あなた、首を寝違えましたね。
でも、絶対に首をモミモミしてはいけませんよ。
これが症状を悪化させるんです。
これは鉄則なんです。
これさえ守れば、あとは何をやっても大差ないんです。
今日は首を寝違えたときの正しい対処法と痛みを和らげる姿勢や方法についてお話しします。
治すのは薬ではなくてあなたの身体自身が治します。
あなたが出来ることは、それをサポートすることだけ。
私は正しい対処法で、以前の半分の期間で痛みを和らげることが出来るようになりましたよ。
首を寝違えてしまったあなたの参考になれば幸いです。
首を寝違えて痛いときにやってはいけないこと。
朝起きたとき、首に違和感があったら、
絶対に首をモミモミしてはいけません。
これは、ほとんどの人がやってしまう間違いなんです。
特に痛いところを重点的にグリグリしてしまうんですが、これダメです。
あなた、交通事故で大怪我したところをグリグリしますか?
しませんよね。
寝違えはそれと同じなんです。
外見上なんともないけれども、患部は交通事故級のダメージを受けているんです。
だから絶対安静が基本です。
私も若い頃は、すぐに首をモミモミしていました。
それでも1週間くらいで治っていました。
だからそれが正しい対処法だと、ずーっと思っていました。
ところが今から5年ほどまえに、接骨院の先生に教えてもらって、
自分のやり方が間違っていたと、はじめて知ったんです。
今は、首に違和感が出たら絶対安静を守っています。
お陰さまで、ほとんど3日くらいで治りますよ。
医者にもかかりません。
絶対安静を守れば、ほとんどの寝違えは何も心配しなくて大丈夫です。
ただ少しでも早く治したいと思うので、私は次のようなことをやります。
【 全く関係ないところのストレッチをする。 】
痛いところを避けて、それ以外のいろいろな場所のストレッチをします。
寝違えの原因は脇の神経の圧迫らしいですが、素人にはそんなことわかりません。
「痛いところ以外のいろいろな場所」をストレッチしてあげると驚くほど効果があります。
これが気持ちいいんです。
痛いところを外しながらやるんですよ。
痛くないようにするのがポイントです。
【 栄養をシッカリ取る 】
これは体の中から治すってことです。
あなたの体は、寝違えを治そうとあらゆる機能と細胞たちを総動員しています。
出来るだけシッカリと食事をして、頑張っている細胞たちの後方支援をします。
寝違えを治すのは、あなたではありません。
あなたの体の中にいる細胞たちなんです。
私は食事の他に補助的に葛根湯と栄養ドリンクを飲みます。
葛根湯と栄養ドリンクは筋肉痛をやわらげる効果があります。
運動会の後にもこれは効きますよ。
【 本を読む 】
これは気分転換をしろと言う提案です。
首のことばかりに気を取られているとしんどいので、気分転換に本を読んでください。
テレビは首の角度がよくありません。
首をあげられないので、上目遣いになってかえって苦しいです。
読書なら、下を向きますから首も痛くなくてちょうどいいんです。
あっ、ノートブックのパソコンなら角度的に大丈夫ですね。
そのあたりは臨機応変にどうぞ。
首の寝違えを治すにはどうしたら良いか?
首の寝違えの痛みを治すには、痛くない動きを見つけることが大事です。l
寝違えると、48時間はとにかく痛いんです。
座っていても痛いし、寝ていても痛い。
ご飯を食べても痛いし、ツバを飲み込むのも痛い。
「もう、いい加減にしろよ!」というくらい痛いです。
ここは冷静になって、首をかばう動きを見つけてください。
首全体が痛いのではなくて、ほんの一部分が痛いだけなんです。
ギブスみたいに、頭と体を固定出来れば楽ですが、あなたの家に首のギブスはないですよね。
ここで私のやり方をお話します。
【 寝るときと、上体を起こすとき 】
横になるときは、後頭部を手で押さえながらだと少し楽です。
初日と2日目の夜まで痛いのでなるべく寝返りをしたくありません。
なので後頭部を手で押さえながら仰向(あおむ)けに寝ます。
すると寝返りをせずに、そのままの姿勢で寝ることが出来ます。
反対に起き上がるときも手で後頭部を押さえながら上体を起こすと、痛みも少なくムダな動きがなくていいですね。
【 寝返りのやり方 】
右の首が痛いときは、右側を下にして寝ると痛みが楽になります。
といっても痛いんですけどね。
反対側よりは、ちょっとましな程度です。
なので、仰向けの姿勢でしんどくなったら右側を下にします。
この時も後頭部を手で押さえながらすると、痛みが楽になります。
【 ツバを吐くとき 】
ツバはなるべく吐き出すようにします。
飲み込むと痛いです。
吐き出せないときは、身体を左に傾けながらだと痛みが少ないです。
寝ているときはツバを吐くための動きそのものが出来ないので動かずに飲み込みます。
この時も後頭部を手で押さえながら飲み込むと少し楽ですよ。
私はいつも同じところを痛めるみたいで、一度見つけた痛くない動きや姿勢は、その後いつも使えます。
あなたもいろいろ試して痛くない動きや姿勢を見つけてくださいね。
首の寝違えはいつまで続くの?
私の経験から言うと、発生から12時間前後が最も痛いです。
発生直後はそうでもないんですが、ジワジワと痛みが増してきます。
その日の夕方から寝るまでの間が、一番しんどい時間帯です。
ジッとしていても、ズキズキ脈を打つような痛みがあります。
この時間を頑張って乗り越えて下さいね。
ここさえ乗り越えたら、あとは緩やかに痛みが引いて行きます。
2日目はズキズキと脈を打つような痛みこそなくなりますが、それでもまだまだ痛いです。
顔をあげることが出来ないので、歩くとき上目遣いになります。
顔を横に向けることも出来ません。
ストレッチをして葛根湯と栄養ドリンクも飲みます。
3日目はだいぶ楽になります。
朝起きるときに後頭部を手で押さえなくても起きることが出来るようになります。
左右に45度づつ90度の範囲で首が動くようになります。
でも無理してはいけません。
ストレッチも続けてください。
葛根湯と栄養ドリンクも念のため飲んでます。
4日目は普通の生活が出来るようになります。
痛みから解放されて、元気なことの喜びを感じられます。
首の上下運動は難なく出来るようになっていますが、左右の動きがまだまだです。
完全に左右の痛みがなくなるのは、私の場合は2週間かかります。
このように、痛みのピークは発生後12時間で、そのあとゆるやかに弱くなっていきます。
まとめ
寝違えたときのコツは、絶対安静です。
48時間を越えると楽になります。
それまでの辛抱です。
身体自体が炎症部分を治してくれます。
あなたはそのお手伝いをするつもりで、取り組んでみてくださいね。
でもガマン出来ないときは迷わず病院へ行ってくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
寝違えの痛みと闘っているあなたの参考になれば幸いです。