こんにちは。
キャンプに行かれるんですね!
楽しいですよ~!
キャンプの中でも最大のイベントが食事作りですね。
ウチも食事作りのために行っています。
本日は薪(まき)の火おこしの方法について、かまどで行なう場合の我が家の体験記を詳細にお話しします。
キャンプで火おこしに挑戦したいと考えているお父さんの参考になれば幸いです。
薪の火おこしの方法はこれ!かまど編。我が家の体験記。
さっそく、我が家の子どもたちが普段どんな風に火おこししているかお話しします。
我が家の子どもたちは、四人です。
上から中3女、中1男、小5男、小3男です。
上の長女が小3、長男が小1のときに、私を含めて三人だけで初めてキャンプに行きました。
そらから、毎年3~4回は行っていますので、合計すると20数回は行ってます。
最初は1泊しましたが、その後は日帰り利用が多いです。
入所式を終えると、早速火おこしの準備に取りかかります。
子どもたちは、一斉に薪(まき)を集めに飛び出します。
今でこそ慣れたもので、何も言わなくても勝手に集めて来ますが、一番最初は一緒に出かけていましたね。
「これ使える?」「これはどう?」と何度も質問してくるので、「なんでも良いよ!」と適当に聞き流しながら自分で良さそうな木を集めていました。
【 失敗もまた良い経験になる 】
私がいつも心に決めているのがこれです。
・失敗こそ良い経験
子育て全般に言えることですが、子ども達は失敗を積み重ねて大きくなるんです。
「失敗は成功の母」とも言うとおり、失敗と成功の繰り返しから深い学びを得ることが出来ます。
しかし、普段家の中で生活していては滅多に失敗しません。
だから敢えてキャンプに連れ出すんです。
非日常的な環境に接すると何かしら失敗が起こります。
その失敗をどうやってクリアしていくかがとても大切です。
なので私のキャンプは失敗することを歓迎しています。
薪集めでも「なんでも良いよ!」と適当に答えているのも、「燃えにくい薪があることも体験して欲しい!」と考えてのことです。
あっ、そうそう!
私たちがいつも利用している施設は薪の販売もしているので、最初の1~2回は薪を購入して使っていました。
長さ30cm、太さ3~4cmの薪が20~30本入って600円くらいでした。
そのうち、「拾った薪ならタダなんだ!」と分かって買わなくなっただけなんですが、慣れるまでは購入したものでも良いですね。
【 薪集めのコツ 】
薪集めで最も大切なことは「よく乾燥した薪を集める」ってことです。
火おこし名人は、実はこの「薪集め」が上手いんです。
湿った薪に火をつけるのは火おこし名人にも難しいんです。
火おこし名人とは薪集め名人だったんですね!
子どもたちは葉っぱがよく燃えることを知っているので、ちり取りで葉っぱをたくさん集めます。
まっ、そうとも言い切れないんですが、まあ、黙って見ときます。
葉っぱと言えば、手のひらよりも大きな肉厚の葉っぱがよく燃えますよ!
私も名前は知らないんですが、経験から子どもたちも、みんな知っています。
それと、松の葉っぱもよく燃えます。
2mを超える長い枝なんかも拾ってきます。
キャンプへ行くときは、ノコギリとオノを持っていきますので、切って使います。
鋸(のこぎり)と斧(おの)の二つがあれば、薪集めで困ることはありませんよ。
【 薪の組み方 】
次に薪の組み方です。
ここでは、しっかりしたかまどに薪を組んでいく時のやり方です。
大体整備された施設のかまどは上下2段に鉄格子が乗っています。
上の鉄格子はお鍋やヤカンを乗せるためのもので、下の鉄格子は薪を乗せるものです。
上の段の鉄格子は一旦外して置き、火が安定してから乗せるようにするとやりやすいです。
そして下の段の鉄格子の上に薪を並べて行きます。
一般的には、一番下に新聞紙や小枝などの燃えやすいものを置いて、その上に少し太い枝、その上に大きな枝を置いていくとなっています。
しかし、このかまどの場合は下の段の鉄格子の上に先ず太い薪を隙間なく並べます。
そしてその上に新聞紙や小枝などを置いてその上に太い薪を載せていきます。
そうしないと、一番下の新聞紙や小枝が下の鉄格子のスキマから下に落ちてしまうのです。
このやり方は私のオリジナルなので、施設の指導員の方から「これは違う!」と指摘されたらごめんなさい!
【 火おこし 】
問題の火おこしです。
キャンプによく行く理由の一つに、マッチで火をつけられるようになって欲しいと言うのがあります。
なぜならば、現代の子どもたちは、マッチを擦ったことがないんです。
ひどい子になると、「火を見たことがない!」って子がいるんです。
これは、オール電化の副産物です。
昔は、小さな庭のある家なら、紙などの燃えるごみを家で燃やしていた方も多いのではないでしょうか!
