こんにちは。

あなたの子どもさん、マッチで薪(まき)に火をつけられますか?

ウチの子出来ますよ。

というか出来るようになりましたよ。

普段は学校から帰ってくるなり、すぐにゲームを始めてしまいます。

休みの日も気が付けばゲーム・ゲーム・ゲーム!

この状況をなんとか打開したいと思い、私は子どもたちを日帰りキャンプに連れ出しています。

先日(2017年11月)、小学3年生の息子を連れて箕面市立青少年教学の森野外活動センターへ行ってきました。

その時の様子をお話します。

子どもにマッチの擦り方を教えたいと考えているあなたの参考になれば幸いです。

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キャンプで子どもたちに焚き火をさせたい!

最近の子どもは「火を見たことがない!」んです。

我が家でも台所のガスコンロの火を見るくらいで、焚き火をしたり、家の庭でゴミを燃やしたりすることがありません。

というか、住宅地の真ん中でゴミを燃やすと近隣の迷惑になるので現状出来ません。

箕面市立青少年教学の森野外活動センターの方にもそのことを聞いてみました。

するとセンターの方も次のようにおっしゃていました。。

「そうなんですよ!最近はオール電化の影響で『生の火』を見たことのない子が増えているんですよ~!」

いや~、予想以上に深刻な状況なんですね!

私が子どものときは、家の紙くずなどを庭で燃やす係りが私だったので、火遊びを日常的にしていました。

だからマッチをするのも当たり前。

もしかしたらイマドキノ子どもたちって、マッチを擦(す)ることも出来ないのかしらん?

私の予想は的中しました。

我が家の子どもたちはその時点で小3、小1、5才、3才でしたが、誰もマッチを擦れませんでした。

「火を扱うことで人間は人間に進化した!」と学校で習いましたよね。

「火もまともに扱えないようでは人間と言えるのだろうか?」と心配になりました。

そんなこんなで子どもたちをキャンプに連れ出すようになったのが6年前です。

6年前にまだ3才だった末っ子も今では小学3年生になっています。

その彼に火起しさせたら、5回目でマッチに点火し、薪(まき)に火を移し、お湯を沸かしていましたよ。

そういえば小学3年の息子も最近やっと人間らしくなってきましたねぇ。

やはり、火を扱えるかどうかは精神の成長と大きくかかわっているんだなと感じました。

私は、子どもにこの火遊びを体験させてやりたくて、年に4回ほどここのキャンプ場へ日帰りキャンプに行っています。

一番上のお姉ちゃんも今年は中3で受験生なんですが「私も行きたいな~!」と言っています。

キャンプをするなら箕面市の野外活動センターで!

ウチが普段利用しているのは「箕面市立青少年教学の森野外活動センター」です。

【 アクセス 】

・電車、バス、徒歩の場合

ウチはいつも歩いて行っています。

池田駅から石橋駅北口行きのバスに乗ること10分。

東畑バス停で下車します。

東に5分ほど歩くと大きな看板「教学の森野外活動センター」があるので、そこを左折して坂道を登っていきます。

この坂道がかなりの急勾配です。

看板から5分で途中に門があります。

さらに坂道を登っていくと5分くらいのところで左に大きくカーブしています。

ここで右側の山道に入っても管理棟まで行けますが、山道なので慣れない方は左側の舗装道路を進んでください。

左に大きくカーブした舗装道路を道なりに登っていくと10分くらいで管理棟に到着します。

はじめのころは、この坂道を登るのに途中で休憩を入れながら30分くらいかけて登っていました。

しかし最近では子どもたちも体力が付いたので休憩なしで15分くらいで登れるようになりました。

・車の場合

自家用車だと東畑バス停から管理棟まで5分だと思います。

・自転車の場合

自転車の駐輪場が管理棟の少し下にあるので自転車でも行けます。

ウチも1回だけ自転車を押して登りましたが、いやはや大変でした。

帰りは爽快でしたけどね。

【 入場手続き 】

管理棟に着いたら、書類を記入して入場手続きをします。

代表者氏名、参加者氏名、本日の使用目的、スケジュールなどを記入します。

そして箕面市指定のゴミ袋を一つもらってボランティアの学生さんの案内で炊事場へGO!

