もうすぐ夏休みも終わりですね。
もしかして、お子さんは宿題に追われているのではありませんか?
ウチは毎年そうですよ。
ところで読書感想文はどうされますか?
「なぜ小学1年生にまで読書感想文を書かせるのか?」「親が手伝っても良いのか?」「書き方はどう教えたら良いのか?」
と悩みませんか?
本日はそんな読書感想文の疑問についてお話ししますよ。
夏休みの宿題に読書感想文は必要なの!
まずはこの疑問ですね。
なぜ小学1年生にまで読書感想文を書かせる必要があるのか?
ウチの娘は小学校に入るまで、ひらがなも十分に読めませんでした。
なので小学1年生の夏休みの宿題にいきなり読書感想文が入っていてビックリしました。
子どもに聞いても「授業で読書感想文の書き方は習っていないよ!」と言うではありませんか!
「学校に乗り込んで行って担任に真意を問いたい!」とも考えましたが、「モンスターペアレンツ!」と言われたら嫌だなと思って止めました。
そこから色々体験を積みました。
長男や次男の時は話しやすい担任だったので思い切って疑問をぶつけてみたり、知り合いの教員に聞いてみたりしました。
その子どもたちももう高校生になりました。
そして当の子どもたちとも話しをして至った結論がこれです。
読書感想文は書いても書かなくても良い!
学校によっても差はあると思いますが、少なくともウチの小学校では書かなくても大丈夫でした。
自由研究、自由工作、絵画などに読書感想文も含まれていて、その中から自分の好きなのを選んでやりなさいというものでした。
だからウチの子どもたちも読書感想文は書いたり書かなかったりでした。
さらにウチでは「宿題は先生と子どもとの契約である!」という考え方を持っていて、宿題をして行こうがしないで行こうが子どもに任せました。
宿題をしないで学校に行って怒られたら、自ら進んでするようになるだろうと考えたんです。
幸いにも学校から「親がきちんと見てくれないと困ります!」と言われたことは一度もありません。
先生側も「だいたいやってくれたらOK!」というような感じの先生が多かったです。
先生側も色々な考えの方がいらっしゃって、私をうならせた女の先生がこんなことをおっしゃいました。
「『読書感想文が思い浮かばない!』と言うのも貴重な体験なんです!」
なるほど!
感想文を上手に書けることだけが大切なのではなくて『書けなかった体験』もそれと同じくらい大切だと言うのです。
だから書けなかったからと言って怒ったりされなかったんですね。
『読書感想文が書けなかった!』というのもまた貴重な体験である!
小学生の読書感想文を親が手伝っても良いの?
次の問題は『親が小学生の夏休みの宿題を手伝って良いのか?』ということです。
あなたはどう思いますか?
これも先生方でだいぶ考えが異なりますので、話しやすい担任の先生ならば、ざっくばらんにお話しを聞いても良いのではないでしょうか!
私も長男の時の担任の先生が面白い考えの先生だったので聞いて見ました。
するとこんな回答が!
どちらでも大丈夫ですよ!
子どもの宿題に親が手を出さないというのはとても大事です。
なぜならば宿題は子ども自身の問題だからです。
自分に与えられた課題を適切に処理していくのは、この先社会に出て行ったときにとても大切なスキルの一つです。
それが初めから上手に出来るはずがありません。
しかし、課題が無ければそのような壁にぶち当たることもありません。
だから私は簡単には越えられない量の宿題を出すようにしています。
でも親が夏休みの宿題を手伝ってあげるというのも大いに結構です。
なぜならばそれがキッカケで親子の触れ合いが生まれたら、それはそれでとても意義のあることだと思うからです。
ですから保護者の皆様はそれぞれのお考えに従って夏休みの宿題を存分に活用していただきたいと思っています。
なるほど、子どもの宿題を親が手伝うことは良いことでも悪いことでもなく、宿題にどうやって向き合っていくかが重要なんですね。
私は、「子どもの宿題は子どもに任せよ!」という考えしかありませんでしたが、この時の担任の先生のお話を聞いてからは「親子の触れ合い」と言う観点で良いと思えるようになりました。
学校で展示された読書感想文を読んで「これはお母さんが手伝ったな!」と思える文章に出会っても「お母さんと楽しい時間が持ててよかったね!」と考えられるようになりました。
小学生の夏休みの読書感想文の書き方はこれ!
小学生の夏休みの宿題の読書感想文の書き方のポイントは次の通りです。
・あらすじを短い文章にまとめること
・自分の体験とからめて書く
【 あらすじを短い文章にまとめること 】
読書感想文に多いのがだらだらとあらすじを書いてしまい、最後に少しだけ感想を書くというもの。
しかしあらすじを短い文章でまとめるだけでも結構難しい作業なんですよ。
もしも上手にあらすじをまとめた子がいたら、それはそれでたいしたものなんです。
だから初めのうちはそういう傾向があると知った上で、長い目で見てあげましょう。
【 自分の体験とからめて書く 】
自分の今までの体験で心に残っていることを本の内容と結びつけて考えられると良いですね。
でもこれも初めから上手く出来るわけではありません。
初めは何も指導しないで、あとから上手な書き方を教えるというのも一つの教育方法だからです。
だって上手に出来ることも大切ですが、失敗することもそれに劣らず大切なことですから。
最初から型にはめて指導するより、自由に書かせてから添削をした方がずっと国語力は付くんですよ。
自分で気付くことの大切さ
私が小学3年生の絵画コンクールでの思い出です。
学校の近くに江戸時代に出来た石造りの橋がありました。
全員その橋の絵を描きました。
私は優秀作品には選ばれなかったんですが、最優秀の絵を見て驚きました。
積み上げた石を一つ一つ丁寧に少しずつ色を変えながら塗っているんです。
「へ~!こんな描き方をしたら最優秀賞になるんだ!」と感心しました。
そして4年生の時に私は全く真似をしてその石橋の絵を描きました。
そしたらなんと私が最優秀賞を取ったんです。
「やった~!」と思いました。
この時に「自分で気付いてやってみて、上手く行ったら本当に嬉しい!」と言う事に気付きました。
いまでもその時の感動を鮮明に覚えています。
まとめ
本日は小学生の夏休みの宿題の読書感想文について皆様の疑問にお答えしました。
「小学1年生が読書感想文なんか本当に書けるの?」 → 書けなくっていいんです!
「親が手伝って良いの?」 → 手伝ってもいいんです!
「読書感想文の書き方は?」 → 自分の体験とからめて書く!
でしたね。
読書感想文に正解も不正解もありません。
正しいやり方なんてのもありません。
つまりは「親のあなた次第!」ってことです。
あなたの教育方針にも正解も不正解もありませんよ。
だからもっと気楽に考えてくださいね。
ちなみにウチの長女は小学1年生の時に夏休みの宿題が終わらなくて深夜2時まで頑張りました。
でも2年生からはギリギリ最終日に間に合わせる術を身に付けましたよ!
これも成長なんですよね!
参考にしてくださいね。