こんにちは。

あなた!今、エレベーターに閉じ込められましたね。

大丈夫ですよ!

必ず助かります!

下記の手順に従って操作して下さい。

なおこの方法は、通常のエレベーター閉じ込め時の操作手順であって、大規模災害時は使えません。

大規模災害時のエレベーター救出方法は又別の機会にお話しします。

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エレベーターに閉じ込められたらこの三つをせよ!

○第一段階救出方法  【 全てのボタンを押せ! 】

・「開」ボタンを押す!

・階数ボタンを押す!

・「閉」ボタンを押す!

この方法は自力で脱出を図るやり方である。

これで扉が開かなければ第二段階の操作に入れ!

○第二段階救出方法  【 非常呼び出しボタンを押せ! 】

・非常呼び出しボタンを強く押す!

・非常呼び出しボタンを長く押す!

大きなビルでは防災センターにつながり、係員と話が出来ます。

これが出来たらもう大丈夫!

係員が直行する。

これで係員につながらなければ、次の第三段階の操作に入れ!

○第三段階救出方法  【 携帯電話で110番通報せよ! 】

・携帯電話で110番通報する!

携帯電話で警察の緊急通報を入れて、後は警察の指示に従え!

エレベーターに閉じ込められたときの救出方法は?

上記の三つの方法を試したらエレベーター閉じ込めの97パーセントは解決しています。

残りの3パーセントは大規模災害時の場合です!

ここからは、救出が完了したと想定して、なぜ上記の救出方法で脱出できるのかを具体的に説明していきます。

第一段階の行動として、なぜ全てのボタンを押さなければならないのでしょうか?

それは、ボタンに反応して扉が開く可能性があるからです。

【 事例その1 】

夏の暑い日、夕立があると山間部で雷が落ちます。

するとその影響で遠く離れた都市部でも瞬間的に停電が起こります。

この時、エレベーター内で何が起こるでしょうか?

1階からエレベーターに乗って、5階へ登っている途中で瞬間停電が起こったとしましょう。

するとこのエレベーターは、上昇中に電源がリセットされて、一旦止まります。

そして基準階である1階に自動的に降りるんです。

そして、1階に到着したらドアも開けずに停止します。

エレベーターは電源がリセットされて、1階に到着し、休止状態になるんです。

この時、エレベーターに人が乗っていれば、その方は100パーセント「閉じ込められた!」と感じます!

なのでこの場合は、カゴ内の「開」ボタンを押すだけで開きます。

続いて第二段階の行動ですが、「非常呼び出しボタン」とは何でしょうか?

「非常呼び出しボタン」とは、専用電話回線のことです。

ボタンを押すと外部の防災センターのような場所で信号が鳴り、係員が気付く仕組みです。

防災センターでは、どの場所の、どのエレベーターの呼び出しボタンが押されたのかが瞬時に分かるようになっていて、すぐに係員が急行します。

かご内の人が場所等をうまく説明できなくても係員が確実にエレベーターまで来てくれるので非常に心強いシステムなんです。

110番通報よりも先に非常押しボタンを優先する理由はここにあります。

※この非常ボタンは押し方にコツがあります。

それは「強く押すこと!」と、「長く押すこと!」です。

なぜならば多くの非常呼び出しボタンが「誤操作」を防ぐためにボタンの感度を低くしているからです。

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この感度を高く設定すると、ボタンの押し間違いによる係員の出動が激増してしまうのです。

それを防ぐために、多くのエレベーターが「3秒以上押し続けた場合」にのみ反応するように設定しています。

【 事例その2 】

現場に急行した係員から「外側の扉が5cm開いています!」と報告が入って来ました。

責任者は「溝に何か異物が詰まっていないか確認せよ!」と指示を出します。

現場の係員が溝を調べたところ、溝に割り箸(わりばし)が詰まっていました。

係員が外側の扉を少しこじ開けて、この割り箸を取り除くと、外側の扉は閉まりエレベーターは運転を開始しました。

この事例では、エレベーターの外側の扉の溝に割り箸が詰まっていたために、外側の扉が閉まり切らなかったのが原因です。

これをエレベーターが異常と判断し、エレベーターが発進できないようにしました。

ところが溝の割り箸を取り除くと扉が正常に閉まったので、エレベーターも異常がなくなったと判断し、エレベーターの運転を再開したと言うわけです。

第三段階は、110番警察緊急通報です。

これは最後の手段です。

非常呼び出しボタンを3秒以上押しても反応がない場合には迷わず110番通報してください。

携帯電話による110番通報では、詳しい場所の把握が出来ないので、かご内の人と警察のコントロールセンターとのやり取りで場所を特定していくのに時間がかかります。

それでも警察が動き始めれば時間はかかりますが救出は確実です。

エレベーターに閉じ込められた時に救出される確率はどのくらいなの?

エレベーターに閉じ込められてから救出される確率はだいたい次の通りです。

第一段階で救出される確率 50パーセント

第二段階で救出される確率 90パーセント

第三段階で救出される確率 97パーセント

これは正式な統計に基づくデータではありません。

大体のイメージとしてとらえてください。

つまり、「閉じ込められた」と感じてもボタンを押せば扉の開く可能性が高いと言う事です。

そして、非常呼び出しボタンを押して外部の係員と話が出来れば、ほぼ助かると言うことです。

それがダメでも警察につながればほぼ間違いなく助かると言う意味です。

残りの3パーセントは大規模災害時なので、対応方法が全く異なります。

まとめ

エレベーターに閉じ込められるとビックリしてしまいますよね。

でも、時々起こることなんです。

でも大丈夫ですよ。

この手順に従って脱出を試みてください。

必ず救出されます。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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