もし、宿泊キャンプをするなら数日前までに事前の打ち合わせが必要なんですが、日帰りなら電話予約だけで事前打ち合わせは不要です。

【 炊事場にてオリエンテーション 】

学生ボランティアの方に案内されて炊事場に行くと、センターでの諸注意事項のレクチャーがあります。

このボランティアの学生さんがその日の担当カウンセラーになりますので、わからないことがあったらなんでも質問してくださいね。

みんなとっても元気な優しいお兄さんお姉さんです。

箕面教学の森には「はさみ」のルールがありますよ。

「は」は・・・・。

「さ」は・・・。

「み」は・・・。

お兄さんお姉さんの言うことをよ~く聞いて怪我のないようにしてください。

そのほかにも野菜の洗い方、かまどの使い方、焚き火の注意、火の後始末、なべの洗い方、などなど。

最後に鍋やヤカンのチェックがあるんですが、お兄さんお姉さんが手で触ってみてススが付くとやり直しを命じられます。

オリエンテーションが終わると火起しをはじめます。

【 火起し 】

ウチはこれが目的で来ていますので、これに最も時間をかけます。

かまどはコンクリートと石で作られた立派なかまどがたくさんあるので、これを使います。

薪(まき)もセンターで購入出来ますが、ウチはその辺に落ちている枝を拾ってきて使っています。

普段は太すぎる木や長すぎる枝しか落ちていないので、鋸(のこぎり)と鉈(なた)を持参して適当な大きさに切って使っています。

ところが先日は炊事場の近くに良質の枝がたくさん落ちていたので、鋸や鉈を全く使わずに済みました。

おそらく台風も来たし、1か月くらい週末のたびに天候が悪かったので、枝を拾って使う人も少なかったんだと思います。

下から太い薪、次に細い薪、そして細い枝、最後に葉っぱを乗せてマッチを擦ります。

今回は小学3年の息子にさせました。

いつもは中1のお兄ちゃんがしているので三男は初めてでした。

「こうやるんだよ!」とマッチの擦り方を見せてあげ、後は本人にやらせます。

マッチは100円均一ショップに売っています。

今回は新しいのを購入しました。

小さい箱が6個で108円でしたよ。

全部使い切ってもよいと思って息子に任せましたが、彼は5本目で火を点けて葉っぱに移していました。

そしたらなんと、どんどん燃えて行きました。

「う~ん、上手く行きすぎ!もうちょっと、もたついて欲しかったな!」

こんなに上手く行くことはめったにありません。

いつもは、マッチを擦るのに20本は使っています。

葉っぱに火が点いても細い薪(まき)まで火が移るまでに何度も消えてしまいます。

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先日はいろいろな条件が重なってすぐに火が点いたのでしょう。

【 ラーメン 】

この日のメニューはインスタントラーメン(袋麺)です。

っていうかウチはいつもラーメンなんです。

普段カップラーメンをあまり食べないので、ウチの子どもたちにとってはインスタントラーメンがご馳走なんです。

ところが、お肉と野菜を忘れてしまい、その日は「素うどん」ならぬ「素らーめん」でした。

トホホ・・・!

まあキャンプに来るとこう言うことが多々あります。

というか、こう言うのを狙っています。

「困ったときにどうするか?」

これがサバイバル力だからです。

2年前にお箸(はし)を忘れたことがありました。

このときは枝を拾ってきてナイフで削って使いましたよ。

【 マシュマロ 】

キャンプに来ると必ず「焼きマシュマロ」を作ります。

市販のマシュマロを枝の先に付けて、火で炙(あぶ)ります。

薄く焼き目が着くと食べごろです。

とっても美味しいです。

子どもたちはわざと真っ黒にしてしまったりしますが、黙って見ています。

こんな時に「食べ物を粗末にするんじゃない」とは言わないようにしています。

それは普段の生活の中で言うことにして、キャンプのときは大体のいたずらは大目に見ています。

食事後はこのようにマシュマロ焼きながら火遊びをさせます。

大人はコーヒー飲んだりしてのんびり過ごします。

実はこの時間が一番大切なんじゃないかと思って、なるべく時間を取るようにしています。

【 片付け 】

・鍋の煤(すす)

