こんにちは。
初めてキャンプに行かれるんですね!
楽しみですね!
キャンプは楽しいですよ~!
しかし、その最大の難関が薪(まき)の火おこしです。
本日は薪の火おこしの方法と、かまどの薪の組み方についてお話しします。
初めてキャンプに行かれるお父さんのお役に立てると嬉しいです。
薪の火おこしの方法はこれ!
薪(まき)の火おこしの方法は、次の三つのポイントを押さえておけば、大丈夫です。
・乾燥した木を集める
・小さな火をゆっくり育てて大きくする
・焦らない
【 乾燥した木を集める 】
これが最も大切です。
カラカラに乾いた木が多ければ、技術的には未熟でも、直ぐに火が点きます。
逆に湿っている木しかなかったら、ベテランでも苦労します。
ベテランは、湿っている木でもなんとか工夫して点火してしまう技術を持っているんですが、ワザワザ湿っている木を拾って来るようなことはしません。
だって苦労するのが分かっていますからね。
だからベテランは薪を拾って来る時点で、火の点きやすい木のみを選んで来るんです。
この時点で、すでに大きな差があります。
つまり、ベテランと素人の違いは、薪集めにあったと言うことなんです。
【 小さな火をゆっくり育てて大きくする 】
慣れない方は、すぐに太い木に火を点けようとします。
なぜならば、テレビドラマでは暖炉の薪が勢いよく燃えている場面ばかりなので、そのイメージが目に焼き付いているからです。
実はそれまでに、火を育てている場面があるはずなんですが、ドラマは時間の関係上、その部分をカットしているんです。
だから、テレビの映像でしか焚き火(たきび)を見たことがない子どもは、「火はすぐ点くもの!」と思い込みやすいんです。
火は小さなものから、少しずつ大きくしていかなくてはならなりません。
葉っぱ → 小枝 → 中枝 → 太い枝
と言うように、少しずつ太い枝に火を育てて行くと上手く行きますよ。
【 焦らない 】
これは、火おこしの心構えですね。
早く火を大きくしたいと焦る気持ちをじっとこらえてくださいね。
あとは実践あるのみ!
何度も何度も挑戦してください。
そのうち上手になりますよ。
薪の組み方はかまどの構造に合わせて!
かまどに薪を組むときは、かまどの構造を考えて組みます。
薪の組み方にもいろいろな流儀がありますが、最も一般的な組み方は、一番下に葉っぱや小枝を敷いて、その上に中くらいの枝を乗せ、と言うように段々太くしていく組み方です。
私はこれを少しアレンジして、一番下に太い木を並べる方法をおすすめしています。
整備してあるキャンプ場のかまどならば、上下2段に鉄格子が乗っていると思います。
そのようなかまどならば、「最下段に太い木を隙間なく敷き詰める組み方」がおすすめなんです。
【 2段かまどでの薪の組み方 】
鉄格子が上下2段になっている、最も一般的なかまどにおける薪の組み方です。
・最下段に太い木を隙間なく並べる。
・中段に細い枝を乗せる。
・最上段には厚手の落ち葉を乗せる。
つまり、最下段に太いもの、その上に細いもの、一番上は落ち葉です。
「なぜ、一番下が太い木なんですか?」
おおっ、そうなんです~!
他の方がおすすめしている方法の逆ですね~!
普通は下に小枝、上に太い枝ですよね。
これには、訳があるんです。
私も初めは普通の方法で組んでいたんです。
それでやりにくかったのが、小枝が下の鉄格子の隙間から下に落ちてしまう事でした。
それを改善しようと、一番下に太い木を並べて見たんです。
結果は何の問題もありません。
むしろ、一番下の小枝が落ちなくなって、やり易くなりました。
「一番下に太い木を並べて、空気の流れが悪くならない?」
はい、大丈夫です!
かまどの下に鉄格子があり、空気の通り道が既に出来ているからです!
一番下に細い枝を並べる方法は、何もない平坦な地面で焚き火をするときに威力を発揮します。
そこに空気の通り道が出来るからです。
しかし、キャンプ場のかまどは、既に下の方に空気の通り道を作ってあるので、わざわざもう一つ空気の通り道を作る必要がないんです!
私は太い木をびっしり隙間なく並べていますが、何の問題もありませんよ!
びっしり並べると言っても、隙間だらけですからね。
隙間なく並べる方が難しいです。
最後に
本日はキャンプに行ったときの薪の火おこしの方法と薪の組み方についてお話しして来ました。
初めてのキャンプは、分からないことばかり。
でも、それでいいんです!
いや、それがいいんです!
出来ないからこそ、出来たときの喜びが大きいんです。
行きましょう!
やりましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。