なぜバレンタインのお返しでこんなに悩まなければならないんでしょうか?
みなさんはバレンタインのお返しはどうされていますか?
本日はバレンタインのお返しについて考えてみたいと思います。
あなたの参考になれば幸いです。
職場でバレンタインのお返しはいらない?
みなさんはバレンタインデーにチョコはもらいましたか?
もらったら今度は「お返しをどうしようか?」と悩みます。
もらえなかったら「なぜもらえなかったんだろうか?」と新たな悩みが出てきますのでそれはそれで大変ですよね。
しかし「職場でもらうバレンタインのお返しは不要だ!」ってご存知ですか?
その理由は次の三つです。
・職場でのバレンタインは全て義理チョコだから
・職場でのバレンタインチョコには恋愛感情は含まれていないから
・職場でのバレンタインの意味は感謝の気持ちの表明
【 職場でのバレンタインは全て義理チョコだから 】
職場でのチョコは全て義理チョコなんです。
「え~!そうなの?でも本命チョコもあるんじゃないの?」
いえいえ、そうではありません。
職場でのバレンタインチョコは全て義理チョコです。
と言うか、そもそも職場で本命チョコを渡すのはご法度なんです。
職場はビジネスを行なう場です。
愛を語る場所ではありません。
職場で本命チョコを渡すこと自体がビジネスマナーに違反しています。
そりゃそうですよ。
でないとビジネスが男女の出会いの場になってしまいます。
ビジネスと恋愛をごっちゃにすると色々不具合が出て来ます。
酷(ひど)い場合はセクハラとして訴えられます。
【 職場でのバレンタインチョコには恋愛感情は含まれていないから 】
職場における全てのチョコが義理チョコですから恋愛感情は含まれていません。
「え~!本命チョコはどうなるの?」
だから、職場に本命チョコを持って来てはいけないんだってば!
このことを勘違いしている人が実に多いんです。
だから悩むんです。
職場でのバレンタインのチョコに恋愛感情が含まれていないと分かれば悩むことはなくなりますよ。
【 職場でのバレンタインの意味は感謝の気持ちの表明 】
では職場では何のためにバレンタインのチョコを贈るのでしょうか?
職場でバレンタインのチョコを贈るのは「感謝の気持ちを伝える」ためなんです。
決して「愛を告白する」為ではありません。
バレンタインデーに職場や取引先でチョコを贈るのは「ありがとう」の気持ちを込めるためです。
出張のお土産や帰省のお土産などを社内や取引先に贈ることがありますがそれと全く同じ位置付けです。
出張のお土産を贈る時にお返しを期待して贈る人いますか?
帰省のお土産をもらったときに「お返しは何にしようかな?」と悩む人いますか?
全ての人が「お返し」のことなんか考えていませんよね。
まともなビジネスマンなら見返りは何も期待しないで贈りますよね。
バレンタインのチョコもこれと全く同じなんです。
だからお返しは要らないんです。
「でも~?」
まだ納得がいきませんか?
バレンタインデーのもともとの意味は何でしょうか?
日本では1950年頃から広まり社会に定着したのは1980年代です。
「女性が男性に対して、親愛の情を込めてチョコレートを贈る」というのが日本の特徴ですが、これは世界的にみると少し特異な状況なんです。
バレンタインデーはもともと「恋人たちの愛の誓いの日」です。
西ヨーロッパなどでは、女性だけでなく男性も、花やケーキ、カードなど様々な贈り物を、恋人や親しい人に贈ります。
これはキリスト教精神が土台となっているんです。
他にも世界各地で様々な祝い方があります。
一方日本ではキリスト教の精神を受け入れたからではありません。
日本ではコミュニケーションツールの一つとしてビジネスシーンにこのバレンタインをイベントとして取り入れたんです。
ですからそもそも導入の目的が「愛を語るため」ではなかったんですね。
それが時間の経過とともに「愛に誓いの日」という意味だけが大きくなって「職場で愛を語る」という不思議なイベントになってしまったんです。
「職場でのバレンタインの習慣は廃止しようじゃないか!」と言う動きも大きくなっています。
実際に職場内でのバレンタインを禁止する会社が増えています。
これはバレンタインを原因とするトラブルが増えてきたためです。
みんながビジネスとしてのバレンタインの意味を理解して恋愛感情を排除していたならここまで邪険にされることはなかったんです。
職場でバレンタインのお返しはいらない!こんなに気を使うのはなぜ?
職場でのバレンタインが禁止される流れは今後も拡大していきます。
それは職場のみなさんがとても気を使ってしまうからです。
「バレンタインどうしよう?」
「誰に贈るべき?」
「金額はどのくらいが適当か?」
「平等にしなければならない?」
「お返しはどうしよう?」
「お返しの相場は?」
などなど・・・
バレンタインだけでこれだけの悩みが出て来ます。
バレンタインデーの日は女性社員の欠席率がドーンと上がります。
これは多くの女性がバレンタインデーを苦痛に感じている証拠です。
本来ビジネスに潤いを与えるイベントとして取り入れたのに、逆にビジネスの足枷(あしかせ)になってしまいました。
これではバレンタインをやる意味がありません。
社内でのバレンタインを禁止して欲しいとの声が上がるのも無理はありません。
導入当初は楽しいイベントとして受け入れられた感はありますが、今では無用の長物にまで成り下がっています。
今こそ職場でのバレンタインの習慣を見直す時ではないでしょうか?
バレンタインのお返しをやめよう!
「こんなバレンタインはもう止めにしないか!」と声を上げたチョコレート会社の社長さんがいらっしゃいます。
「日本は、義理チョコをやめよう」――。
こんな広告を新聞に掲載したのはベルギーの高級チョコレート「ゴディバ」を輸入販売するゴディバ ジャパンです。
その広告が、ツイッターなどインターネット上で反響を呼んでいます。
ゴディバのジェローム・シュシャン社長はこう語ります。
バレンタインデーの主役は、『もらうひと』ではなく、『あげるひと』です。
ゴディバの社長も日本の義理チョコ文化に心を痛めておられるんです。
だから男性のみなさんから、とりわけそれぞれの会社のトップから、彼女たちにまずひと言、言ってあげてください。『義理チョコ、ムリしないで』と。
まとめ
バレンタインのお返しは不要です。
あなたがバレンタインのお返しに悩むだけ贈る側も悩むんです。
本来のバレンタインの意味「感謝の気持ちを表す」に立ち返って職場でのバレンタインのお返しはしないようにしましょう。
それがあなたに出来る職場の女性に対する最大の思いやりです。
あなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。