鍋は煤(すす)で真っ黒になるので、一生懸命に煤を落とします。

コツとして使用する前に「クリームクレンザー」を薄く塗っておくと落ちやすいです。

センターでスチールウール(金属タワシ)を貸してくれますが、かなり力が必要です。

ところがクリームクレンザーを塗ってから使用すると洗うときがとても楽なのでおすすめです。

洗剤類はセンターでも売っています。

どうしても手が荒れてしまうので私は柄の付いたブラシを持って行きます。

鍋の持ち手の細かい部分も柄の付いたブラシなら軽い力で煤(すす)が落ちます。

・かまど

かまどの掃除は子どもに任せています。

最初の2~3回は親も手伝いましたが、今は子どもが慣れているので任せても大丈夫になりました。

鉄製のバケツに水を3分の1程入れて、薪の燃えカスを入れていきます。

このときかまどに水をかけるのはNG。

かまどが割れてしまうからです。

灰をスコップですくって鉄製バケツに入れていきます。

最後は箒(ほうき)で灰を集めるんですが、箒が燃えてしまわないように、水に漬けながら灰を集めます。

かまどに水をかけてはいけないし、箒をそのまま灰の中に入れると箒が燃えてしまうので、水の浸し加減が腕の見せ所です。

・周辺の掃除

「来た時よりも美しく」をモットーに隣のかまどなども掃除します。

周辺のコンクリートを打っているところには水を軽くまいて、ホコリが立たないように気をつけながら掃き掃除をします。

だってお隣の団体が食事中にホコリが舞うと迷惑ですからね。

こういったことも子どもに教えながら掃除していきます。

【 掃除チェック 】

後片付けが終わるとボランティアのお兄さんお姉さんの掃除チェックがあります。

かまどが綺麗か?煤(すす)が手に付かないか?などを厳しくチェックします。

私は子どもたちにもチェックに立ち合わせます。

お兄さんお姉さんは子どもたちが担当したものの清掃状況が良好だとすごく褒(ほ)めてくれます。

それが子どもたちは嬉しいようで、いつも一生懸命掃除しています。

【 ゴミ捨て 】

朝受付でもらった箕面市指定のゴミ袋に生ゴミと燃えるゴミを入れて、所定のポリバケツに捨てます。

ウチはほとんどゴミが出ないので、ゴミはレジ袋に入れて持ち帰っています。

そして箕面市の指定ゴミ袋はセンターにお返しします。

【 退所手続き 】

管理棟に行き、お金の清算を済ませて帰ります。

先日は大人1人200円、小学生1人100円の合計300円を支払って帰りました。

箕面市民はさらに半額になるみたいです。

とっても安いですね。

こんな安い料金で一日遊ばせてもらえるのも魅力の一つです。

ウチもバス代の方が高い!

まとめ

子どもたちには、とにかくたくさんの体験をさせてやりたいと考えてなるべく外に連れ出しています。

しかもあまり遠くないところと考えるとそんなになくて・・・。

しかもあちこち連れて行くには毎回リサーチが大変で・・・。

ところがこの教学の森の日帰りキャンプは家から近くて利用料金も格安です。

さらに何度も行くと子供たちも慣れてきて「あ~しろ、こ~しろ」と指示をしなくてもどんどんやってくれる。

親にとってはとてもありがたい場所なんです。

週末に仕事があいていて、子どもたちの誰かが暇にしていたら、すぐに予約を入れてます。

家からそう遠くないところにこんな魔法のようなキャンプ場があって本当に助かります。

最近はクラブが忙しくて全員で行くことはなかなかありませんが、時間があれば必ず行く子どもたちです。

箕面の教学の森は12月から翌年2月末まで休みなので、また来年の春に行きたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

子どもたちに焚き火の体験をさせてやりたいと考えているあなたの参考になれば幸いです。

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