 レール端部に釘穴がないときの処理方法 】

レールをカットして使うと、釘穴位置の遠くなることがあります。

そんな時は、電動ドリルで釘穴を開けます。

ウチの場合、当時電動ドリルがなかったので、電気の配線を壁に取り付けるときのホッチキスのような釘(くぎ)を使ってレールの端を固定しました。

レールの端部をステップルで固定した。

この釘を絶縁ステップル(単にステップル)と言います。

この位置なら滑車も当たらないので問題ありません。

少しブサイクですけどね!

後日電動ドリルを購入したときに穴を開けましたが、しっかりと固定されていたので、未だにステップルのままです。

ステップルをわざわざ買わなくても、普通の釘の頭をJの字にまげて使ってもOKです!

あとは引き戸を装着して出来上がりです。

まとめ

本日は引き戸のレールを交換する方法をお話ししてきました。

今では古い家もほとんどがアルミサッシに変ってしまいました。

築50年の木造モルタル作りとでも言うのでしょうか。

古民家と呼ぶ程のこともない、ただの古い家です。

過去建て替えの話しも何度か出ました。

でもその度に計画が白紙に戻っています。

私はもうしばらくここに住みたいです。

そのためにも、あちこち手直しして住みよい家にしていきたいと思います。

住みやすい家になったら建て直そうという計画そのものが出て来ませんからね。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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