スカートの裾(すそ)がエスカレーターにはさまってしまったらどうしたらいいの!?
今現在、エスカレーターに裾が挟まれて困っているあなたに、緊急対応の方法をお話しします!
さっそく、下記の手順に従って進めてください!
エスカレーターにスカートの裾が挟まれたらどうすればいいの?
エスカレーターのスカートの裾が挟まったときにすることは、次の二つだけです。
・非常停止ボタンを押す。
・係員を呼ぶ。
これだけです。
これさえすれば、後は係員の到着をじっと待つだけです。
この時間はとても長く感じますが、我慢してくださいね。
【 非常停止ボタンを押す 】
非常停止ボタンを押せば、エスカレーターは停止し、その信号が防災センターに届くので、警備員さんや設備係員が駆け付けてくれます!
この時、「非常停止ボタンを押しました。」と申告すると、係員は作業がやりやすくなります。
なぜなら、エスカレーターの機種によっては、押し込まれた「非常停止ボタン」を引き戻さないと再始動の出来ないものがあるからです。
あとは、係員の指示に従ってください。
「非常停止ボタン」は、エスカレーター上で、異常が発生したときに、すぐにエスカレーターを停止出来るように設置してある緊急停止装置です。
このボタンは誰でも押すことが出来ます。
万が一、係員から「なぜ、エスカレーターを止めたんだ?」と聞かれたら、「身の危険を感じたから!」と答えてください。
そんな横柄な係員は滅多にいませんが、中には文句を言ってくる人がいるかも知れません。
そんな時は、「危ないと思ったから止めました!」が一番効き目のある言葉になります。
「非常停止ボタン」は、危険だと感じた人が誰でも押せるように設置してある装置だからです。
それでも、「他のお客様が転んだらどうするんだ!」とか文句を言ってきたら、「じゃあ、この非常停止ボタンは何のために付いているんですか?」と聞き返してください。
そして、「責任者を呼んでください!」と静かに言えば大丈夫です。
責任者にその横柄な係員の発言を報告すれば、その責任者が係員を叱ってくれます。
【 係員を呼ぶ 】
非常停止ボタンの場所が分からない場合や、押しても止まらない、または非常停止ボタンを押すこと自体をためらってしまうことって結構あります。
そんな時は、通りすがりの人にお願いして、近くのお店の人に助けを求めてください。
そうすれば、警備員さんや設備担当者を呼んでくれます。
スカートが隙間(すきま)にドンドン引き込まれない限り、大事には至らないでしょう。
あとは、同様に係員の指示に従ってください。
ここまで出来ればもう大丈夫ですよ!
安心してください。
この後の文章はゆっくり読んでください。
その後、どのような作業が行われるのか、弁償は必要なのかなどについてお話しします。
エスカレーターにスカートの裾が挟まれた時、係員はどのようにして引き抜くのか?
エスカレーターにスカートが挟まってしまったら、設備係員は次の三つの方法で抜き取りを試みます。
・エスカレーターを逆方向に運転してみる。
・エスカレーターの櫛歯(くしば)を外してみる。
・スカートの裾をハサミで切る。
【 逆方向運転 】
エスカレーターは、ほとんどが双方向に運転出来るようになっています。
反対方向に動かすことで、引っ掛かりを外してしまうやり方です。
【 櫛歯を外す 】
エスカレーターの乗り口、降り口には、髪の毛をとかす櫛(くし)のようなものが付いています。
これにスカートの裾が挟まったときには、この部分を外すことによって、外れることがあります。
この場合は安全のため、エスカレーターを係員が停止させるのが普通です。
【 スカートの裾をハサミで切る 】
上の二つの処置をしてもスカートの裾が取れないときには、最終手段です。
係員から「スカートの裾を少し切らせてもらってもよろしいですか?」と聞かれたら、「はい、分かりました!」と答えてください。
エスカレーターのメーカーに連絡して踏み台ごと外してしまう方法もありますが、業者到着までに1時間くらいはかかるので、現実的ではありません。
しかも、エスカレーターに引っ掛かった時点で、破れているかも知れませんし、油汚れでベトベトになっている可能性が大きいです。
でももし、「そんなこと言わずに、なんとか切り取らずに救出して!」と言うのであれば、その事情を係員に話してみてください。
もしかしたら、業者手配を快く引き受けてくれるかもしれません。
エスカレーターからスカートの裾が取れたらその後はどうする?
そりゃもう、一目散に走って逃げる!
ごめんなさい、冗談です。
係員に「ありがとうございます!」と言って立ち去って大丈夫です。
【 費用はかかるの? 】
この程度ならば、設備的な費用を請求されるようなことはありません。
エスカレーターを故意に蹴ったり、非常停止ボタンを蹴って壊したとか、どこかを無理に破壊したりしていない限り、このようなケースで管理者側から費用を請求されることはありませんので、安心してください。
【 スカートは弁償してもらえるの? 】
裾の挟まったスカートの方ですが、こちらも弁償はしてもらえません。
エスカレーターに乗るときは黄色い線の内側に乗るようになっており、そのことが掲示してあるものがほとんどです。
また「裾の長い衣類は挟まれないように注意してください。」というシールが貼り付けてあるところもあります。
「正しい使い方をしていなかったあなたの責任です!」と言われておしまいです。
思い入れのあるスカートでなければ、良い勉強をさせてもらった授業料だと、気持ちを整理してはいかがでしょうか。
まとめ
あなたのスカートの裾は無事に取れましたか?
大変でしたね!
次からエスカレーターに乗るときは裾をちょこっとだけ、持ち上げて乗りましょうね!
上流階級の貴婦人のようにね。
なぜかって?
体験したあなたならよ~くわかりますよね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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