娘の通学用ママチャリ

うちの娘の通勤自転車がキュルキュルというか、シャカシャカというような音が鳴るようになってしまいました。

本日はママチャリ自転車のキュルキュル音シャカシャカ音の原因の見つけ方、そして修理の仕方についてお話しします。

スポンサーリンク

ママチャリ自転車のキュルキュル音シャカシャカ音の原因の見つけ方!

自転車修理全般に言えることですが、「何か変だなぁ?」と感じたらその原因を特定することが重要です。

なぜならば修理というのはその原因を取り除くことだからです。

ママチャリ自転車がキュルキュル音がする場合どの部分から音が発生しているのかをよく観察してください。

娘の自転車のキュルキュル音の症状を詳しく観察すると次の通りでした。

・ペダルを漕ぐとキュルキュル音がする

・ペダルを止めると走っていてもキュルキュル音はしない



走っている時の動画も撮影しました参考にしてください。

この二つの条件から次の仮説を立てました。

・チェーンの油切れ

・チェーンがチェーンケースに当たっている

・ペダル回転部分の油切れ

・後輪のベアリングの油切れ



【 チェーンの油切れ 】

最も可能性の高いのがチェーンの油切れです。

この場合チェーンに油をさしてあげると一発でキュルキュル音が消えます。

【 チェーンがチェーンケースに当たっている 】

次に可能性の高いのがチェーンが緩んだりチェーンケースが回ったりして、チェーンがチェーンケースに当たっている場合です。

この場合はチェーンケースを軽く分解してチェーンの内側に金属棒などを差し込み、チェーンケースのへこみを直してあげる必要があります。

【 ペダル回転部分の油切れ 】

続いてペダル回転部分の油切れの可能性があります。

左右のペダルにベアリングと呼ばれる小さな鉄のボールが入っています。

これが油切れになると音が出ます。

ペダルに付いている歯車の中心部分にもベアリングがあります。

ここの部分をボトムブラケットと呼びます。

ここの油切れの可能性もあります。

【 後輪のベアリングの油切れ 】

後ろのタイヤの中心の回転部分にもベアリング(小さな鉄のボール)が入っています。

ここの油が切れても音が鳴ります。

娘の自転車をもう一度よく観察してみます。

実際に娘の自転車に乗ってこいでみたり、後輪のスタンドを立てて手回しでペダルを回したりいろいろ観察してみました。

すると次のようなことが分かってきました。

・チェーンケース全体から音がする



もしもペダルの歯車の中心部分から音がするなら、その付近から音が出てくるし、後輪タイヤの中心部分から音がするなら後ろの方から音がするはずです。

ところがこの自転車はチェーンケース全体から音がしているように感じました。

それでこの自転車は、おそらくチェーンの油切れか、チェーンがチェーンケースのどこかに当たってるのではないかと予想を立てました。

油切れなら油をさすこと、チェーンケースの歪みが原因ならチェーンケースを変形を元に戻すことです。

予想が立ったら実際に修理を始めてみます。

スポンサーリンク

ママチャリ自転車のキュルキュル音の修理方法はこれ!

まずは油をさしてみます。

この自転車のチェーンはフルカバーと言って、チェーン全体をケースで覆っている自転車です。

チェーンケースの後ろのこの部分のネジを外します。

ママチャリ自転車のチェーンカバーを外す01

プラスドライバーで左に回すと簡単に外れます。

続いて後ろの部分を指で引っ張ります。

ママチャリ自転車のチェーンカバーの後ろを外す

この部分は固くて外れないことが多いです。

そんな時は切れ込み部分にドライバーなどを差し込んでテコの原理で外してください。

ママチャリ自転車のチェーンカバーをドライバーを差し込んで外す

外れました。

ママチャリ自転車チェーンカバーが外れた

チェーンに油をさします。

ママチャリ自転車のチェーンに注油する

その時に使用する油は一般的な機械油で大丈夫です。

有名なのはクレ556ですが、100円均一ショップに売っている自転車油、ミシン油、潤滑油など、およそ油という名前のつくものであれば何でも大丈夫です。

吹き付ける油の量はチェーン全体がしっとりなるぐらいで大丈夫です。

あまり大量につけても良くありません。

油ギトギトにしてしまうとホコリを吸い寄せやすくなるからです。

しかしこの自転車のようにチェーンを全面ケースで覆っているものは、そもそもホコリが付きにくい構造です。

余分な油はチェーンケースの下に落ちていきますので余分な油を拭き取る必要もありません。

下半分チェーンがむき出しになっているハーフカバーと呼ばれるケースもあります。

その場合は布等で余分な油を拭き取ることもできます。

ママチャリ自転車のキュルキュル音の原因はチェーンの油切れだった!

後ろのチェーンケースを元に戻して自転車に試乗してみます。

するとなんということでしょう!

キュルキュル音が消えました!

動画にも撮りました。

少し分かりづらいですが、上の動画に比べてキュルキュル音の消えているのが分かります。

今回この自転車のキュルキュル音の原因は、チェーンがケースに当たっていたのではなく、単なるチェーンの油切れが原因でした。

私の経験上、シャカシャカという少し乾いた感じの音がするときは、チェーンがチェーンケースに当たっていることが多いように思います。

でも未だに異音から不具合の状況を完璧に聞き分けられる訳ではありません。

外れることもあります。

なので修理の簡単な方法から順番に一つずつ試して行く様にしています。

その方がいきなり大掛かりな修理をするよりもずっと簡単だからです。

娘の自転車も実は半年位前から「変な音がするなぁ!」と感じてはいたんです。

でも「後輪のベアリングの油不足かな!」と思って、放置していたんです。

後輪のベアリングの油切れの修理は後輪を外さなければならなくて、面倒くさいからです。

しかしだんだん音がひどくなって、娘もさすがに「修理して欲しい!」と言ってきたので本格的に調べて修理してみたら、予想に反してチェーンの油切れだったと言う訳です。

自転車修理に詳しくてもこんなもんなんですよ~!

まとめ

本日はママチャリ自転車からキュルキュル音シャカシャカ音がする時の原因の見つけ方、そしてその修理方法についてお話ししてきました。

自転車屋さんに修理を依頼しなくても自分でドライバー一つで修理できることは結構あります。

試しにやってみてくださいね。

それでもうまくいかなかったら自転車さんにお願いしてみましょう。

自分で修理にチャレンジしてから自転車さんに持っていくと、自転車屋さんの技術を見て「凄いな!」感心することができます。

そして「次は自分でやってみよう!」と思うものです。

私もそんな風にして、自転車修理を学んできました。

参考にしてくださいね。

スポンサーリンク