こんにちは。
ウチの家庭用のビデオカメラの三脚の動きが硬くて困っていました。
ところがグリスアップ(油を塗ること)でスムーズな回転が蘇(よみがえ)りました。
本日は、家庭用ビデオカメラの三脚の動きが硬くなってしまったときのグリスアップ方法を解説します。
あなたのお役に立てると幸いです。
三脚の動きが悪い時の対処法はこれ!
我が家のビデオカメラはJVCケンウッドのエブリオGZ-E770-Rです。
ジャパネットタカタで昨年夏に購入した物です。
付属品としてゴールドスターの4段3WAY三脚 GS-3130PLUS が付いて来ました。
先日次男の吹奏楽クラブの発表会で撮影したんですが、その三脚の動きが硬くて困ってしまいました。
ネジを緩くしても動きが硬くて、撮影するのが大変でした。
案の定、撮影した画像を家族で鑑賞したら画面が揺れて船酔いしてしまいました。
これはまずいなと思い、修理してみました。
回転部分が硬いので、油を差したらいいんじゃないかと予想を立てました。
そこで分解して回転部分のグリスアップ(油を差すこと)に挑戦!
三脚のグリスアップ方法を解説!
こちらがその三脚です。
三脚 全景
先ずハンドル側のフタを外します。
細いマイナスドライバーをすき間に入れると簡単に外れます。
ハンドル側フタを外す
フタが外れた
次に反対側のネジを外します。
ネジを外す
さらにハンドルを外します。
三脚 ハンドルを外す
固定ネジが落ちてくるかも知れないので、なくさないように。
固定ネジが落ちてこなければ無理に外す必要はありません。
そのままにしておいてください。
ハンドル固定ネジ
台の様子をよくご覧になってください。
この部分は左右二つの部品が合体して出来ているので、この部分を外すと作業がやりやすいです。
台の様子
ここの溝に小さなマイナスドライバーを差し込み、少しすき間を開けます。
これは次の工程の大き目のマイナスドライバーを差し込みやすくするためです。
溝に小さなドライバーで隙間を空ける
次に左右二つの部品をつないでいるヘソを外します。
写真のように小さなマイナスドライバーを差し込むと、ヘソが外れます。
ヘソを外す
この状態で下記の部分に少し大きめのマイナスドライバーを差し込み左右にグリグリ回すと溝の幅が広がります。
すき間が開く
ヘソが外れました。
ヘソが外れた
左右の部品が広がりました。
完全に分離した
次に回転部にグリスを塗りこみます。
矢印の部分にグリスを塗ります。
ここにグリスを塗る
今回使用したのは、自転車修理用のゴールドグリスという製品です。
ゴールドグリス
ウチは自転車の修理も出来るのでこんなものが家にありますが、普通の家庭にはありませんよね。
そんな時には、ドラッグストアに売っている白色ワセリンでも代用出来ます。
他にはハンドクリーム、オロナイン軟膏などでも大丈夫。
要は硬い油なら何でもOKです!
ドライバーにグリスを適量取ります。
ドライバーにグリスを取る
そして回転部にグリスを塗ります。
回転部にグリスを塗る
回転部は左右2箇所にあるので、両方とも塗ってくださいね。
あまりたくさん付ける必要はありません。
はみ出ない程度に塗ってください。
はみ出たら拭き取れば良いだけの話で、余り神経質にならなくて大丈夫ですよ。
グリスを塗ったら組み立てていきます。
二つの部品を合わせて左右から挟みこむようにしてギュッと締め付けます。
左右から挟みこむ
カチッと音がすればOKです。
カチッと音がすればしっかりはまっている
キャップをはめます。
キャップをはめる
ネジをはめます。
ネジをはめる
ハンドルの固定ネジをセットします。
ここも少し難しいですが、写真を参考になんとかすき間に滑り込ませてください。
ハンドルのネジをセットする
ネジが上手く収まった
最後にハンドルをはめます。
ハンドルにもネジの部分にグリスを少し塗っておくと良いです。
ハンドルのネジにもグリスを塗る
ハンドルをはめます。
ハンドルをはめる
これで完成です。
完成
三脚のグリスアップでスムーズな回転が蘇った!
組み立ててからハンドルを動かしてみました。
「おおっ! 滑らかな動き~!」
片手で軽くハンドルを動かすだけで自由自在に動くようになりました。
修理前は、ビデオカメラを左手で押さえておかないと動かないくらい硬かったんですが、グリスを塗ったら片手でも簡単に動くようになりました。
これで撮影する時に、ブレなくなります。
まとめ
本日は、三脚の動きが硬くなったときの対処法についてお話ししました。
新しく購入しなければならないかと覚悟していましたが、思いの外上手くいきまいた。
分解方法も分かったし、これなら長く使えそうです。
この方法があなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。