エアコン

夏にエアコンの冷房を付けたまま寝ると、鼻や喉がからからに乾燥してしまうことがあります。

本日は冷房を入れると乾燥してしまう理由とその対策についてお話ししますね。

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エアコンの冷房を入れると乾燥するのはなぜ?

毎日暑い日が続いていますね。

ウチも毎晩エアコン付けたまま寝ています。

ところが朝、鼻や喉がゴワゴワする感じがあります。

これって、何故なんでしょうか?

エアコンを入れると空気がドンドン乾燥していきます。

これは冷房に限らず暖房中もなんです。

【 夏にエアコンで乾燥する理由 】

夏にエアコンを入れると空気が乾燥するのは結露です。

エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込んで、フィンと呼ばれる空気を冷やす所で空気を冷やして吐き出しています。

そのフィンの所で空気中の水蒸気が結露しているんです。

夏の暑い日に冷たい水を入れたコップの外側に水滴が付きますが、あれと同じですね。

あれは空気中に含まれていた水蒸気(気体)が水(液体)となって出てきたものです。

つまり、エアコンに吸い込まれる空気は大体湿度50パーセントくらいだったものが、エアコンから出てくるときには40パーセントくらいになっているんです。

そして、出てきた結露水は配管を通して外に排出してしまいます。

夏にエアコンの室外気の辺りが水で濡れているのはこのためです。

【 冬場にエアコンで乾燥する理由 】

冬場にエアコンの暖房を入れても空気が乾燥してしまいます。

これは夏場の冷房とは少し理由が異なります。

冬場はもともと空気が乾燥しているんです。

空気中の水蒸気量がもともと少ない状態です。

そこで暖房を入れると、空気の温度が上がります。

空気は温度が高いほど、取り込める水蒸気の量が多くなります。

湿度というのが、そもそも空気中に取り込める最大の量に対して、どのくらいの割合かを示したものなので、気温が上がると取り込める水蒸気の量が増えます。

ところが水蒸気はどこからか追加してやらなければ増えません。

そこで相対的に湿度が下がってしまうと言うわけです。

・夏のエアコンは結露して乾燥する

・冬のエアコンは暖まるから乾燥する



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エアコンを夜つけっぱなしにするとどれくらい乾燥する?

夏場にエアコンを入れと一体どのぐらい乾燥するのでしょうか。

自宅の部屋で実験してみましたのでご覧になってください。

この日の大阪市の天気は晴れのち曇りでした。

日中の最高気温は35℃まで上がりました。

そして夜の21時前後は曇りで外の気温も30.0℃、湿度67パーセントです。

なかなか気温が下がりませんね~!

こちらがエアコンを入れて1時間ほど経過した部屋の状態です。

エアコン乾燥対策温度計

室温は29.6℃で、湿度は31パーセントです。

たった1時間の運転で湿度がかなり下がっているのが分かりますね。

エアコン入れても室温がほとんど下がっていないのが気になると思いますが うちは冷房に弱いのでいつも弱めに(28℃)設定しています。

日中に35°を超えるの猛暑日の日には家全体が熱を持っているので夜になっても、家全体が熱を持った状態です。

なので他の部屋は33℃くらいはありそうです。

この日は特に湿度が高いジメジメした日でしたが、その他の日でもだいたいエアコンを入れると湿度は50%ぐらいから30%ぐらいまで下がることが多いです。

エアコンを入れると湿度は30パーセントくらいまで下がる



冷房中も加湿は必要?

では次の問題ですがこの乾燥し過ぎてしまった湿度をどうやって加湿することはできるでしょうか。

やり方は次の二つです。

・ 加湿器で加湿する

・ 洗濯物を干す



【  加湿器で加湿する 】

冬場に加湿器を使うご家庭はその加湿器を夏場にも使うことができます。

最近では部屋が乾燥しすぎないように、自動で湿度を調節できる優秀なエアコンも出てきています。

例えばダイキンの『うるるとさらら』というエアコンです。

湿度調節機能の付いたエアコンはだいたい部屋の湿度を40%から50%に調節できるように設計されています。

なので夏場にエアコンを使った部屋で加湿器を使って湿度を上げるためには設定湿度を40パーセントから50パーセントに設定して使うようにしてください。

【 洗濯物を干す 】

洗濯物を干すことで部屋の湿度を上げることができます。

エアコン乾燥対策で洗濯物を干す

こちらの画像は寝る時に部屋に洗濯物干してる状況です。

そして扇風機の風を洗濯物に当てて湿気を部屋全体に拡散するようにしています。

これで大体10%ぐらい湿度が上がります。

エアコン乾燥対策温度計

この洗濯物を部屋で干すという方法のメリットは湿気が上がりすぎないということです。

あまり湿度を上げすぎると今度は快適さが損なわれてしまいますし、湿度が高い状態でエアコンを運転していると電気代を余計に食うというデメリットがあります。

加湿器は定期的に洗ってあげないとすぐに傷んでしまうので、 私は加湿器よりも洗濯物を干す方法で湿度を上げるようにしています。

エアコンの部屋で湿度を上げるその他の方法

それ以外にエアコンの部屋で湿度を上げる方法をご紹介しておきます。

それ以外に部屋の湿度を上げる方法は次の二つです。

・ マスク

・ 換気



【 マスク 】

マスクは冬場でも喉の湿度を保つために使われます。

これが夏場のエアコンの部屋でも大活躍します。

寝る時に息苦しくなければマスクを使うというのもとても有効な方法です。

【 換気 】

部屋の空気を換気してやるというのも一つの方法です。

冬場にストーブをつけている家では1時間おきに5分程度環境するように勧められていますが、 エアコンの部屋でも同様のことが言えます。

しかし夜中に何回も起きて部屋の空気を入れ替えるのは難しいので、部屋の入り口の襖(ふすま)や窓を5cmくらい開けておくと、うまく空気が換気できます。

外の空気は湿気が多いことが多いのでこれだけでもかなりの改善が見込めます。

まとめ

本日は夏場にエアコンをつけた部屋で湿度が異常に下がってしまうことをどのようにして防ぐかについてお話ししました。

私がお勧めしているのは部屋で洗濯物を干すということでしたね。

参考にしてください。

他にも部屋暑さ対策の記事を書いていますので参考にしてください。

暑さ対策の工夫についてまとめました。

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