でも、最近都会では「焚き火をしてはいけない」所が多くなりました。
私が住んでいる街もそうです。
ますます、子どもたちは、火と無縁な生活になってしまいます。
なのでわが家はマッチをマスターさせるために、「一箱全部擦っていいから!」と言って練習させています。
今では、練習の甲斐あって、一番下の小学3年生の男の子もマッチを擦(す)る事ができますよ。
マッチは100円ショップにも売っています。
古いマッチだとなかなか火が点きませんが、買ったばかりのマッチはとても良く火が点きます。
マッチを擦(す)るコツは「ワン・ツー!」です。
「ワン」で擦って、「ツー」で火を軸に定着させます。
軸に火が定着してから、組み上げた新聞紙や葉っぱに火を移します。
初めての子どもはとても緊張するみたいです。
ヤケドしないか、上手く点くかとドキドキしているのが分かりますよ。
葉っぱに火が点いたら、それを他の葉っぱにも移します。
2~3箇所の葉っぱに火がついたら一気に燃え上がるのを待ちます。
必要ならば上から良く燃える肉厚の葉っぱを追加投入します。
こうして太い薪に火が点いたらもう大丈夫です。
上の鉄格子を乗せて料理を始めてください。
ウチもここまでがいつも大変で、子ども達は何度も失敗しています。
「ねぇ~、お父さんやってよ~!」と泣きついて来る事もありますが、「もうちょっとだよ!がんばって見なよ!」と言って手助けしません。
薪を組み上げてから、火が点くまでに1時間以上かかったこともあります。
お父さんはじっと我慢してくださいね。
上手く出来ない経験と上手く行く経験の両方が必要ですから。
薪の火おこしに必要な道具はこれ!
私の経験上、これだけは準備して行くのが良いと思われるものを紹介しておきます。
・火種
・切る道具
【 火種 】
私のおすすめはマッチです。
一番簡単なのは、チャッカマンですね。
最近のチャッカマンは引き金が固く設計されているんですよ。
あれは、子どもの火遊び防止の為に業界がそのようにしているんですね。
チャッカマンは小学3年生以上でないと固くて使えないと思います。
なのでマッチにしましょう。
マッチは100円ショップでも6箱108円で売っていますよ。
慣れてきたら、「虫眼鏡」、「ファイヤースターター」にも挑戦してください。
我が家は「虫眼鏡」で点火に成功しています。
「ファイヤースターター」は購入して使ってみましたが、まだ成功していません。
将来は、木と木をこすり合せて火をつける原始的な方法にも挑戦したいです。
【 切る道具 】
鋸(のこぎり)があると便利です。
すごく便利です。
かまどの大きさに合わせて長さを調整できるので、良いですね。
薪を拾うのも格段に楽になりました。
さらに手斧(ておの)があると更に便利です。
これは直径10cmを越える太い枝を割って薪にすることが出来るからです。
手斧のもっと大きなものは鉞(まさかり)と言います。
金太郎が担いでいるやつですね。
よく、時代劇などで薪割りをしているシーンがありますが、アレです。
鉞(まさかり)は大きすぎてキャンプに持って行くのは大変なので、手斧がちょうど良いです。
私も家にたまたま手斧があったので持って行きますが、必ず必要と言うわけではありません。
私も面白がって手斧を持って行っておりましたが、最近は薪割りが面倒臭くなって、持って行っても使わなくなりました。
だって、細い木を探せば済む事ですから。
【 不要なもの 】
逆に大事そうで、実はそれ程重要でないものといいうのがあり、それは以下の通りです。
・着火剤
・新聞紙
・団扇(うちわ)
【 着火剤 】
不要なものベスト1が着火剤です。
これはバーベキューをするときに炭に火をつけるときに必要なもので、薪に火をつけるときには一切必要ありません。
年越しの古い灯油を処分するのに灯油を持っていくのは構いませんが、早く火をつけようと着火剤や灯油を持って行く必要は全くありません。
【 新聞紙 】
これも要りません。
ウチは新聞紙よりも肉厚の葉っぱの方が良く火が点くことを経験上知っているからです。
焼き芋をするときに塗れた新聞紙で包んで焼くのには構いません。
【 団扇(うちわ) 】
ウチワであおぐと、灰がモウモウと上がって辺り一面が灰だらけになるのでウチワも要りません。
近くでバーベキューをしている他の団体さんに大量の灰が降ったら、とても嫌がられます。
バーベキューで炭の火を強くするには有効かな!
最後に
本日は薪の火おこしについて、いつもウチの家族がどのようにしているかについて詳細にお話ししました。
初めてのキャンプで火おこしに挑戦したいと考えているお父さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
こちらの記事も参考にしてください。